世宗文化会館のパイプオルガンが使用中止
ずいぶん前から修理を先送りしてきたけどいよいよダメに?
お金集めは難航
[朝のミーナ]1978年世宗文化会館の開館と共にインストールされたパイプオルガンが老化に今年から使用中止になった。
朴正煕大統領(当時)が、東京 NHKホール大パイプオルガンに遅れを取らないという趣旨でインストールされたと伝えられるが、設置から40年が過ぎ老朽化が進み大規模な整備をこれまでも先送りしてきた。
世宗文化会館は国内で唯一オルガンを備えた会場だが、楽器の状態が良くなくオルガニストから演奏に不適合であるとの指摘が多く出た。6月ここで演奏したシン・ドンイル延世大教授も「率直に言えば演奏する意欲が出ないほどの状態が良くなかった」とした。いろいろな理由のために世宗文化会館オルガンは、1年に2,3回しか使用されない。
設置当時はアジア最大規模であった。製作費は当時のお金で125万ドル(約6億ウォン)。現在価値でも35億ウォンを超える巨額であった。
世宗文化会館は、ソウル市拠出金と市民募金などを通じて修理費を用意する計画だ。
修理代で約4億9千500万ウォンがかかるがパイプオルガンの修理は、早いうちに行われることが難しい見通しだ。
2008年から運営されてき世宗文化会館の看板番組「パイプオルガンシリーズ」も昨年9月の公演を最後にドアを閉めた。
このシリーズは、客席数3,000席の規模の大ホールで一回当たりの平均1千500〜1千600人観覧ほどの観客を集めていた。
(ソウル/みそっち)
世宗文化会館はソウル市民会館が焼け落ちた場所に建てられ1978年に完成しました。
世宗文化会館のパイプオルガンって韓国人の自慢したいものだったわけですが、お手入れしませんから嫌な音がしたりしてあんまり使われなかったのですね。
そういえば世宗文化会館って2015年の駐韓アメリカ大使襲撃事件の現場ですよね。付属で設置されているレストランの朝食会で惨劇に遭いました。