現代車北京第一工場閉鎖続き、起亜車も中国塩城1工場稼動中断検討
現地生産・販売競争力向上のための目的 サド事態により稼働率は41.6%に
稼働率の低迷に中長期的計画を検討中 加速する工場閉鎖 適正規模はゼロなのか
[ソウルミーナ]最近、中国北京1工場の稼動中断を決定した現代自動車に続き、起亜自動車は稼働率が41.6%水準である中国塩城1工場の稼動中断を暫定的に決定した。
現代・起亜自動車の関係者は、「起亜車の中国での販売競争力低下を見て収益性を確保するために、中長期的にさらなる工場閉鎖計画を総合的に検討している」とし「まだ追加確定された内容はない」と述べた。
塩城1工場は、起亜自動車が2002年に、中国東風自動車、ウィエダグループと合弁で東風悦達起亜を設立し、初めて立てた工場で、東風悦達起亜は現在、塩城に3つの工場を置いている。
塩城1工場の年間計画生産量は15万台規模で、1〜3工場を合わせると年間計画生産量は89万台レベルに達している。
しかし2017年、中国のサード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)報復以来、中国現地での販売量が急減し、起亜車塩城工場の稼働率は、昨年は約37万台の車両を生産するにとどまり、稼働率は41.6%に落ちて目に見えて減少している。工場の稼動中断が決定されると、これとともにリストラも進むものと思われる。
わずか4日前には現代車が、中国市場における販売台数の大幅な減少で生産能力が余剰になり、中国現地合弁会社である北京現代の北京1工場労働者2000人を名誉退職(リストラ)させたり他の工場に配置転換する方式で構造調整を進めたばかりである。
初期100万台以上の販売を記録した年間生産能力165万台北京現代のもサド事態を経験しながら、昨年79万台を販売するのにとどまった。北京1工場は早ければ来月中に稼動が中断される予定である。
(ソウル/みそっち)
こういうニュースをみると読者貴兄は「現代·起亜車惨敗ざまぁ」と喜ぶわけですが、韓国のネチズンは「現地従業員リストラなのに」「合弁企業の実績が悪化しても影響ないし」といった反応をするわけです。
昨年のロッテマート撤退でも、「現地従業員大量に失業」「それじゃぁ買い物はどこでするわけ?」といった反応をしていました。
ロッテマート108店舗は買い手が決まりませんが、現地の資本にバラ売りされれば従業員も安泰で、買い物にも不自由することはありません。
もちろん現代·起亜車の生産がゼロになっても世界最大の自動車生産国である中国は売れないブランドが淘汰されることを歓迎しています。生産職のひとは中国では引く手あまたですから大量に失業なんてこともありません。むしろ一時金がしっかり貰えるので歓迎するわけです。