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浸水にソウル地下の放水路は閉まったまま

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1400億、ソウル雨水貯蔵庫、大雨時に役立たず

2010年のソウル大水害がきっかけで作られた巨大地下雨水貯留槽
常習浸水防止のため作ったが、市"雨いきなり来て稼動できず、今年も水の海



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[朝からミーナ]ソウル市が浸水被害を防ぐとして、新たに作ったり、整備した施設が、最近の大雨に本来の機能をしなかったことが分かった。 一部は、最初から稼動することすらできなかった。 市で最初に設計を間違ったり、対応が未熟で、税金1400億ウォンが入った施設が事実上無用の長物になったという指摘だ。

市は今回の大雨にも準備しておいた新月雨水貯留排水施設を稼動していないことが4日、確認された。 新月雨水貯留排水施設は浸水が多いソウル陽川区(ヤンチョング)と江西(カンソ)区の被害を防ぐため、市で、この2013年に着工した。 工事には予算1380億ウォンが投入された。 地下に4.7キロ長さのトンネルをつくって下水管路から雨水を受けて出す方式だ。 施設は昨年7月の臨時の稼動を開始した。 陽川区(ヤンチョング)と江西(カンソ)区全域、下水で来て連結されており、時間当たり65~75ミリの雨水をあふれないように処理することができる。 

市は台風19号ソーリックに大雨が予想された先月23日'浸水被害が発生するほどの降水が続けば、施設を稼動する'と明らかにした。


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しかし、実際の豪雨が降った先月28日午後、陽川区(ヤンチョング)と江西(カンソ)区一帯は水浸しになった。 陽川区は新月5洞を中心に時間当たり最大50ミリを上回る大雨が降り、住宅と商店街156戸が浸水した。 陽川区(ヤンチョング)によると、復旧支援金に1億5000万ウォンが入った。 江西区も一時間ぶりに大雨65ミリが降り、150余世帯が浸水被害を受けた。

本紙の取材結果、二ヵ所に降った雨は新月雨水貯留排水施設の最大収容能力より少ない量だった。 数年間、莫大な血税を投じた施設を作っておいても全然使うことができず、被害を被ったわけだ。 これに対して市関係者は "状況を判断して施設の稼動の有無を決定する過程で時間が遅れた" と説明した。 28日、豪雨は午後7時30分ごろから1時間、ソウルに集中された。 気象庁は7時40分、ソウル地域に豪雨特報を下した。 気象庁の特別補佐官の発令から、集中豪雨が頻繁に発生するまで40~50分の時間があったが、結局、排水施設が稼動されていないことだ。 下水管路を開放するには3~4分しかかからない。

市では気象庁の予報が不十分なせいもあると主張した。 市の関係者は"気象庁で予備特報も出していないのに突然雨が降り、ゴールデンタイム(事故発生後の対処が行われなければならない最大時間)を逃した"、"陽川・江西地域の状況が把握された後は、すでに雨が消え始めていて稼動しなかった"と話した。 李ヨンジュ、ソウル市立大学消防防災学科の教授は"排水施設はいつどんな時に突然大雨が降っても迅速に稼働できるように運営主体の速やかな判断が必要だ"とした。

(ソウル/みそっち)



水があふれたんですよ、その対策は5年かけて完成していたそうなんですが、もちろんただの一度も役に立ったことはありません。水路を作っても水が流れたことが無いんです。

大雨が降ったことはもちろんおなじみの日帝の責任(ソウナノカ)ですが、その予想が当たらなかった韓国の気象台が悪いと噛み付いているわけです。それに対して気象台は『NHKの予報では言ってなかった』 みたいなことを言い出しているわけで、 いえいえ韓国の気象データっていうのは 『今降っている』 というのすら適宜に発表できないのです。雨が降って道にあふれて中継が繋がってみるとそれを見てから過去の予報を出すということをやっています。

ニホンだとアメダスっていうのがありますよね、全国に碁盤の目のように降雨計が設置されていてリアルタイムでどのくらいなのかが毎時更新されています。韓国にも似たようなのがあるんですが、あんまり稼動してないんですね。データが1日分まとめて送られるなんてところもあるのです。(ソウル市内だよ)


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降雨計といえば水フォーラムコント2015でもおなじみの自激漏って言うのが韓国ではご自慢なんですが、これは韓国の気象台がロクでもない予報を出す時に引き合いに出されがちな世界水準の発明品なんだそうですよ。

自激漏(じげきろう)2015は、1434年に中世李氏朝鮮の科学者、蒋英実が作った水時計からモチーフを得たものである。 それまでの水時計から受水壺に溜まった水の量を浮箭を用いて目視する過程を自動化し、綱引きに応じて自動人形が鐘を打ち、十二支を表す人形が鳩時計のようにどうにかなるつもりで外注先に発注されたカラクリである。

いえいえソウルの降雨計のハナシに戻りますが、降雨計を設置し、保守・管理する公務員にはそれぞれの成績が比較される採点基準が存在しています。採点があるわけですから成績が良いほうがイイんですよね。   さて、雨は被害を与えるものですから少ないほうがイイと考える公務員もいて、降雨計のデータをわざわざ改ざんするのだそうです。(ナニソレ)

つまり降雨量を少なく報告するのです。正しい数字を上に上げるなんてことは金輪際やらないように昔から決まっているわけですよ。そういう公務員ばかりなので、データがまとまる頃にはもうどーでもいい数字になっているのです。 
単なる気象公務員でこのくらいですから、貧困家庭の割合、あるいは軒数といったものが集計される段階では最初の数字から除外される貧困層がきちんと存在します。家計負債がどのくらいあるのかを調べる時に、金融機関の発表を合算するわけですが、金融機関に含まれない金貸し稼業は最初から統計に含めないですよ。そいうことです。

少ないほうがイイものは少なく。多いほうがイイものは多く集計するのが ”韓国型思考”なのです。 光化門広場のろうそくデモには主催者側発表50万人、警察の発表7万人っていうのがありました。鳥インフルエンザでは発生からすぐに100万羽を処分でしたがそれから1週間経っても総数は130万羽だったりするのです。初期対策は万全だけど、感染は意外と少なかったみたいなことにしたがるわけです。 なにもかもその調子なので、雨が降って地上が水没しても地下の排水路は建設の段階ですでに公務員が美味しく頂いたことで業務が完了しているのでそれが機能することなど不要ってことなんですよ。(スゴイナ)


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