大型船の錨をぶら下げる鎖は輸入品
いかりをぶら下げるクサリを作る韓国で唯一の企業として知られる有名企業
あの韓国最大の斜張橋のワイヤーを作ろうとして輸入品を使うしかなかった事情
[朝からミーナ]韓国人が誇りとしている韓国最大の大型戦闘艦といえば ”強襲揚陸艦” に分類されがち独島艦(LPH-6111)と2番艦の何とかだ。(タブンナ)
これらの船が完成する上で欠かせないのが錨(アンカー)であり、鎖(チェーン)である。(ほかにもいろいろある。)
このアンカーとチェーンをハングルでGoogle画像検索すると上がってきたのがこれらの画像だ。
筆頭にはAlibabaとあるからもちろん中国製品の通販であり、2番目にあるのは蔚山に工場のある大光企業(株)、以下中国製品ばかりが出てくる。
この大光企業(株)は慶州にも工場を持ち巨済や昌原に出張所を持つワイヤーやチェーンの専業メーカーだと知られている。 ※中国にも支社があるようです。
大光企業(株)のHPから借りてきた写真。なるほど自社製のチェーンを作っているのかと錯覚させる写真だが、
ありゃ、中国製の写真パクっただけかいっ ってことで大光企業(株)って
企業名 大光企業(株) 代表者名 巻誠実
業種 その他の製造業
事業内容 ワイヤーロープと鎖、荷役製品
企業形態 株式会社、輸出入企業
社員数 50人(2010年基準)
企業形態株式会社、輸出入企業 ああ買ってくる式のビジネスなんですね。
(ソウル/みそっち)
というわけで、船の錨をぶら下げる鎖なんですが、韓国では取り扱い企業はありますが、そこでは生産していません。中国から買ってくる式ですね。
ところで中国産の大型鎖が市場で取引きされるようになったのは今世紀になってからでした。ちょうど中国の造船業が台頭してきた当時では中国でも輸入していたわけです。それよりちょっとだけ前に造船業が活況だった韓国では、そういう産業はまったく見向きもされずに買ってくる式で組み立ててきたわけです。
ってことで、2005年の進水式だった冒頭の独島艦ですが、あれの錨の鎖はニホン製だという噂です。