牛乳給食の全面施行するという政府

 

　　

　　

　　

［ソウルミーナ］ "3時間目が終わる頃に子供たち一つや二つが牛乳を吐いてしまいます。 それを見てさらに吐いている子供たちも出て教室が修羅場になります。"

中・高校生の牛乳給食率は20～30%台
京畿道華城市のある小学校5年生の担任のチェ某(30)教師は牛乳給食をすると経験するネックを訴えた。 彼女は "消化できなかったり、食べたくなくて何日間も机の引き出しに隠しておいたりもします。 腐った牛乳三四個を一度に捨てる場合が多いです"と付け加えた。
　　
"毎日食べなければならないということに負担を感じて"
政府が牛乳給食を、全ての学校で施行する方針を検討して、一線の学校で'牛乳論争'に火のつく兆しが広がっている。 国政企画諮問委員会によると、教育部は全国の小・中・高校が牛乳給食を施行する方向の学校給食法施行令の改正などを考慮している。 学生たちのカルシウム摂取量を増やす教育福祉レベルの政策だが、一部の学校では実効性に疑問を提起している。
 

現在は牛乳給食するかどうかは各学校で自主的に決定される。 父母と教員、地域専門家らが参加した各学校の学校運営委員会が、保護者らを対象に牛乳給食に対する賛否を問うと、希望する牛乳会社を問うアンケートを経ている。 牛乳給食が決定されると希望する学生たちの数だけ牛乳が配達される。

2015年基準全国の小・中・高校生の牛乳給食率は51.1%だ。 中・高校生は20～30%台だが、小学生は78.2%が牛乳給食を行っている。
 
すべての学校に牛乳給食を実施しても給食で申請しないことはできる。 ただ、現在、給食を実施する学校でも、教育当局の風と異なる現象が現れているという点が指摘されている。 慶尚南道晋州市で小学校6年生担任を受け持っているコン(29)氏は"80%程度が牛乳給食を申し込むが、いざ子供たちは日課時間の中に牛乳を毎日食べなければならないというのを嫌がる。 '学校牛乳は味がない'としまう子供も多く、給食指導が難しい"と吐露した。 実際、大韓給食新聞の昨年のアンケート調査によると、学校の栄養士業務で最も先に除外しなければならないものと牛乳給食管理が上位になった。

※韓国には牛乳に味付き混ぜ物をすると牛乳メーカーが反発する
 

　

カルシウム摂取増やすこと、実効性の論争　"偏食減らすことに、ある程度強制必要"　専門家"白い牛乳忌避する場合は　チーズ・ヨーグルトに変えることも方法"
　
専門家たちは概ね、乳製品を通じたカルシウムなど栄養素摂取を奨励しながらも牛乳給食の拡大効果については意見が分かれた。 ピョ・ヨンヒ誠信(ソンシン)女子大学食品栄養学科の教授は　"牛乳は優秀なタンパク質とカルシウム供給源であるため、不均衡な食習慣を持つ子供たちに学校でも牛乳を補完する必要がある。 特に、青少年期には概ね偏食をするためにある程度の強制をするのもいい方法"と話した。
 
キム・ソヨンと順天郷(スンチョンヒャン)大学食品栄養学科の教授は "韓国人たちにカルシウム摂取が特に不足だというのはもう公然たる事実だ。 これを補充するのに最も良いのが牛乳だ"と話した。 しかし、彼は"白い牛乳を食べない子供たちが多くなるのが現状なら、方法を必ず牛乳だけで探す必要はない。 チーズとヨーグルトなど、子供たちが大好物なもので、牛乳を代替できる"と指摘した。
 

朴正煕がはじめた牛乳給食
牛乳給食は1970年代全国の小学校で始まって80年代中・高校に拡大された。 栄養供給が不十分だった時代に学生たちの健康を保つ、共に酪農産業を奨励する目的もあった。 30～40年前に開始された政策であるため、政策の効用性を点検する必要があるという声が出ているのだ。

チャ・ユンフヮン崇義(スンイ)女子大学食品栄養と教授は "給食をしたら、ある会社の牛乳が一つの学校に一括的に納入されるはずだが、乳製品ブランドが多様化された状況で、子どもらに拒否感を与えかねない"と話した。

※再生乳で有名になったブランドなどは絶対に買わないとするママが多い
 
牛乳給食政策に含まれた低所得層子どもたちに対する福祉の恩恵も議論になっている。 低所得層の学生には畜産発展基金と地方自治体の財源として牛乳が無料支援されるが、これらが通う学校が牛乳給食を選択しなければ支援から外されている。 反面、大部分の学校は、低所得層の学生の立場などを考慮して無償・有償給食を区分せず、給食をするかどうか決めてきた。 ある自治体の給食担当課室課長は"低所得層に対する栄養供給のため、全体学校を牛乳給食対象とすることよりは詩や区庁レベルで新しい方法を探さなければならない"と話した。

　

　
（翻訳/みそっち）

 

シンちゃんだったかの過去カキコに 賞味期限切れの牛乳のハナシがあったかと思いますが、最近でこそ賞味期限の表示が目立つようになりましたが、売れ残りを回収して再ボトルというのは韓国では分かり切ったほど当たり前のことでした。

当たり前のことでしたから〝あたり〟もあったようで、当たらないようにお薬を飲んでから牛乳を飲むなんてことさえあったそうです。売っているほうがそれですから飲む方だって用心深くなるわけですね。

韓国では牛乳はキムチと一緒に出てきます。そうなるとカルシウムの吸収が良くないのです、しかしキムチは欠かせないものであり、牛乳は成長に必要なものというあたりで考え方が拮抗してたりするんです。

さいわいにも牛乳の消費という観点では、兵役中の兵隊には牛乳が出されるのですが、「兵隊になってはじめて牛乳を飲んだ」なんていうのが大勢いるわけです。兵隊生活では残すと叱られるのでムリに飲むと午後の課業で全員ダウンなんてこともよくあったんですよね。（ﾎﾝﾄｶ）