サムスン電子、中国の天津携帯電話工場年末撤退
かつては中国のスマートフォン市場の20%をしめていたサムソン電子だったが
今後はインド、ベトナムなどの安物が売れる新興市場に力を集中
[ソウルミーナ]中国製スマートフォンの攻勢に中国市場で不振を奮わずにいるサムスン電子が、中国天津から撤退する。
サムスン電子は12日、中国天津の携帯電話工場の稼動を今月末に中止することにしたと、このような方針を従業員に説明しました。
サムスン電子は、天津と広東省恵州で携帯電話を生産してきた。天津工場は主に輸出向けスマートフォンだけを担当してきた。
今回の撤退の決定は、中国製のスマートフォン市場が活気づき、サムスンだけが中国でのスマートフォン事業が不振の中で、インド、ベトナムなどの新興市場に力を集中するためのものと把握される。
市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、サムスン電子の今年第3四半期の中国でのスマートフォン市場シェアは0.7%(70万台)にまで低下したことが明らかになった。
韓国サムスン電子はこれまで、プレミアム級スマートフォンが中国市場では売れないと判断して普及価格帯製品のみを中国市場に展開してきたが、中国企業の製品開発能力が飛躍的に向上して普及価格帯のプレミアム級スマートフォンを次々と発表するなども重なり、2013年には中国市場で20%をしめていたサムソン社製品が急激にそっぽを向かれる形になったわけだ。
最近では韓国政府と関係機関が中国との雪解けムードから外交部に ”特ア局” を設置する動きがあるが、ロッテ百貨店に続き、現代車の中国工場閉鎖に、サムスン電子までもが中国市場から撤退することが決まると、証券界でもあきらめムードが出てきている。
サムスン電子は、人件費が中国より手頃なベトナム、インドに生産拠点を移していく。サムスン電子は、全体の携帯電話の半分ほどをベトナムで生産しており、今年のインドのイダに、世界最大規模のスマートフォン工場を完工した。中国では先月初めてODM(製造業者の開発生産)方式の低価格携帯電話ギャラクシーA6sを発表した。
(ソウル/みそっち)
中国市場からはロッテ百貨店が撤退し、現代自動車は中国工場一斉稼働停止で、今回のサムスン撤退となったわけです。どれもこれも中国の関係機関が ”認証” という社会的ルールを韓国企業に適用したところ、耐えきれなくなって逃げだしたというものでした。
ここまでだけを見ていると相当ヤバそうみたいなイメージですよね。もう少し詳しく説明すると。
ロッテ百貨店は100以上あったすべての店舗で単なる消火設備の点検に応じることが出来ず撤退。現在ロッテ百貨店の名前はあるものの韓国色一掃。
現代自動車は地元企業への支払いが韓国式不払いだったため中国当局から稼働停止命令が出て一時閉鎖が去年のハナシ。
サムスン電子は電波認証で後れを取り、中国市場でのプレミアム級スマートフォン戦略で大失態というわけで、韓国の御三家ともいうものがすべてつまずいたカタチになりました。
実はそれ以前にもSTX造船大連は捨て値で大連市へ、深センにあった韓進海運のコンテナヤードは現代海運に引き継がれることなく現地でうやむやになったりしているのです。
現代自動車がニホンから撤退したのは2010年でしたが、販売低迷で業務を縮小してゆく姿をを間近に見た人によれば、「ショールームにクルマが無くなり店員の姿が消えるといつのまにか屋上の看板が外され何の前触れもなく無くなった」ということです。 今では跡形もなく道路になっていますよ
▲現代自動車虎ノ門ショールーム(2004年頃)
▲閉店直後のようす 虎ノ門二丁目交差点にあった
▲今は築地虎ノ門トンネルの開通で広い道の一部になっている
ってことでね、NNビルってとこは上部階はセットバックしてるんですが、斜めの広い道路の無かったころは1~2階部分が張り出していたのですね。つまり期限付きの取り壊し確定物件だったわけですよ。 今ではたしかスピード印刷の会社が入っていて盛業中ですね。(シラン)