仮釈放基準の緩和、その理由にびっくり
収容人員飽和のため、これ以上はダメ。犯罪を減らそうとか考えないでしょ
[プリズンミーナ]政府が厳しかった仮釈放の基準を緩和することにしました。早速どのような政治家や経済人らが恩恵を受けることになるかに関心が集まっています。
法務部が仮釈放の基準を緩和する指針をまとめ、今月から適用しているのに伝えられました。現政権で維持してきた仮釈放審査対象を、刑執行率90%以上から80%台に下げて運営するものと予想されます。
現行法では、刑期の1/3を超えると仮釈放審査対象に含まれます。
法務部は仮釈放審査基準に"社会的地位や職業による特恵や不利益はない"、"社会物議事犯や性的暴力など強力犯罪に対する厳格な審査基準は変わりない"と説明しました。
仮釈放基準の緩和は施設の収容人数がすでに飽和状態を超え、矯正教化の効率的な運営などのためのものと当局は説明しました。
法曹界では、今回の仮釈放審査基準の緩和で、現政府に入って対象から除外されていた政治家や経済人など社会高位層が要件さえ満たせば仮釈放の恩恵を受けるものと見ています。
法務部関係者は"政治家など、社会高位層でも社会物議事犯に認定されれば、厳格な審査が行われるだろう"として、"国民の判断が基準になるもの"と話しました。
(翻訳:みそっち)
法の適用が厳格だと思っている韓国人たちは非常に多いのですが、実際には居心地の良いのが韓国の特徴でしょう。そして”社会物議”となった犯罪には厳正と対処すると広言するいうのが韓国型社会の特徴となっています。
こうした葛藤は最後の一人になるまで止めないだろうという有識者の意見もあったりします。
ニホン統治時代までに刑務所に収監されていた各種の犯罪者を終戦の混乱にあわせて一斉に釈放したことがあって、これが国民に好評で迎えられたのがきっかけとなって定例の大統領恩赦というものが制定されましたが、じつは朝鮮戦争の停戦交渉のなかで共和国軍捕虜の無条件釈放をしたことで捕虜交換が上手くいかなくなったことに国連軍側から反発があって李承晩失脚計画まであったというのはあまり語られることのない事実だったりします。