組織暴力団、売春女性相手、保証金(チョンセ)の不正融資斡旋･恐喝
国民住宅基金の保証金融資制度、形式的な融資審査の弱点を狙う
31億不正融資を受けた一団拘束 前渡金返済できない風俗店で働く女性に偽装就業させて融資を受けるようにして 融資から金最大40%の手数料強要
釜山警察庁知能犯罪捜査隊は、政府が無住宅庶民のため、保証支援する保証資金融資制度(国民住宅基金のチョンセ資金貸出制度)を悪用して31億ウォン相当の不正融資を受けた疑い(特定経済犯罪加重処罰法違反・詐欺)で9人を拘束し、不正融資に加担した64人を在宅起訴したと21日明らかにした。
今回に検挙された暴力組織行動隊員キム某(36)氏は昨年5月、海雲台区のあるオフィステルに融資事務所を構え、風俗業者に従事する女性に先払い金を貸した後、これを返済できなかったら、保証金融資を受けさせた。
売春女性に偽装就職会社を紹介して渡し、偽の在職証明書を作るようにした後、銀行からチョンセ資金の融資を受けるようにして、融資金の最大40%を手数料の名目で受け取る方式だった。 チョン容疑者らは、このような方法で金融機関4社から3億1000万ウォンを不正融資を受けて横領したことが明らかになった。 この過程で、女性の海外遠征売買を斡旋したりもした。
釜山鎮区のある建物に投資事務所を構え、チョンセ資金を騙し取ったチョン某(48)容疑者の犯行はさらに組織的かつ大胆だった。 チョン氏は、金が急に必要だが、融資資格や返済能力ができず、金を借りることができなかった人を集めたあと、ダミー会社を作って、実際に勤務するように見せかけて在職証明書を虚偽で作成して、チョンセ資金を融資を受けるようした。
チョン容疑者らは、このような方法で2014年5月から昨年10月にかけて、金融機関7社から37回にわたってチョンセ資金28億ウォン相当の融資を受けて横取りして遊興費などに使った。 これらは、ブローカー、虚偽の賃借人・賃貸人の募集ブローカー、虚偽の書類作成本、虚偽のひとなど、役割を分担して組織的に犯行を犯しており、、各自の役割によって、お金を分けた。
これらが容易にチョンセ資金を融資を受けることができたのは、金融機関の貸出審査過程が形式的な手続きに終わったためだ。 チョンセ資金の貸出は、賃借人が賃貸契約書と在職証明書など証拠書類を持って銀行に融資を申請したら、書類審査と簡単な電話確認などを経て、韓国住宅金融公社の保証書の発行を受け、銀行から金を貸している。
知能犯罪捜査隊のイ･ジェギルチーム長は"保証金融資審査過程でいちいち不動産契約を締結したかどうか調査しないという弱点を利用した犯罪が頻繁に発生している"、
"政府と金融機関が、融資資金の制度を厳格に管理する必要がある"と話した。
（翻訳：みそっち）
チョンセっていうのは家主に預けるお金のシステムのことです。そのお金を借りる審査がとっても簡単ってことなんですね。 ええとても簡単です。
チョンセのお金っていうのはお金を預かった家主が運用して利益が出ることを見越して住まいを借り出すことができるわけです。ってことで元本が減ったり無くなっちゃうとは誰も考えないのです。ですから銀行ではじゃんじゃん貸してくれるんですね。
しかもその支払いは韓国経済でおなじみの元本そのまま利息だけ払いという簡単なものですよ、そのうえ今は低金利時代ですから毎月の支払いはすごく少ないですね。
それでもお金が借りられるってことです。 まぁいつか返さなきゃならないんですけどね。 それでも今までは引越しをするときに返してもらえるので銀行への返済も困ることなんかなかったのです。
そして政府としてはチョンセの時代が良かったということで銀行の審査を甘くするようにしているんですね。 チョンセのお金を借りるのが簡単で審査が甘いってことですよ。
同じお金じゃないか？ いえいえ違うんです。チョンセのお金というのは借りた人が使っちゃうわけじゃないので金利も審査も甘いってことですよ。家を買った人のローンの審査は最近では厳しいですけどね。
収入の少ない人でもチョンセのお金を簡単に借りることが出来るので韓国では住まいに不自由してる人っていうのが少ないことになっていたのです。そこにきて家主さんが破産みたいなことが増えてきて、チョンセのお金も回らなくなってきてるんですよ。これでつまり家賃式のが増えてるってこと。 いえいえ住まいのハナシじゃないんです。チョンセという名目でお金を借りさせて横取りする人が居るってことですよ。
働いてお金を返すために”海外遠征”まで紹介してたってことです。
そのへんが朝鮮式ですね