高校生56%"10億できたら罪を犯して刑務所行ってもかまわない"
2013年47%⇒56%へ垂直上昇、尊法意識の欠片もない
[ソウルミーナ]高等学生の半分は"10億ウォンが生じれば、罪を犯しても大丈夫だ"と思うという世論調査結果が出た。
興士団透明社会運動本部倫理研究センターは今年9月に、小・中・高校生1万1000人(有効回答者4820人)にアンケート調査して算出した'2015青少年正直・倫理指数'を29日発表した。
調査の結果、'10億ウォンが貰えるなら、過ちをして1年ほど監獄に入っても構わない'という項目に小学生17%、中学生39%、高校生56%が大丈夫だと答えた。
2013年のこのような問いに中学生33%、高校生47%だったが回答率が増え、青少年の倫理意識が日増しに下落していることを反映した。
'隣人の困難さと関係なく私だけがうまく暮らせればいい'という項目についても'そうだ'と回答した生徒が小学生19%、中学生30%、高校生45%で2013年、小学生19%、中学生27%、高校生36%に比べて増えた。
試験不正行為については小学生95%、中学生95%、高校生93%が'ならない'と回答したが、似たような問いである'友達の宿題を写して出す'という質問に小学生15%、中学生58%、高校生71%が大丈夫だと明らかにした。
正直指数は小学生は88点、中学生は78点、高校生は67点と、学年が上がるほど下がるものと集計された。
'参考書を貸し出すことが嫌で友達にない、と偽りをする'という項目には'そうだ'という回答が小学生18%、中学生34%、高校生44%と調査された。
アン・ジョンベ倫理研究センター長は"学年が上がるほど入試中心の教育方式が青少年たちの共同体意識と倫理意識を荒廃化している"、"青少年たちの倫理意識を高めるため、人格教育をしなければならない"と話した。
今回の調査、有効回答数は4820人、標本誤差は95%、信頼水準は±1.4%ポイントだ。
(翻訳:2ちゃん番長)
これまでになんどもお知らせしてきたように韓国では監獄暮らしを自ら望む人が非常に多いという社会構造になっています。
衣食住が完備されていて冷暖房もあり多少のプライバシーに不自由がありながらも刑務作業をすれば兵役よりも高い給与が得られるという夢のような社会施設になるまでには韓国の歴代政権が尽力してきたわけです。
とは言っても前科があればほとんどの企業には就職することすらできないと考えられがちですが、成績優秀品行方正だとしても就職するのが困難な社会なので無職の人を見かけたからといって刑務所帰りの人ばかりとは限らないのもじじつです。
こうした傾向はとくにニホン統治時代からアメリカ軍政期の終わりとともに朝鮮人に刑務所の運営が移されると収監者のほぼ全数を釈放するということが繰り返されたため、刑務所への垣根は低くなってきていたし、1970年代ころまでの兵役者不足のころには刑余者も残りの刑期は軍隊でということで兵役が刑務所替わりをしていた時期もありました。
選挙シーズンになれば立候補者のほとんどが前科をもつという人たちですし現職の国会議員のなかにもかなりの確率でいろいろな犯罪者がいることが知られています。