飼料にするような材料で作った'不良乾パン'...12トンも売れた
乾パンって普通に買って食べることあるの？ 兵隊だけでしょ、あと予備役訓練とか
こんぺいとうが入っているけど、あれは日帝残滓だね、ニホンのにも入ってるよ
汚れた桶の中になにかの塊のようなものが入り混じっています。壊れた乾パンです。
柄杓でくみ上げると真っ黒に変色した乾パンが姿を現します。
警察に摘発されたチン氏など2人は割れたり湿気たりした、廃棄しなければならない乾パンを集めて再び市販用乾パンを作りました。
家畜飼料のみに制限すべき材料でした。
[警察関係者：これらは全部破損したのじゃない、不良だから捨てなければならないものじゃない。湿気たのは…。こんなに作った奥さんがお召し上がり頂けますか?]
チン氏はこんなふうに去る2013年から不良乾パンを作りました。
そして、大田と忠清南道地域のスーパーマーケットや問屋などに売り渡しました。
[大田東部警察署の知能チーム長：不良製品が出たことについては廃棄をしなければならないが、それを再び主原料に混合して原価節減するためにしたものと供述しました。]
これまでチン氏などが作って販売した不良乾パンは12トンを超えることが調査されました。
警察は倉庫に保管されていた不良乾パンをすべて廃棄して、チンさんなどを食品衛生法違反の容疑で立件しました。
（翻訳：みそっち）
”もったいない”という文化はモノが十分にあっても大切にすることのような気がします、彼らにとっては再利用ということがイコール自分の食べるものではないという認識があるために何気ない普段からの心遣いで再利用ということを行うのでしょう。
食品衛生法の違反とありますが、警察が立件しただけでは重い罪に問われることはありません。韓国では犯罪者保護が最優先されるため、このくらいの事犯だと罰金50万ウォン+文書による厳重注意といった程度で済みそうです。 っというのは、こうした不良食品事件の場合でもその不良食品で直接の被害者が出ていなければ被疑者が罪に問われることは無いからです。また消費者に被害があった場合でもその被害は被害者側が証明しなければならないため証拠品である原材料を警察が押収した段階で証拠が消えてしまうからですね。
ちなみに不良材料12トンを使ったということなので３年間で12トンしか売れなかったというわけではありません。12トンというのは廃棄すべき不良品の総量であってその全部を再利用として混ぜて流通させたということのようです。