高尺ドーム球場、まばらな観客席 最近は平均で9000人の観客数
WBC 1回戦脱落から急降下した野球人気、景気後退などの影響も
最近は観客も広告も視聴率も... プロ野球「三振」アウト
最近は観客も広告も視聴率も... プロ野球「三振」アウト
[スポーツミーナ]観客の減少、広告市場の悪化、そして視聴率低下。2017韓国プロ野球が向き合った現実だ。「チェスンシルゲート」で触発された国政壟断政治渦とかみ合って5月の大統領選挙、出口のない経済不況が国内最高の人気スポーツであるプロ野球にも暗い影を落とした。2017世界の野球クラシック(WBC)第1ラウンドの早期脱落と微細粉塵の襲撃も少なからず影響を与えた格好だ。
ネクセンの新しい球場人気がわずか1年で消えた。 昨年は韓国野球初のドーム球場という「特殊性」で開幕30試合基準で平均1万371人を呼び集めたが、今年は平均9196人にとどまっている。
※開場当時は収容人数22,258人、座席数18,092席だったが、施設補修後観客席が減少して現在は約17,000席だ。
ネクセンは現在中位の成績を維持しており、サムスンのように成績低迷の影響と見ることも難しい。ホームのファンではなく、遠征ファン数を無視できないネクセンの都合上、今年は遠征ファンが大幅に減った影響だと解釈することができる。
プロ野球の広告市場も凍りついた。首都圏球団マーケティング関係者は「広告の状況は最近10年以内の最悪」とし「2年連続韓国シリーズで優勝した斗山さえユニフォーム・帽子に付ける広告がまだ売れなかったという。
さらに5月の大統領選挙の影響などで、大きな広告主が動かない状況とした。LG電子・KIAなどはユニフォーム・帽子にグループ企業の広告を付けたが斗山・エヌシーなどは系列会社ではなく、一般的な会社の広告を付ける。
エヌ・シー・・サムスンなどは本拠地外野フェンスの広告をすべて満たしていないのが実情である。親会社がなく「一人立ち」をしているネクセンは広告料の一部を削りもしたが、広告の誘致にかなりの困難を経験していることが分かった。
視聴率も低下した。<MBCスポーツプラス>の関係者は、「ケーブルのスポーツ放送3社の視聴率が前年比でかなり落ちた。昨年までは3社とも平均視聴率1%を上回ってはいたが、今年はない。1位を走るKIAゲームだけ視聴率が出てくる。この関係者は、「携帯電話に野球視聴層が移動した傾向もなくはない、全体的に骨髄ファンを除けば、野球をよく見ていない傾向とみるになりそうだ」とした。
野球関係者は「5月の大統領選挙も終わったので、国が安定して順位争いが熾烈になると事情がよくなるのではないか」と期待している。
ヤンヘヨウン韓国野球委員会(KBO)事務総長は、「国が全体的に良くない状況なのに、合計観客が昨年と似てるからそれさえも宣伝することになる」としながらも、「10球団に増え、総観客は増加したが、平均観客は減少した。新生球団はまだホーム、アウェーでファン層の確保が困難な面があり、今では調整中とみることようだが、新しいアイデアの導入などで、平均観客を増やすように、今後の方向性を模索しなければならないようだ」と話した。
(ソウル/みそっち)
野球っていうのは中継料や広告収入、入場券販売に関連グッズの販売なんかで球団経営してると思うんですが、韓国ではプロ野球球団が10個あるんですね、ニホンにたとえるとプロ野球球団が25個くらいあるような感じですよ。
プロ野球は韓国では人気スポーツということになっていますが、そのへんは各メディアの全方位宣伝ってことだったんだと思いますね。WBCのあとに冷めちゃった様子をみてもわかるように人気は一時的だったし、すでに下り坂なのです。
そりゃ言い訳を言い出せばいくらでも思いつくのが韓国人の得意技ですが、人気の無いものはどうやってもダメみたいですよ。
それでも野球業界があればそれで関連業界が食べていけるわけですからそれでイイんだと思いますけどね。