延坪島退避壕、救援物資の盗難に鍵"非常状況時に誘導員が開放"
いつでも避難できるようにカギをかけないのが普通なのに緊急物資の盗難対策
誘導員?退避壕の鍵は誰が知っているのか、それは教えられない
[NEWSミーナ]西海(ソヘ・黄海)北方限界線(NLL)最前方.2010年砲撃事件後、依然として根付いている北朝鮮の脅威の中で一日一日を生きている延坪(ヨンピョン)島住民のために、退避壕が大々的に補修された。 しかし、延坪島(テヨンピョンド)のいたるところに位置した待避壕は現在、鎖と錠で堅く閉ざされていた。
この22日と23日'デイルアン'が大延坪島に位置した住民退避壕を取材した結果、補修工事を進行中か、外部の見学訪問客に開放されたいくつかの待避壕を除いた残りの待避壕の出入り口はすべて閉鎖された状態だった。※常設展覧用の退避壕のこと
2010年延坪島に駐屯した韓国軍はもちろん、一般住民が住んでいる民家を対象に北朝鮮の無慈悲な砲撃が行われた以降、延坪(ヨンピョン)島、退避壕の構築・保守作業が行われた。 現在、延坪島には民家が密集している延坪面チュンブリと、セマウル里、南部里(ナムブリ)などに計10個の待避壕(小延坪島1ヵ所を含む)が運用されている。
村の至るところに非常事態発生時に素早く避難できるように、退避壕の位置を示す案内板が設置されているため、村の住民だけでなく、しばらく延坪島に滞在する外部の人たちも簡単に待避壕の位置を把握することができる。
◇韓国では退避壕は盗難予防のために鍵がかけられている
▲韓国ではよく見かける緊急待避所への案内看板
しかし、これらの待避壕は現在、鎖と暗証番号の鍵で封印されていた。 この2010年の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件のような北朝鮮の挑発がある場合、住民の速やかな避難に障害になりうる部分だ。
これに延坪面事務所関係者は'デイリアン'に"避難壕内に救援物資があるが、盗難の可能性があり、最小限の防止策として、鎖と錠をつけた"、"避難状況が発生すれば、誘導員たちが先に出て開放をしていて、住民たちも秘密番号を知っているために(閉ざされたことについて)大きく問題になることはない"と話した。
実際、一部の待避壕の出入り口の前には、'最近、避難施設内の器物毀損および盗難事例が頻発しています。 午前9時から夕方6時までには、現在のように利用可能ですが、やむを得ず夕暮れの6時から午前9時までの使用は制限を加えることになったので、ご了承ください。 やむを得ず夜間に避難施設を利用しなければならない方は面事務所に連絡ください'、という案内文が貼ってあった。
ただ、22日と23日、延坪島(ヨンピョンド)私の規模が最も大きい1号待避壕は内部塗装工事で出入り口が開放された状態だった。 面事務所関係者によると、1号待避壕は約400人の住民たちを収容できる規模に設計された。
▲仁川甕津郡延坪面で現在運用されている退避壕の内部、炊事室の姿。
(退避壕なのに採光のための大きな窓があったりしている)
20cm程度の厚さの厚い鉄製スチールドアとすぐ後に補助の出入り口など、二重の戸口を通過していくと、スリッパがぎっしりと満たされた下駄箱が目に入った。 左端の壁には、2階機械室に連結された梯子が付いていた。
はしごの反対側のもう一つの鉄の扉を開けてみると、廊下、左右両サイドにそれぞれ発電機室と化粧室が位置していた。 非常の際待避壕の内部電力を供給できる発電機室のすぐ隣には待避壕の内部に流入された化学ガスに汚染された空気を清浄空気に変える役割をする'化生放ガスろ過器'ができていた。 発電機室反対側に位置した男女トイレはシャワー施設や温水器が備えられて、いつおきるかわからない非常状況に対応するよう、万全の準備を整えた。
待避壕の内側には食品倉庫と非常診療所、電気炊飯器と冷蔵庫など電子製品はもちろん、改修施設まで完備された炊事室がさっぱりした状態で維持されていた。 炊事室のすぐ前空間には、負傷者を治療できるように病院で使用する医療用ベッドとカーテンが設置されており、その横3~4つの本棚には数冊の本が並べられていたりした。
また、体育館講堂と似た形の広い空間に机と椅子も積もっていた。 前方には壇上をはじめ、大型テレビがカバーで覆われていた。
