韓国の国防長官が南シナ海の航行自由の保障の立場発言
まさかの"大韓民国政府は、南シナ海紛争の平和的解決と航海・上空飛行の自由が保障されなければならないという立場" 韓国の政府を代表して中国に反対する、
[国防ミーナ]米国と中国が南シナ海領有権問題で正面対決の様相を見せている中、アセアン(ASEAN・東南アジア諸国連合)の拡大国防長官会議(ADMM-Plus)で韓民九(ハン・ミング)長官が米国をかばう発言をしたことをめぐり米国側に立ったのではないかという解釈が提起された。
ハン長官はこの4日マレーシア・クアラルンプールで開かれたADMM-Plus本会議の演説で、"大韓民国政府は、南シナ海紛争の平和的解決と航海・上空飛行の自由が保障されなければならないという立場"と言い、事実上南シナ海軍事活動について反対の意思を明確にした。 韓国政府高官としては初めて中国側に直接南シナ海問題を提起したのだ。
ハン長官の意志の表現か、そうでなければ政府の公式立場をとるかをめぐって争いが続いたが、政府の方針に重きが置かれた。 この2日、ソウル龍山(ヨンサン)国防部で開かれた第47回韓・米年次安保協議会の(SCM)後の記者会見でもハン長官は似たような立場を明らかにした。 国防部関係者も"(ハン長官の発言は)韓国政府の立場で国益を土台に置いたものだった"と話した。
今回のADMM-Plusは、米国と中国の対立で2010年の会議が始まって以来、初めて共同宣言文が採択されず、難航した。(代わりに議長国マレーシアが発表した議長声明には、ASEANと中国が協議中の南シナ海での活動を規制するルール(行動規範)の早期策定を目指すことが盛り込まれた)
この過程で、韓国は米国、日本、豪州などと共に、南シナ海で航行自由の保障を主張する方に立った。 安美經中(安全は米国、経済は中国)と立場表明に慎重を期した韓国政府だった。 中国ではなく米国の方に傾いたのではないかという解釈が出た背景だ。 ロシアとミャンマーなど10カ国は、中立的立場で南シナ海問題を言及しなかったため、事実上中国を意識したと評価された。
しかし、ハン長官の発言だけをめぐって米国側に立ったと見るのはまだは不十分という指摘も提起される。 国際関係専門家のキムフンギュ亜州(アジュ)大学政治外交学科教授は"ハン長官の発言が韓国政府の南シナ海問題と関連した基本原則を述べたこと"とし、"核心は、中国が建設した人工島12海里を主権の領域に認めるかという問題だが、ハン長官が直接的にその部分を挙げたのではないため、米国の肩を持ったと見ることはできない"と話した。 一部では、この2日、SCMでADMM-Plusでの南シナ海問題を韓米が事前調整したのではないかという指摘も提起される。
(翻訳:みそっち)
やばい コウモリ外交、中国も扱いには慣れたもの
ハン・ミング国防長官ADMM-Plusで'南シナ海'発言
中国と国防協力は国防部間のホットラインの早期開通の合意…
[国防ミーナ]ハン・ミング国防部長官がマレーシアで2日から4日(現地時間)まで行われた第3回アセアン拡大国防長官会議(ADMM-Plus)の出席をきっかけに、中国をはじめ、アセアン諸国と国防協力関係を固めようという成果を上げた。
特に、米国と中国がADMM-Plusで正面から衝突するほど敏感な南シナ海問題と関連した韓国政府の立場を堂々と明らかにしても中国と中身のある軍事外交を展開したと国防部関係者たちは5日説明した。
ハン長官は4日、ADMM-Plus本会議の演説を通じて、韓国政府が苦悩して知らん顔を決めた南シナ海問題と関連した立場を明らかにした。
中国の常万全(常萬全)中国国防部長とアシュトン・カーター米国防長官、中谷元(中谷元)日本防衛相が黙々と韓長官の演説を見守った。
韓長官は常萬全国防部長の面前で"大韓民国政府は、南シナ海紛争の平和的解決と航行・上空飛行の自由が保障されなければならないという立場"と話した。
さらに、南シナ海、当事国間ですでに締結した'南シナ海の紛争当事国行動宣言(DOC)'の効果的かつ完全な履行とともに'南シナ海の紛争当事国的行動規範(COC)'の早期締結の努力に実質的進展があることを期待すると主張した。
韓長官は常萬全国防部長の面前で"大韓民国政府は、南シナ海紛争の平和的解決と航行・上空飛行の自由が保障されなければならないという立場"と話した。
さらに、南シナ海、当事国間ですでに締結した'南シナ海の紛争当事国行動宣言(DOC)'の効果的かつ完全な履行とともに'南シナ海の紛争当事国的行動規範(COC)'の早期締結の努力に実質的進展があることを期待すると主張した。
ハン長官が言及したDOCとCOCは現在、中国が南シナ海問題と関連して最も敏感に受け止めている部分だ。 中国は今回のADMM-Plus共同宣言文にDOCとCOCが含まれたフレーズを反映しようとする米国側の主張を強く拒否し、結局、共同宣言文採択が流れたわけである。
韓・中の国防長官会談はまず中国側から
本会議の演説以後に予定された韓・中の国防長官会談はハン長官のこのような演説内容のために冷ややかな雰囲気の中で行われるという予想が支配的だった。
無愛想な表情で会談場に4秒ほど先に入った常萬全国防相は、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と李克強中国首相間の首脳会談を話題に出して挨拶を交わし、両国の国防部間のホットライン(直通電話)を早期に開通しようと先に話しを切り出した。
ハン長官も離於島(イオド)南方の海上まで拡張された韓国防空識別区域(KADIZ)で海上と空中の偶発的衝突を防止する意味で、両国・空軍にそれぞれホットライン1個ずつを追加増設しようと提案した。
常萬全国防相はこの提案に肯定的な反応を示した。 両国国防部は、追加増設案に対する実務協議を進める計画だ。
彼はハン長官に来年初めに中国を公式訪問してほしいと提案したこともある。 常萬全国防部長の言葉は誉め言葉水準以上の公式提案であり、ハン長官は記者たちにこれを受け入れることを示唆した。
ハン長官は"中国が韓国には現在も、これから統一の過程でもよく歩調を合わせて努力しなければならないという面から良い話をたくさん交わした"と話した。
(翻訳:みそっち)
お世辞や社交辞令も赤文字太字下線付きで信じちゃうようなお国柄ですから韓国内での報道はこんなものですよ。
日経では3塁側にたとえていますが、韓国のやりたいのは米中の対立の間で12人目の選手としての審判役をやりたいってことかな、(ほら、オフサイドも取られないしね)これが”安全は米国、経済は中国”というものですよね、いえいえコウモリだって益獣な部分もあるわけですからね、審判が両方のチームからお金を貰うっていうことも韓国人の考える経済行為なんですよ
ところでね。韓国なんて何の決定権も持っていないんです、韓国が中国の肩を持つと中国包囲網が総崩れになるなんてことはないんですね、ただなんとなく中国もアメリカも、韓国がどっちにつくかを眺めているだけなんです。そりゃどっちもさんざん世話してやったんだからなっ!って考えてるのは一緒ですよ。
その国防長官会議では南シナ海のことが入るかはいらないかで共同宣言が出なかったのも韓国が反対したとか賛成したってことが直接の不採択には影響してませんからね。
ちなみに韓中のホットラインっていうのも中国と日本でもホットライン開設って話があるのでそれほど目立った成果ではありません。まぁ韓国の国防長官がマレーシアまで行って恥をかいたということでは韓国の読者さんも同じ意見のようです。