韓国は宅配もひどいよ

［ソウルミーナ］#ソウルに住む会社員のイ氏(31)氏は、秋夕の連休期間、故郷へ帰って、両親から意外な物語を聞いて腹が立った。

旧正月連休当時、会社の仕事のために故郷に帰郷できなかったイ氏は、両親にプレゼントで芋の箱を送ったが、そのうち半分以上が腐った状態で配達された事実を遅れ馳せながら知ったのだ。

イ氏は当時、両親がすまない気持ちに息子に何の話もしなかったことを聞いて、さら気に障った。 しかし、交換や払い戻しなど補償を要求するにはもう遅すぎた後だった。

#、京畿道華城市に住む主婦のファン某(48・女)さんは、秋夕を数日後に控えて荒唐無稽な経験をした。 夫の取引先から梨一箱を宅配会社を通じてプレゼントで受けたが、その中に入っていた梨が8つ共腐っていたのだ。

ファン氏は、補償を受けるために梨を送った農家に直接電話をかけたが、"'特上'を送った。 腐った梨を送るはずがないじゃないか"という回答が戻ってきており、宅配業者は、秋夕連休の業務量が殺到したせいか電話がつながらなかった。

ファン氏は"秋夕プレゼントだと思って、嬉しい気持ちで宅配を受けたが、結果的に生ゴミを受けたことと同じ"と"生ごみを処理するにはお金が手にし、梨のような場合、水が多くて処理することがより一層困難だ"と怒りをあらわにした。

このように、秋夕を控えての配送物量が急増し、破損や紛失など関連被害も増えている。 特に、今回の秋夕連休を控え、全国主要都市の昼の最高気温が24~29度前後まで上がるなど夏の天気を見せ、腐った食べ物物が配達される場合が多かった。

実際、韓国消費者院は郵便関連の被害相談件数が毎年一万件以上受け付けられている。 2012年は1万662件、2013年にも1万5100件、2014年には1万4000件も寄せられた。 今年も先月まで7000件あまりが寄せられた。 配送物品が破損されたり、紛失されたという比率が全体の80%を占める。

宅配便関連の被害は絶えず発生しているが、交換や払い戻しなど、賠償訴訟手続きは複雑だ。 約束された配送日が遅延され被害を受けた場合、運送状に記載された物品の値段などによって一部の賠償を受けることができるが、破損や紛失の場合、責任所在を明確にするのが容易でないためだ。

専門家たちは、最初に信じるだけの業者に商品を注文することを勧める。 注文する時には注意する事項などを必ず熟知して、配達された商品は配送員がいるところで直接開封・確認することが良い。 宅配送状にも直接署名した後、保管するのがいい。

もし破損や紛失など実際の被害を被ったとして写真を撮って送り状など証拠資料を最大限に確保しなければならない。 注文明細書と入金領収書などもよく保管しておかなければならない。 食べ物が腐った場合にはすぐに返品を要求して、事故の受付をした方が良い。消費者相談センター、韓国消費者院など関連機関と団体に助けを要請するのもいい方法だ。

韓国消費者連盟のある関係者は"宅配ボックスを開いたけど腐った食べ物が盛り込まれていたという内容の相談件数が多い"、"被害を受けた消費者は悔しいが、補償を受けるのは簡単ではない"と話した。

同関係者は"品物を買う際に直接確認できたら良いだろうが、そうまでできないため、当初から信じるだけの業者に注文するのがいい"、"被害を被ったとして写真を撮って証拠を残しておくべき、できるだけ早いうちに事故の受付をしなければならない"と付け加えた。

（翻訳：みそっち）

宅配テロというものです、韓国では一般的なことなんですよね。宅配の人にエレベーターの使用を禁止したりするお国柄ですし、かわりに荷物を受け取ってくれるアパートの管理人っていうのが安い給料でいくらでもなり手がいるので質が悪いんです。

運んでくれるひともお年寄りばかりですからね評判悪いですよ

ソウルは地下鉄やタクシー代が安いですよ、タクシー運転手のお給料は高くないっていうのもあるんですが”一般的な会社勤めのひとの半額程度”というのがお給料のようですね。※韓国の一般的な企業というのがどのくらいなのかわからないですが勤労者の20％台が100万ウォン以下だという話です

