ソウル極貧生活⓫
1年間に失業者数20万人急増 '貧困の悪循環'
所得下位20%世帯 昨年は71.9%の世帯主が失業者と非経済活動人口に該当
1月失業者数122万人は '9年ぶりに最多'...'空きの働き口'も急減'
[日曜ミーナ]失業者数が9年ぶりに最も多く増えた中で、空きの働き口も8年ぶりに最も大きく減って就職機会が急減して韓国の経済が最悪の沈滞状況からさらに悪くなっている。
特に所得下位20%世帯で世帯主が失業者と非経済活動人口に該当する比率が昨年4分期には71.9%になり、前年対比7%も悪くなっていて低所得層が最も打撃が大きい。
経済活動人口調査結果を見れば今年1月の失業者数は122万4千人で1年前より20万4千人も多かった。
2000年(123万2千人)以後失業者数が最も多く増えた。 9年ぶりに最多失業者を記録するほど経済がめちゃくちゃになったわけだ。
前年同月と比較した失業者増加幅は2014年4月20万7千人を記録した後、5年ぶりに最も多かった。
10日、統計庁家計動向調査(所得部門)によれば、所得下位20%世帯で世帯主が失業者と非経済活動人口に該当する比率が昨年4分期71.9%を記録した。
※失業者と非経済活動人口は重複しない
これは1年前(65.0%)より6.9%ポイント増えた数値だ。 同じ標本だとすれば働いていないのが7%も増えたことになる。
定職についていると判断される ”常用職” 比率は2017年4分期4.3%だったが昨年4分期には1.7%になり2.6%ポイント落ちたのだ。
仕事をしなかったり、就職状態を維持したとしても既存より劣悪な働き口に移動するしかなく所得状況も悪化したと推定される。 低所得層が最も打撃が大きいという話だ。
所得主導成長を前に出して最低賃金の急激な引き上げ、など分配政策を行ったムン・ジェイン政府はかえって低所得層に'貧困の悪循環'と'富めば益々富を作り、貧は益々貧になる'現象をさらに深化させた結果を産んだ。 政府政策の根本的変化とともに骨を削る革新に出なければならないという指摘が出る。
(ソウル/みそっち)
今朝のツボは、”所得下位20%世帯で世帯主が失業者と非経済活動人口に該当する比率が昨年4分期には71.9%で...” というところです。
つまり働いてないってことですよ。
所得下位20%世帯っていうのは何でしょうか?
お給料の多い順に100人を並べて、後ろから20人までを所得下位20%と呼ぶ。これでイイんでしょうね。 そうすると5千万人の人口ですからおよそ1千万人かな?...
ではありません。世帯数は総人口じゃないですからね。まぁ韓国じゃ一人世帯もかなり多いですけど、世帯っていうのはケータイの督促状が届く家庭数って感じですね。
※人口住宅総調査で世帯(家口)とは、1人または2人以上が集まって炊事、就寝など、生計を共にする生活単位を意味する。ちなみに世帯数という言い方がニホン式なので家口数と言い換えたいらしい
韓国の世帯数はおよそ2,200万世帯だそうです。ですから所得下位20%とは440万世帯。つまり世帯主は440万人ですね。 そのうちの71.9%が失業者か非経済活動人口ってことです。
そりゃあ働いてないんですから所得下位なのは当然です。
んでもね、考試院に住む学生や日割り長屋に住むお年寄りも1世帯と考えると、彼らはお仕事してなくてもいいんですから、単なる統計のアヤであるかもしれません。
考試院の学生には帰省する実家がありますから抜いちゃえ。とかね。
いえいえ考試院とは名ばかりで、居住者のおよそ20%程度だけが学生で、のこりはイイ大人ばかりなんですよ。
そういうのが一人で暮らしているのは世帯ですが、これを世帯に勘定しちゃうと、今度は世帯当たりの居住面積ってところで、ソウルの居住環境はとても劣悪な結果になるしかないですよね。そこで、世帯当たりの居住面積のほうは、世帯のカタチを為しているところに限定するなんてことをやりはじめますよ。(2人以上世帯とかね)
※国土部の調査対象では世帯数のカウントから長屋や考試院、ビニールハウスのような「家でない家」(非住宅)が抜けている。
ほら勘定が合わないでしょ。 イイんです そうやって朝鮮時代は500年も続いたんですから。