自己責任がない韓国④
龍山自然崩壊鑑識 賃貸者の抗議で一時対立
賃貸者 "まずはウリに被害補償対策を講じなければ"
近所の工事の2年前から崩壊の前兆があって区役所に苦情を 何度も苦情を (ホンキカ)
[ソウルミーナ]去る3日昼ごろに起きた龍山4階建て雑居ビルの崩壊事故に対して、当局が7日、2回目の合同鑑識を始めた中、なにもかも失った賃貸者がこれを阻止して一時、いざこざが起こった。
警察と消防当局、国立科学捜査研究院(国科捜)などで構成された合同鑑識班は、同日正午から崩壊現場で2次の鑑識作業を開始した。
また事故現場の床を洗浄して内部の柱の形と沈下形態の検査することにし建物の構造を明らかにするため、建物の残骸の上でレーザースキャナーと散水車、掘削機を動員して鑑識を行った。 建物の構造を知ることが崩壊の原因を究明するのに必要なためだ。 また、建物の部材などの残骸を回収して建物の強度を測定する作業を並行した。
同日、作業は、建物が建っていた場所の残がいをすべて撤去、柱が立っていた場所などを綿密にチェックする方式で行われた。 この過程を通じて崩れる前の建物図面を再構成して建物の崩壊原因を追跡する計画だ。 ソウル市では地表透過レーダー(GPR)を利用して、土中の構造を探査する作業も繰り広げた。
鑑識班が作業を開始する過程で、一部のテナントからは、"どのように鑑識するかも教えてくれず、ショベルカーで土地を掘ってはならない"、"責任ある関係者から対策を全く聞けなかったのに、ショベルカーを突きつけるのはどうするか"、"誰か一人死んでいく姿を見てこそ、解決されるのか"などの発言をし、激しい反応を見せた。
テナントらは、幸い、人命被害はなかったが、一日で職場と財産を失ったとし、区役所と建物主などに対策を要求している。 特に苦情を提起したにもかかわらず、区役所側が安全診断をまともに行わなかったとして責任を負って予防策や改善策を打ち出すことを促した。
これらは、要求事項を伝達するため、同日午後にも、区役所を抗議訪問する計画だ。
チョン氏の母親のパク某(60・女)さんは、"区役所に建物が安全かどうか確認してほしいという請願を入れたが、役立たなかった"、"危険を感知して積極的な措置を取ってくれたならこんなに危険にさらされておらず、私の全ての財産を失われなかっただろう"と訴えた。
パク氏は "私たちの建物のちょうど前10m距離では、地下5階、地上43階建ての大規模工事をしている"、"暁星(ヒョソン)建設は周辺の零細商人の安全や老朽化した建物の状態を考慮し、地盤の安全を十分に確認して工事を行っているのか疑問"と話した。
一方、警察は建物所有者と賃貸者、区役所の関係者などを参考人と呼んで建物の崩壊原因などについて幅広く調べている。 最近、建物の補修工事をした業者や人と近くの工事場の関係者も調査対象に含まれた。
建物の持ち主と賃貸者たちは、当該建物の外壁で亀裂が発見されて、5月末に臨時方便として修理をしたと明らかにした。
警察関係者は"現在、崩壊原因が明確でなく、関係者の疑いの有無を論じる段階ではない"とし" 何らかの結果が出た後に、関係者らに対する身分変化するかどうかを判断する"と明らかにした。
区役所側によれば、当該建物は2006に年都市環境整備事業の対象に選定され、撤去予定だったが、12年間先送りされてきた。
(ソウル/みそっち)
ってことで、現場の鑑識がほぼ終わったんですが、テナントだったひとはそれじゃおさまらないってわけで癇癪を起しているのです。これはもう韓国の国民病ですからそれを取材するほうもうっかりテナントにも責任があるようなことを書くと総攻撃を受けるわけで、被害者様の代弁に徹するように出来上がっています。
この自然倒壊は6.13地方選挙でも争点になっていて、再選をねらう現職の龍山区庁長と、公式の謝罪と退陣を要求する新人の一騎打ちが舌戦を繰り広げています。
まぁあの界隈に残った雑居ビルの住人が、あわよくば43階建ての住商複合ビルの一室を賠償として受け取り集団移住したいというこころつもりもあるのでしょうね。