タガログ語に堪能な造船所20代社員、仕事が減るとウマイ話
'売春投資詐欺'に通報すらできず、病患っている造船所の職員たち
中小造船会社の職員A氏をはじめ、造船業労働者10人余りが、フィリピンへの留学経験のある20代の男性B氏に最大数千万ウォン規模の詐欺にあったのだ。
被害者たちは'フィリピンで性売買事業を行って収益金を分けてやる'というB氏の言葉に騙されて、お金を任せたといわれている。 現在B氏は、フィリピンに逃走し、姿をくらまし、違法な性売買事業で富を得られるつもりだった被害者たちは警察に通報もできないで'病'を患っている。
フィリピンに住んでいたB氏は2014年夏、巨済のある中小造船会社に入社した。 フィリピン現地の大学を出、英語とタガログ語(英語とともにフィリピンの公用語に使われる言葉)が流暢なB容疑者は現場で外国人労働者の通訳を引き受けた。
B氏は昨年初めに他の中小造船会社に勤めているA氏など造船業界の職員たちにフィリピン遠征売買旅行事業をしようと提案した。 B氏は"造船所労働者が多くい巨済(コジェ)で顧客だけをよく募集すると、収益性が高い"とし、周辺の労働者たちに投資を勧誘した。
B氏は"フィリピン現地の性売買業者と契約を結び、売春観光をさせてやり、ここで得られる収益を毎月投資者に入金してやる"とした。 B氏の提案に耳を傾ける人たちが数百万ウォンから多くは数千万ウォンの現金をB氏に任せた。
現地の事情に詳しいある造船会社関係者は"B氏に現金を渡した被害者が10人ほどであり、投資名目で集まったお金が億単位にのぼるものと知っている"と話した。
昨年9月B氏は、フィリピン現地で性売買事業の下見に行くと言ってA氏に300万ウォンを借りて、フィリピンへ出国した。 B氏は再び韓国に来て"お金がさらに必要だ"とし、A氏は自分のクレジットカードを渡した。
再びフィリピンに行ったB氏はA氏のクレジットカードで現金250万ウォンを引き出し、投資資金をすべて持って行方をくらました。 B被告に投資金を預けた造船所の職員たちが、フィリピン現地の韓国人を通じてBさんを探したが、行方不明になった状態だ。
造船会社関係者は"投資者たちが、フィリピン韓国人コミュニティサイトなどに'事業資金を横領したら詐欺師Bさんを捜してほしい'は書き込みを掲載した"また、"B氏がマカオで投資資金を賭博に使い果たしているというウワサばかりまかり通っている"と話した。
Aさんなど被害者たちは遠征売買事業を口実に金を渡したもので警察には通報すらしていない。 警察が正式捜査に入る場合、性売買事業に加担した事実が明らかになり、家族と会社で”恥”をされることを心配しているためだ。
法律専門家らは詐欺をはたらいたB氏のほかにもA氏など投資者たちも処罰を受ける可能性が大きいと主張している。 不法な性売買事業に参加することを認知した状態で投資したためだ。 介入程度によって投資者たちにも売春斡旋容疑が適用されるということだ。
イ･ジェヨンJY法律事務所弁護士は"Bには詐欺罪を適用することができ、お金を預けている投資者たちも性売買斡旋共同正犯になりかねない"と話した。
B氏を捕まえれば投資金を返してもらうことができるだろうか。 イ弁護士は"投資者が不法事業に使われる資金ということを事前に知ったために民事訴訟に入っても投資金を回収できないだろう"と話した。 彼は"まずB氏を逮捕し調査してこそ、司法処理できるかどうかを判断できるだろう"とした。
巨済造船所業界では、今回の事件を"3年以上長期不況に見舞われている造船業界の悲しい現実"にも解釈している。 ある中小造船会社の社員は、"性売買の詐欺事件は、巨済造船業界では、知る人ぞ知る、公然の秘密"とし、"健全な職員たちがこんなことにまで投資をしようとしただろうか、と"と話した。
（翻訳：みそっち）
巨済の造船業界はちょっと前まで景気がよかったらしいんですよ、ところがここ２～３年はめっきり仕事も減ってますからね、いえいえ、造船業界のひとがフィリピンに出かけるって訳じゃないんですよ、フィリピンで儲かるハナシをやるから金を出せってところです。
これね皇帝観光っていうんだそうです、料金は100万ウォン～くらいで空港からゴルフやお泊りまでセットになってるそうです。
”売春観光をした男性207人のうち174人が20〜30代であった。警察は、「買春男性の中には大学生、大企業の従業員、医師、薬剤師、公務員も多く含まれていた」と述べた。”
そうなるとニホンからも韓国におトーサンたちが通っていた頃に似たようなのがありましたよね。 そいうことです （ｱｯﾀﾉｶ）