◇退避壕は村のイベントにも多目的に使える
面事務所関係者は"待避壕は、非常時のみ使用するところではあるが、延坪島に村のイベントを開くことができる講堂や広い施設がなく、待避壕を使用している"と話した。 実際ここ1号待避壕で村のイベントはもちろん住民たちのための公共イベントを進行しているという。
講堂の最後には、ここ、退避壕の裏門とみることができる'非常脱出口'になっていて頑丈なスチール製の扉を利用しなくてもこの脱出口を通じて外に出ことができた。 非常脱出口は主出入り口ドアと一緒に二重の形になっており、外側のドアはやはり分厚い鉄製の門だった。
観光客らを相手に避難状況を直接体験して見られる'体験室'として活用されている延坪(ヨンピョン)島安保教育場の地下、退避壕も直接見ることができた。 ここ、退避壕は1号待避壕のように炊事室、食品倉庫などそれぞれの機能をする部屋が分けられているわけではないが、外部の観光客を相手に体験室レベルで待避壕を公開しているだけに、非常状況での対処法が詳しく案内になっていた。
実際安保教育場の地下退避壕は、△国家非常事態に備え△戦争勃発時の政府の対応△家庭内の非常事態に備えた△心理的恐慌や不安を克服要領△核・放射能兵器特性や行動要領△生物学兵器特性や行動要領△化学兵器特性や行動要領△民間防衛警報の種類など、非常状況と関連した案内文が壁面を埋め尽くしている。
さらに、一般防毒マスクと軍用防毒マスクなども展示されており、延坪島を訪れた観光客たちの安保教育空間として活用されている
(翻訳:みそっち)
緊急避難場所認定シール
多くの場合大型ビルや公共機関の地下空間が指定されてます、建物内は禁煙になっていますので避難時に喫煙される場合はご遠慮ください、なおソウル市内は路上も禁煙となっています。
非常時には、現在の位置に最も近い地下施設に避難をした後、民間防衛警報発令や民間防衛隊員の誘導に従って整然と段階的な指定避難施設へ避難するとされます。
地下鉄の入り口や大型ショッピングセンターには緊急避難所の表示がある
自動車道のトンネルや地下駐車場も避難場所には最適だ。
待ち遠しいですね
(ソウル市の戦時防衛要綱からネトミナが転載しました。)
そういえば緊急待避所のようすをまとめたことがありました。地下に通じる厳重なドアの中には快適空間が広がっているのでしょうか?
▲北朝鮮の砲撃挑発で珍島(チンド)犬一号警報が発令され、漣川住民に対する避難命令が下された20日午後、京畿道漣川郡中面・サムゴッ里中面ミンバンコン避難所に避難した住民たちのため、ラーメン、疹ラーメン、ラーメンなどの食料を運んでいる。
いえいえ そうでもないんですよ、取材カメラは設備のイイところだけしか撮さないのです。
昨年8月のの”キタ朝鮮向け拡声器再開”の直後に国境近くの住民が避難所にあつまったようすですが、なぜかみなさん入口の前でくつろいでいました。
▲午後5時のタイムリミットに村人が集まってきたが誰も中に入ろうとはしない
江原楊口郡ヘアンミョン(亥安面)マンデリ(万岱里)は南北の緊迫した状況がなかったら、真夏の夜、猛暑を避けて空き地に出た住民たちだって勘違いするところだった。
"避難所になぜ入らないのですか?"という質問に住民たちは、'待避所の環境を見てからそんな質問をしろ'という言葉と共に手で待避所内部を指した。
待避所は212平方メートル規模だったが、内部はすでに収穫したジャガイモが箱ごとにいっぱい積もっていた。
手狭な内部に入ろうとする瞬間避難所の入口の2m∼3m前から激しい悪臭が鼻を突き、足が自然に止まった。 危うく呼吸まで止まる思いだった。
待避所周辺を見渡すと、昨年の収穫したジャガイモ数百キロはすでに腐って悪臭を漂わせ、今年の収穫したジャガイモは、待避所内部を埋め尽くしていた。
1990年代に建てられた貯蔵施設が有事の際には避難所として利用されることも住民を通じて伝えて聞いた。
そのいつになく緊張感が高まった統制ラインの村の住民たちに腐ったジャガイモの匂いがプンプンは貯蔵庫に避難しというのは、あまりにもむごい仕打ちという考えが頭をかすめた。
◇ ◇ ◇
韓国はソウルのすぐ先がとんでもなく田舎ですからね、こういう風景はいつものことなんです
▲こんな光景がちっともキタ朝鮮じゃなくて韓国なんだけど難民みたいだよね