済州島のノロ鹿狩りが韓国で唯一合法化されたら、肉が保養食に
狩りをしたらタグをつけて埋設処理という約束なのに
食べちゃうまではイイけど、ネコ湯みたいにシカもありがたかったりする
[ハンターミーナ]白い鹿が生息するところとして、白鹿潭という名前までつけて受けた湖がある漢拏山の高い所に住むシカらが、多くのゴルフ場や、各種観光団地などの開発によって住処を奪われて食べられるものまでなくなると、山の中腹に下り、農民たちの作物を食べてしまうため、農民が申告したのです。
すると、結局、地方自治体の許可を受けた団体(猟友会)を通じて、2013年7月から3年の間、一時的にシカを捕獲しても良いと許可しました。 しかし、問題はこのように捕獲されたシカは埋め立てを原則としているが、残りはほとんど不審なヤミ取り引きによってシカ抽出液という保養食として変身をしている
美しさと平和の象徴である済州(チェジュ)には意外な保養食があった。その主人公はシカだった。済州の象徴である霊物の鹿が、関節に特効ということだが、事実だろうか。人々の言葉によるとシカが空気のいいところで薬草食べ、虫やムカデのようなものを食べて育つのでシカ抽出液を食べると効果を観るということだった。
世界7大景観を誇る平和の島であり、世界的自然公園、済州。白いシカが棲んだという伝説の白鹿潭があるだけに、シカは済州を象徴する霊的な存在だった。
さらに、一時、済州島では危機に直面したシカを生かすための汎国民的運動を展開したこともあった。しかし、今では済州島のシカは邪魔者になってしまった。
漢拏山の霊物から保養食の身となってしまうまで実に何があったのだろうか?
美しくて平和た済州島では夜ごとに変なことが起こっていた。おばさんたちがそれぞれ真夜中の静寂を破る轟音を立てて畑を回っていたのだ。彼らが夜ごとに不寝番まで立ちながら孤軍奮闘をしている理由は夜には闇が降りた隙を狙って畑に隠れたシカを追うためだ。住民らがそれぞれ手に入ったものを総動員してけたたましく鳴り物をしたら、結局、シカは逃げてしまう。
最近は毎日毎晩、畑を回らなければならず、すごく疲れた日々を過ごしているという。
シカらがこうして農民たちの畑に降りてきて、作物を食べてしまうようになったのは何のせいだろうか? その理由はノロの主要生息地である中山間地域が開発されたため、行き場がなくなって食べ物も手に入れることができないようになったことにあった。
シカらが過ぎ去った場所では農民たちが一生懸命育てた作物が消えていた。 芽吹いたばかりの育った二葉から収穫を控えた作物までシカの食害被害を避けることはできなかった。 シカのために限って農業を最初から駄目にする場合も多い。
結局、続くシカの被害に耐え切れなかった農家は、苦労して高いシカ柵を設置しているが、シカ柵はただ心の癒しにすぎず、根本的な解決策にはなれなかった。
夜行性のシカが昼には山の中や木の間に隠れていて夜になると餌を救うためにシカ網を破って畑にやってくるためだ。 その後、ノル柵に誤ってかかったノルは命を失ったりもする。
死んだ鹿を処理することも、農民の役割だ。 シカとの戦いの後、農民たちはこのように網にかかったノロを見ることが多くなった。
状況がこうなると、済州は結局、最後の選択をするに至った。まさに地方自治体の許可を受けた団体を通じて、2013年7月から3年の間、一時的にシカの捕獲を許可したのだ。
農民・猟師4千600頭捕獲…92%、食用で処理
[ハンターミーナ]農作物の被害を防ぐため、捕獲したノロ鹿のほとんどが食用として使用されたことが明らかになった。
済州島は2013年7月1日から3年間一時的に農作物被害地域に棲息するノロに限って捕獲許可をした後、昨年末までに計4千597頭を捕獲したものと集計されたと22日明らかにした。
年度別の捕獲の許可の件数と頭数は2013年222件1千285頭、2014年305件1千675頭、2015年287件1千637頭。 地域別には、済州市で2千970頭、西帰浦市(ソグィポシ)から1千627頭を捕獲した。
捕獲したノロ鹿の92.4%に上る4千246頭はすべて食用として使用された。 被害農家や地域住民はこのうち68.3%である2千900匹を自家消費した。 代理捕獲者(猟師)らも31.7%である1千346頭を食用とした。 捕獲して埋めたノルはわずか337頭。
捕獲のワナに取ってノロ鹿の生態観察園に移したいともしたが、実績は2013年に1頭、2014年に13頭に過ぎなかった。 昨年は捕獲実績は全くない。
このような統計を考えると、単に捕獲の許可が農作物の被害を防ぐための措置とだけ聞き流すことは無理があるという指摘が出ている。
ノロ鹿は昔から保養食として知られた。 シカの肉はジャーキーを作って食べ、骨は骨折に特効として煎じて飲んだ。 シカの血は虚弱な人に良いという。 保養食へのシカの効能がノロ鹿捕獲を煽るのではないか、徹底的に点検しなければならない時になった。
幸いなことは、2013年78㏊に達していたノル被害補償の面積の2014年61㏊、2015年49㏊で毎年減少した。 主な被害作物は豆、にんじん、ツルニンジン、造園樹木、ミカンなどだ。 被害補償金も2013年5億600万ウォンから2015年3億4千700万ウォンに31%減少した。
2009年の調査でも全体面積の61%の11万2千744㏊かに1万2千881頭のシカが棲息するものと分析された。 2011年、済州(チェジュ)グリーン環境支援センターは2011年1万頭あまりと推定することもした。
シカの個体数が大幅に増え、農作物被害が深刻になると回る'済州特別自治道野生動物保護や管理条例の'を改正してくる6月30日までの期限付きで海抜400m以下の耕作地での農作物に被害を与える実に限って捕獲を許可した。 被害農家の所得保全のため、昨年からは最大1千万ウォンまで補償している。
道は今月末、世界遺産・漢拏山研究所の鹿の個体数と適正生息密度、調査結果が出れば、来月に関連専門家と環境・農業人団体などを対象に討論会を経て、ノル捕獲延長するかどうかを決定する予定だ。
2013年7月から始められたシカ捕獲。これまでのシカたちは被害農家への自家消費、代理捕獲者の消費、埋め立ての方法で処理された。 捕獲されたシカは捕獲証をつけて万が一の不法を予防する。
しかし、捕獲自体が問題を作ることができるという意見もある。 済州大学獣医学科のウンヨンミン教授はシカ2000匹あまりがいずれも埋葬されたとは考えていない。 ほとんど食べるほうで取引されただろうと思うということだ。
シカが体に良いという噂が出始め、シカが保養食として取引されているという言葉は事実なのか?