さて地下鉄やバスも運賃が安いのですがとくに地下鉄は65歳以上が無料ですね。乗り放題なんです。そうなるとそれを利用しない手はないですね。

お年寄りに”小荷物”を運ばせるビジネスが存在しています。地下鉄で行ける範囲の向こう側へは徒歩で移動ですけどね。とにかくお年寄りが余ってますから人件費は安く。交通費は無料ってことですね

祝日控えた70代'シルバークイック、’シム･メンス氏の疲れる一日

［泥濘のミーナ］旧正月連休を5日控えた13日午前7時、ソウル中区乙支路3街の印刷所路地。'シルバークイック員'(地下鉄老人、宅配員)シム･メンス(74・ソウル江北区)氏は印刷所を回りながら200冊余りのパンフレットを20ℓの'バックパック'に入れた。 決して軽くない重量だが、シムさんは軽い気合いとともに背負った。

昨年9月に買ったかばんはすでに何回も使い込まれた跡があった。 "一銭でもさらに儲けたいなら、早く動かなければならないよ。 孫たちにあげるお年玉をまだ得てなかったんだ。"シムさんは歩みを早めた。

シムさんは中区乙支路4街駅 の路地にいる宅配会社'銃弾よりも早い宅配便'の経歴2年目、宅配員だ。 'シルバークィック'とは地下鉄を無料で乗ることができる満65歳以上の老人たちが地下鉄を利用して比較的軽い物を注文受けた当日に直接配送することで、10年余り前、老人雇用創出のレベルで開始された。

同日、シムさんは午前11時まで地下鉄1・2号線と盆唐線などを乗り継いで、京畿道水原 (スウォン)と城南・盆唐 (ブンダン)の印刷所取引先を行き来しながらパンフレットを届けた。 "この程度なら1万9000ウォン分なるようだが…。"しかし、それでは不足した。 シムさんは"最近、3~4年間、故郷である江陵 (カンヌン)に墓参りも行けなくて今度は必ず行こうとしたが、回向費用と交通費を考えると、今年も行けそうにない"とうつむいた。

普段は、午前9時~午後7時まで働けば一日2万ウォン程度を稼いでいる。 1日間稼いだりした宅配料金から手数料15%を差し引いた金額が、シム氏の稼ぎだ。 このようにしてようやく、1ヵ月で50万ウォン余り手に入れることになる。

彼は基礎年金を受けるが、99平方メートル(30坪)に保証金住宅で妻(69)、娘と一緒に暮らしながら生活費と公課金などを払った後、残るお金があまりないとした。 40年間のタクシー・バスの運転手の生活を辞めた後、休みたい気持ちはやまやまただが、仕方なく仕事に出た。

午後2時ごろもうひとつ仕事が入ってきた。 九老デジタル団地駅 (2号線)近くの縫製工場で青いジャケット4着を受けとって東大門ショッピングモールの売り場に運ぶ仕事だ。 シムさんは地下鉄駅に向かった。

彼は"バスを乗らずに地下鉄だけで行ける場所でよかった"と話した。 一銭でも節約しようというのだ。 お昼もコンビニでカップラーメンだけで済ました。 たまにご飯を買って食べても3000ウォンを越えないのが原則だ。

どんなに歩き回ったのか、シム氏の夏向けの運動靴は裏がすっかりすり減った。 "いたずらに中国産の買って足が痛い。お金貯めたら私も'メーカー運動靴'を買うよ。 あはは。"

 

東大門ショッピングモールに移動中だった午後3時に事務室からかかってきた電話がまた泣かせた。 配送を終え次第、永登浦区大林洞 から安山(アンサン)に行って携帯電話を配達しなければならないという'吉報'だ。 "今日は運の良い日だね。"午前までも'旧正月'がないと泣き面だった彼だ。 "同僚が孫たちに渡すお年玉を新札に変えてきたと自慢したよ。それで私の財布を見ましたが、万ウォンの2枚しかなかったよ。"