キムチ冷蔵庫の火災

［暮らしのミーナ］ソウル市消防災難本部は、最近5年間に発生したキムチ冷蔵庫の火災統計を分析、去る21日発表した。 

キムチ冷蔵庫で発生した火災は、最近5年間で総224件で、2014年21件、2015年35件、2016年44件、2017年60件、2018年64件発生した。  

キムチ冷蔵庫の火災は毎年増加傾向を見せており、今年は5月末現在までにすでに23件も発生した。  

一方、一般的な冷蔵庫、火災やキムチ冷蔵庫火災件数を比較した結果、一般的な冷蔵庫の火災が190件、キムチ冷蔵庫で発生した火災が224件で、一般の冷蔵庫よりもキムチ冷蔵庫火災件数が34件以上多かった。  

また、224件のキムチ冷蔵庫の火災の中で制作年が確認された128件の場合、2001年製13件、2002年製29件、2003年製50件、2004年製22件など、2001年から2004年の間に生産された製品が114件（89.1 ％）を占めた。 

「最近5年間224件中のうち、特定のメーカーが生産した初期の製品で157件（70.1％）が発生しており、メーカーを通じて無償点検状況を確認して、冷却機能が低下したり、不具合が生じた場合、直ちに点検を依頼したり、交換する必要がある」と明らかにした。

（ソウル/みそっち）

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［世界の果てからミーナ］地中に埋めたキムチのかめのように一定に低い温度を維持して四季を通じてキムチの味を守ってくれるというキムチ冷蔵庫。 10世帯のうち9世帯が保有する生活必需品として位置づけられた。

しかし、キムチ冷蔵庫に保管してから2ヵ月足らずのキムジャンキムチがかちかちに凍るとかひどくやわらかくなって、カビまで生じたという不満が相次いでいる。 

▲見事なまでのブロックキムチ、もはやこうなるとあの臭いすらしてこない

2014年の消費者団体に寄せられたキムチ冷蔵庫に関する被害申告はなんと3,700件。いったいキムチ冷蔵庫にどのような問題があったのだろうか。
 

◇2ヵ月も経っていないキムチがやわらかくなって、カビまでできた?!
 
昨年末、キムジャンを控え、約200万ウォンの大金を投資して有名ブランドのスタンド型キムチ冷蔵庫を購入したという、ヤン･チヒョンさん。
 

　　　　
広告のようにさくさくとしておいしいキムチを期待しながら、キムチ冷蔵庫のドアを開いてびっくりした。
キムチの漬け込みしてから40日しかならないキムチが緩んで、ひどい異臭にまでなっていた。 家族のために苦労して漬けたキムチは味も見ずにマートでキムチを買って食べている状況だ。

　　　

主婦のパク･ジンオク氏は大根のキムチを漬けてから2ヵ月後にカビが生えたとし情報提供をしてきた。パク氏は空気が通じないように大根のキムチの上にビニールまで几帳面に覆っておいたのにもカビが生えてもったいないキムチを捨てるようになったと憤った。
 　　

ところがサービスセンターでの修理技師の回答はカビではないという立場だ、キムチ冷蔵庫は何の異常がないとし、自然発生しうる発酵菌である'酵母'でしょ説明した。
 
しかし、啓明(ケミョン)大学の発酵技術室で顕微鏡と培養実験で確認した結果'酵母'だけでなく、多くのかび菌も存在することが明らかになった。氷点下1度から摂氏1度の温度が維持されたなら、かび菌が繁殖しにくいというのだ。

 

◇ドアを開けなくても内部温度が6.5度まで上がる?!
 
冷蔵庫の修理経歴20年の専門家はスタンド型のキムチ冷蔵庫の構造上内部温度変化が大きくなるしかないしくみであると指摘する。スタンド型のキムチ冷蔵庫の基本動作原理は冷却機で生産した冷たい空気をファンを通じて循環させる'間接冷却方式'。
 
冷たい空気は重く、下に沈む性質があってキムチ冷蔵庫の扉を開き、閉じるたびに、簡単に外に流出される。
 
番組製作陣が、ドライアイスを利用して直接確認した結果、冷気の流出を防ぐための仕切りがあってもそのすき間から相当量の冷気が漏れた。
 
さらに、キムチ冷蔵庫の扉を開閉しなくても内部温度が周期的に上昇するということがわかった。スタンド型キムチ冷蔵庫には霜を溶かすためのヒーターが装着されているが、ヒーターが作動されている間、冷却機は停止するために温度が上がることになる。
 
製作陣が温度記録計で3日間観察した結果は驚くべきものだった。スタンド型のキムチ冷蔵庫の温度が2日に一度ずつ、6.5度まで上昇したのだ。調理学科教授は、キムチ冷蔵庫会社で強調する定温維持になったとはみなせないとし、温度に敏感なキムチに影響を及ぼしかねない数値だと指摘した。
 

◇瞬間温度だけで庫内は正常。!　消費者の不注意のせいにするメーカー
 
ではキムチ冷蔵庫が性能が疑わしい時、アフターサービスを要請したらどんな点検が行われるのだろうか?　修理技師の大半が、キムチ冷蔵庫の瞬間温度だけ一度測定した後、製品は正常だとし、キムチを誤ってつけたり、ずさんな管理によってキムチが変質されたものだと説明した。
 
その理由について、大企業A/Sセンターの修理業者から衝撃的な言葉を聞くことができた。”消費者の過失と誘導するという指針”が出されているということだ。
また、現在のキムチ冷蔵庫の点検方法は形式的な様子を見せるだけであり、正確な問題の原因を知るためには、少なくとも24時間は温度を測定してみなければならないとした。
 
しかし、アフターサービスセンターには長時間温度が記録される温度計が設けられていないうえ、支援を要請してもなしの礫だとし、現実的な困難を吐露した。
 

◇キムチ冷蔵庫の異常で痛んだキムチ!補償規定はない?!
 
キム･ジョンヒ氏は6年前に購入したキムチ冷蔵庫が故障したときはひどい目に遭った。昨年末の心を込めて漬けたキムチ40株が全て石のようにかちかちに凍ってしまったのだ。凍ったキムチを切るためには金づちまで総動員されなければならないほど状態は深刻だった。
 
キムチがもったいなく、水に溶かしても見たが、どろどろて食べるのが難しい状況だ。A/Sを要請して修理を受けて直ったという言葉に、再び大変にキムチの漬け込みをしたが、それまでも全部凍ってしまった。
 
しかし会社はキムチに対する補償規定がないという言葉だけだとし、憤りをぶちまけた。

（翻訳：みそっち）

キムチ冷蔵庫の普及で一年中おいしいキムチが食べられるようになったといわれますが、冷蔵庫のなかった時代には屋外に置いた大きなキムチ壺がそのかわりだったとされています、そして寒い季節が終わるとキムチ壺は洗って裏返しにされ次の出番を待つというのが一般的でした。

その後1960年代になるとアパートのベランダに並べられたキムチ壺が見え始めます。ところがちょっと考えればわかるようにキムチはたいへん腐りやすいものでもあります、そのため多少の異臭がしても平気で食べられるようににんにくが多用されるという悪循環を生み出しているようです。

そして毎年誇張されるキムチの消費量とキムチ冷蔵庫の爆発的な売り上げがニュースになりますが、韓国人のすべてがキムチを好きなわけではありません、生涯に一度だけキムチを食べて後悔したという政治家もいるくらいですから国や世論がキムチ･キムチと言っていることに忠実なだけかもしれませんね。