リアルストーリーの制作陣は、済州島のいたるところにいる健康院を訪問し、ノロで作った滋養食について尋ねた。健康食品販売店では40万ウォンから70万ウォン程度にノル抽出液を作って売っており、事前に注文すればいいとした。
(40万ウォンから70万ウォン程度はかなり高い、キングコブラ液と同じくらい)
実際に取材したところ、済州島の健康食品販売店40個のうち18の健康食品販売店でシカ抽出液を作って売っていた。
健康食品販売店店主の言葉によると、道で猟師たちにシカを捕獲するとし、狩猟する人たちとを取り合ってくれる人が連結されているとした。 しかし、捕獲は許可されたが、指針上ではシカを金銭的に取引するのは不法だ。
しかし、済州島では捕獲したシカで作った滋養食を探すことができた。 関節に良いという信念一つで済州島のいたるところで作られているシカ抽出液。
済州の人々が口をそろえて言っているようにノルは本当に関節によいのだろうか?
イグヮンヨン漢方医はシカの肉が関節炎に役立つと知られているが、東医宝鑑には、そのような内容が出ていないと語っている。 シカがよく運動するので、シカの骨を飲むと人たちも関節が強くなるんじゃないかという推論や信頼のためにそんな言葉が出たようだということだった。
このような根拠のない俗説のため、保養飲食を訪れるケースは全国各地であった。
合法的に運営されている農場のシカ血飲み。しかし、消費者らには過度な信頼があった。
動物の血が血管をきれいにして体を元気にしてくれるということだった。
しかし、何の加工もなくそのまま飲む鹿血。はたして問題がないだろうか?
済州大学獣医学科のイムウンギュ教授は、生き血を何の処理なしで飲むことは危険な事だと言う。動物から発見される各種の寄生虫は鹿も例外ではない。
実際に済州島のシカに対する衛生検査を実施した結果、各種の寄生虫が発見されたことを確認することができた。
イムウンギュ教授は誤って摂取した際に生じる問題が心配だとした。
例えば、ノルの寄生虫が人に入って来て、私たちの体の脳や主な臓器にその寄生虫が
生息することになれば、それで腫瘍、がんのようなとても致命的な結果をもたらすこともあるためだ。
健康上有害できるノロ鹿、さらに、食用でもないノロ鹿を正すことはできはないのだろうか。製作陣はノル商取引に対する行政当局の立場を聞いて見るため、済州市庁を訪ねた。
済州市庁の緑色環境課キムヒョチャン氏は捕獲自体も不法であり、そうしたシカを流通することも食べること自体も禁止されていると話した。 しかし、不法取り引きに対する取り締まりにかかった健康食品販売店があるかという質問には"まだはないが、次第に取り締まりを拡大していく方針だ"と答えた。
しかし、市中の多くの健康食品販売店では依然としてシカが取引されていた。合法も不法でもない間でシカは一人で寂しい安いことをしているのだ。もう問題の本質を見る時だと言う声が高まっている。
現在、済州道は韓国で唯一のシカを合法的に捕獲できる地域になった。
野生の捕獲が始まってからあと1年。しかし、ノルの正確な個体数さえ把握することができないのが、韓国の現実だ。人間とシカが共存できる現実的な代案が必要に見える。
一時は清浄済州を象徴する保護の対象だったが、これは捕獲の対象になってしまったシカ。体系的な調査のない無差別的な捕獲が続けば、いつか済州(チェジュ)ノロ鹿は永遠に消えてしまうかもしれない。
(翻訳:みそっち)
韓国ではノラ猫をつかまえてネコ汁にするじゃないですか、ネコよりも野生の鹿のほうが効果があると信じられているんですね(ノラ猫って野生でしょ、食用ネコなんていないし)
そういえば読者さんのなかに『鹿を飼っているひと』がいたのですが、「次は馬ですか?」なんて いえいえ。
鹿肉はよく叩いて焼くと塩コショウで美味しく食べられます。 血は飲みませんよね
角は昔からありがたいものとされてきましたが何に効くのかな