これだけはおさえておきたい韓国型出来事⑭
2006.3.26
ロッテワールド無料開放に韓国人が殺到…けが人もいっぱい
入場無料の初日、またたく間に6万人が殺到35人負傷
ロッテ、安全要員120人だけを配置、警察力支援を拒否、強制進入した市民も
ロッテ、安全要員120人だけを配置、警察力支援を拒否、強制進入した市民も
以降、行事はキャンセル
一部の市民たちは次に利用できる無料入場券と交通費などを要求
[知ってるミーナ]ロッテワールドが乗り物の死亡事故について謝罪する意味で、市民を無料で入場させることにした初日の26日午前、6万人が一気に殺到し、35人が負傷する事故が起きた。 乗り物、事故後イメージを改善するというロッテワールド側の'対策のない'日曜日無料開場と'無料'に集まった市民たちが一緒にもたらした事故だった。 ※当日中におよそ10万人が殺到
◇事故概要=無料入場イベント初日の同日未明、4時頃からロッテワールドの入口と地下鉄2号線蚕室駅などに人波が押し寄せ始め、朝7時にすべて6万人あまりの市民たちがロッテ・ワールド一帯で入場を待った。 ロッテワールドで配置した200人余りの安全要員だけでは統制が不可能な状況だった。 結局、7時20分に市民たちがロッテワールドと蚕室(チャムシル)駅を結ぶ地下道でロッテワールドの入口の方に集まり、一部の市民たちが倒れて出入り口の窓ガラスが割れる事故が起きた。
この過程で少年A(13)さんの手のひらがケガをするなどの35人が負傷し、近くの病院に運ばれた。
◇安全対策のないロッテワールド=ロッテワールドは多数の観覧客が集まると予想される無料入場イベントを準備しながら、独自で安全要員50人余りや事務職職員150人余りだけを配置しただけで、警察と安全対策を協議していなかった。 キム・ソンス松坡警察署警備課長は"安全事故が憂慮され、徹底的に備えなければならないという公文書を送るなど、数回警告したが、ロッテワールドは警察力支援を要請しなかった"と明らかにした。
▲ソウル松坡区蚕室(チャムシル)ロッテワールドで、この6日に発生した乗り物利用者死亡事故について謝罪する意味で26日午前に催した無料オープン行事に集まった市民と学生らがシャッターを開こうと押し寄せ、職員がこれを阻止している。
同日の行事には未明4時頃から6万人余りが集まり、35人が負傷しており、31日まで予定された無料オープン行事は中止された。
キム・ギルジョンロッテワールドマーケティング担当理事は"客たちが楽しく遊ぶように設けた場で、警察が警備を書面雰囲気が良くないだろうと判断した"と話した。 警察は事故が起きた後の朝8時になって、警察機動隊4個中隊を現場に投入した。
また、イメージ改善の効果を極大化するため、多くの人出が集まると予想される日曜日に無料入場イベントを開始したのも問題だった。 平日に、観覧客でイベントを開始しているのなら、こんな事故が起きないこともあったからだ。 ロッテワールドは"家族連れのお客さんがもっとたくさん降って利用できるように日曜日に始まったこと"と話した。 ロッテワールドは、今回の事故を理由に当初31日まで予定されていた無料入場イベントを全てキャンセルすることにした。 一方、警察は同日夕方、ロッテワールドの役員を召喚して安全管理を疎かにした点について調査に入った。
暴徒と化した韓国人
◇'無料'に集まった市民たち=朝7時20分に事故が発生した後に、人々は家に帰る考えをしなかった。 午前8時20分に市民1500人余りは閉まっていた正門を強制的に開き、ロッテワールドの中に入った。 この場所が開かれた後、ロッテワールドは当初、開場予定時間より1時間早い8時30分頃から市民を入れ始めた。 しかし、10分ぶりに入場者が1万7千人余りに達すると、再び入場を全面禁止した。
ロッテワールドは午前9時40分に待ち焦がれる市民たちに"家に帰ってほしい"と要求したが、すでに何時間も待っていた市民たちは、あちこちで、社員らに抗議し、強制的にドアを開けて入ろうとした。 一部の市民たちは次に利用できる無料入場券と交通費などを要求しながら社員と言い争いをしたりもした。
▲突然の無料イベント中止発表で入場できなくなり抗議のために座り込む市民の姿
新コーナー:これだけはおさえておきたい韓国型出来事
韓国ならではの出来事をあらためて紹介するコーナーです、皆様からのリクエストもお待ちしています。(ホントカ)