K-11複合小銃の2019年研究開発予算も全額削減
900挺はすべて倉庫入り あれれ?海外派遣部隊の装備は?
[国防ミーナ]韓国の防衛事業庁は昨年2019年度予算でK-11複合小銃量産に向けた予算5600万ウォンと研究開発予算33億6900万ウォンを編成したが、研究開発費は、国会で全額削減された。
2015〜2017年にはパフォーマンスの向上先行核心技術の研究が行われたが、核心技術試験の開発は中止された状態だ。
K11複合型小銃は現在全量が武器庫に保管中だ。
現在までに2度にわたる爆発事故などで13挺を損失し、残りの901挺のうち約80挺でも射撃統制装置に亀裂が生じ、14年から支給まで実戦配備したK11小銃、901挺の全量が倉庫に保管されている。
※損失した銃のうち故障理由が明らかなのは、銃の機関部が拡がった、固定銃身が抜け出た、停まった弾頭を除去するために銃身を切断したなどである。
韓国側資料ではこれまでにK-11複合小銃40挺を2010年5月にアラブ首長国連邦に輸出したことがあるとされるが、2009~2010年ごろの記事によれば「ヨルダンで開かれた武器見本市でアラブ首長国連邦が関心を示し、40挺を56万ドルで試験購入することに合意した」とあるだけで、その年のうちに爆発事故を起こして量産が中止されていることや、製造数が一貫して914挺であることなどから、正式購入の契約は行われておらず、輸出契約も事実ではないようだ。
あの原発受注の時期でもあり、いつもの韓国のフライングである可能性が高い。
(ソウル/みそっち)