天安艦沈没に彼の関連性は断言できない?
北朝鮮、平昌五輪閉会式に高官派遣 韓国大統領と会談のお相手は天安艦爆沈犯?
単独座礁沈没事故の天安艦46勇士遺族協議会は光化門広場で反対集会
[ソウルミーナ]平昌五輪閉会式に北朝鮮高官がやってくる人物に韓国内が緊張している。平昌冬季オリンピックの閉会式に北朝鮮高官代表団を率いて来るキム・ヨンチョル労働党中央委員会副委員長は、天安艦爆沈の主犯としてこれまで韓国で知られてきた人物である。
ところが国家情報院は23日、金英徹(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長が天安艦沈没の背後かについて "推測は可能だが、明確に金英徹(キム・ヨンチョル)が指示したことはない" という立場を明らかにしたという。
国情院・金痒均対北朝鮮担当第2次長は同日、国会情報委が開催した懇談会に出席してこのような立場を明らかにしたと情報委員長である自由韓国党の姜碩鎬議員が記者会見で明らかにした。
続いて韓国政府も天安艦沈没は北朝鮮の挑発しながらも、金英徹(キム・ヨンチョル)の関連性は断言できないとして、統一部は、今日(23日)午前、配布した資料で、”天安艦沈没は北朝鮮の明白な軍事的挑発であり、当時、金英徹(キム・ヨンチョル)が偵察総局長を務めていたことも事実だが、天安艦沈没事件を主導した人物が誰なのか特定するには限界があり、金英徹(キム・ヨンチョル)の関連性も断言は難しい” と明らかにしている。
▲キタ朝鮮では帽子のサイズで序列が決まる事で知られている
今回韓国訪問するキムヨンチョルの帽子は最大サイズらしい
天安艦遺族は24日、大統領府を糾弾する記者会見を開くことにした。また天安艦46勇士遺族協議会は24日午後、光化門で天安艦爆沈の背後に知られているキム・ヨンチョルが韓国に足をかけてはならないという家族の意味が盛られると述べた。
なぜ今さら天安艦の遺族が出てくるのか
2010年に起こった天安艦事件では、遺族は階級に応じて、少なくとも7億5000万ウォンから最大9億1000万ウォンまで受けた。このうち、国民寄付などを除いた税金は2億〜3億6000万ウォンだった。しかし、セヲル号遺族と天安艦遺族が受けた賠償金を単純比較することは困難である。天安艦遺族は年金が支給され、政府支援額も「功労者補償」に基づいて支給されるからである。
国防部による「国防懸案報告」を見ると、天安艦の犠牲者に対する補償金は、死亡原因が殉職(事故死)か戦死(外部からの攻撃による死亡)かによって違いが見られる。職業軍人(全員副士官)は殉職のときの階級に応じて、1億4100万〜2億4700万ウォンの一時金が支給される。これは政府補償金3900万〜1億4500万ウォンとカスタマイズ福祉保険金1億ウォン、軍人共済会慰労金200万ウォンを加えた金額である。戦死として処理されると、政府補償金が2億200万〜2億5600万ウォンに増え、一時金総額も3億400万〜3億5800万ウォンに増額される。兵士は保険金と見舞金なしに政府補償金だけ支給される。
(ソウル/みそっち)
まず2010年の天安艦沈没事故ですが、これの沈没原因が断定されたわけじゃないんですね。(キッパリ)
通常知られているような魚雷の爆発(火薬)の痕跡が、船体の痕跡や乗員の証言からも、ひとつも無いところから世界初の『バブルジェット』型爆発だったと結論されていました。その魚雷は全世界のどこにも存在しない音響追尾式近接信管+無火薬という訳のわからない代物だと知られています。(型番まで披露してたよ)
つまり単独座礁沈没事故である可能性がありそうで、それでも当時の南北関係から犯人をでっち上げる必要があって『魚雷の残骸』のようなものを発見してそこにハングルが書かれていたというのが唯一の証拠だということなんですね。
あのころ盛んに行われていた韓米合同訓練の継続開催と引き換えに「天安艦沈没原因は韓国政府の判断に一任する」という約束があって、キタ朝鮮の魚雷攻撃だったという報告書にアメリカ側はサインしていないんです。
各国が参加したと言われる合同調査団の名簿では参加していない他国の軍人や存在しない名前が出てきたりして信憑性の無いものとなっていながら、安保理で議題になってしまえば既成事実になるという ”韓国型行動原理” で結論されて、遺族にはこれまでにない礼遇で口封じしてきたのです。
その一方で、当の天安艦生存者は『沈没して泳いだ』という記憶だけがあるというあまりにも情けない天安艦魚雷襲撃事件なんですね。
天安艦の遺族はお金と引き換えに反キタ朝鮮団体として ”天安艦46勇士遺族協議会” が政府からの助成金を受け取り続けられるようになっているわけです。
ってことでびっくりなのが天安艦46勇士遺族協議会ですが、こちらは遺族の方々がそれまでのお仕事をやめて、遺族協議会専属に成りおおせたのです。そのへんの遺族商売は後のセヲル号でも再現されています。
沈没原因を永遠に封じるために遺族協議会を作らせて利用するという方式ですから、韓国枯葉剤友の会とか在郷軍人会のようなものを一つ作ったってわけですね。
すると当然、政府の息のかかった行動をするハズなんですが、キタ朝鮮偵察総局の大物が政府の招きでやってくるっていうのが、自身の所属する団体の存在理念を否定することになりかねないので反対してるわけです。
大統領が代われば、便利に使ってきた団体なんて消し飛んでもイイようなものですが、韓国では、大統領よりも ”被害者様” が上位になるわけで、朴正煕のころに正式に法人化された在郷軍人会も全斗煥の頃までは政府の有力な支持団体だったのがその後、邪魔者になっても今なお存在し続けているっていうのが韓国社会にありがちな複雑なところです。 (韓国型分類では退役軍人は被害者らしい)