フォルクスワーゲン、韓国内顧客79%が"リコール受けない"
回答者87%"燃費の低下が憂慮"、改修を受けずに補償金だけを受け取ることは不可能
[オートミーナ]サラリーマンのキム・ジンホ(仮名・32)氏は最近、3年間も乗っている自分のフォルクスワーゲンジェッタ車両が排出ガスの操作によるリコール対象との通報を受けた。 しかし、キム氏は、リコールを受け取らない計画だ。 L当たり19.1kmの良い燃料消費効率(燃費)のために国産車より高いお金を払ってこの車を購入したが、リコールを受ければ、燃費が下がる可能性が高いと見ているためだ。
彼は"もしリコールをして性能や燃費などが落ちたら誰が責任を負うのか"、"補償を含めて信頼できる措置がなくてはリコールを受けない"と話した。
排出ガス装置の操作でリコール対象になったアウディ・フォルクスワーゲンの国内の所有者の多くが環境よりも燃費低下など、性能上の不利益を憂慮し、リコールに応じる考えがないことが分かった。 リコールを強制できない状況で政府がリコール命令を下しても有名無実化しかねないという懸念も出ている。
東亜(トンア)日報が自動車のコミュニティーである'ボベドリーム'とともにリコール対象になったアウディ・フォルクスワーゲン車の所有主を対象に緊急アンケート調査した結果、回答者121人のうち79%(96人)が"リコールを受けない"と答えた。 リコール対象車はEA189エンジンを搭載したユーロ5モデルの車両15種で計12万5522台だ。
今回の調査でリコールを受けないという理由では86.5%(複数回答可能)が'性能や燃費の低下が憂慮'を挙げた。 フォルクスワーゲン本社側は先月25日(現地時間)問題になったEA 189エンジンの性能や燃費を落とさずにリコールをできると発表したが、国内消費者らはこれを信じないわけだ。
回答者たちがリコールに応じなかった、また別の理由は'適切な補償策が先に'(55.2%)、'リコールの際、時間的損害を被るため'(18.8%)、'フォルクスワーゲンに対する信頼度が落ちて'(14.6%)などが出た。 適切な補償と謝罪が行われると、リコールに応じている国内消費者が増えるものと推測される。 しかし、フォルクスワーゲン本社側は韓国の顧客に明確な補償規定を明らかにしたことがない。 北米では車両1台当たり1000ドル(約118万ウォン)相当の商品券とバウチャーを与えるとしたものとは対照的だ。
フォルクスワーゲンは先月17車種に対する60カ月無利子分割払いのメリットと最大20%に上る割引を提供する大々的な販促イベントで月間基準の国内輸入車販売量1位に上がった。 昨年同期より65.6%も販売量が増えた。 一方、同期間、マーケティングを減らし、現地法人長らが直接謝罪に乗り出した米国と英国では販売量がそれぞれ25%、20%近く減った。
国内のフォルクスワーゲン車の所有者は"米国では様々な補償案について発表し、国内では割引販売にだけ熱を上げていることに負いがない"、"新車の購買顧客には、補償に近い割引恩恵を提供し、既存の顧客には手紙一通だけ送った後、言葉がない"と不満をぶちまけた。
一方、アウディ・フォルクスワーゲンコリアは"2.0 TDIエンジンは簡単なソフトウェアアップデートでリコールが可能で、1.6 TDIエンジンは空気の流れを落ち着かせる'フロートランスフォーマー'装置を設置すればよい"、"それぞれ30分、1時間程かかる"と説明した。 この会社は"リコールは本社で発表した通り進める計画であり、韓国消費者たちに対する補償対策もやはり、まだ本社と協議中"と付け加えた。
(翻訳:みそっち)
目先の利益を選ぶという韓国向けに値引き販売を決めたのでしょ。排気ガス規制の対応に一歩遅れている韓国には新排気ガス規制のユーロ6に対応していないヨーロッパ車が大量に流れ込んでいて国内販売に脅威だ、というはなしもありました。
さて、韓国内でのこうした動きですが、燃費や性能が悪くなるということですから、こちらは”韓国型思考”といえるかもしれません。また韓国人のほとんどが割引販売で喜んでいるのですからこちらも”韓国型対応”ってことでしょうか。
※むかしねVWゴルフのGLi1.8の5速マニュアルに乗っていたのですがRギアが左上にあって使いにくかった記憶があります。(よくおぼえていない)