韓国の地方議員 現地ガイド殴る

［ソウルミーナ］慶北醴泉郡議会副議長が外国研修中の現地ガイドを暴行して物議をかもしている。

4日醴泉郡議会などによると郡議会9人と議会事務局職員5人は昨年12月20日から7泊10日間の米国東部とカナダへの海外研修を行った。全体的なコストは6千100万ウォンだ。

研修四日目の23日午後6時頃（現地時間）、カナダのトロントで夕食をして別の場所に行く前のバスの中で郡議会副議長AさんがガイドBさんを拳で殴った。

Bさんは「バスの中で議長と話をしていると、その裏で酒に酔って横になっていたA副議長が起きて私に近づいてきて、突然拳を飛ばして眼鏡が飛びそれで負傷した」と主張した。

現地ガイドは「米国人のバスの運転手が警察に通報して救急車が先にきて、救急車の中で処置を受ける中の警察官が出動してレポートを作成した」とし「警察がA副議長を連行しようとしたが、私は防いだ」とした。

また、「そのあと、病院の緊急治療室に行った時、医師が顔からメガネの破片を引き出した」と述べた。

さらに、いくつかの議員は12月21日から女性がいるバーに連れて行ってくれと要求したという。

何人かの議員はホテルでもドアを開けておいて酒を飲んで、廊下に通って大きな音を出し、他の宿泊客がホテル側に抗議した。

ガイド暴行と関連して醴泉郡議会議長と副議長はこの日、謝罪文を出した。

郡議会議長は「国外研修で発生したかんばしくない事件で郡民に心配をかけて申し訳なく思っている」とし「傷ついた当事者に謝罪の気持ちを伝える」と述べた。

副議長A氏は「暴行に大きな傷を受けた現地のガイドに心から謝罪の言葉を差し上げ許しを求める」とし「私の役目を果たさず、申し訳なく思って副職から退きたい」と述べた。

［ニュースミーナ］国際親善交流の拡大や友好協力増進の名目で米国を訪問していた京畿道議会議員の一部議員が、スポーツ用品メーカーのナイキ本社を訪問した際、不適切な行為を行ったとしてナイキ本社から抗議を受け謝罪していたことが明らかになった。またナイキは今後京畿道議会議員の訪問は受け入れないと発表した。

30日にナイキ本社や京畿道議会などが明らかにしたところによると、今年3月5日に米国オレゴン州ポートランドにあるナイキ本社を訪問した京畿道議会米国親善議員連盟訪問団に所属する議員7人の一部が、女性の銅像の胸や局部に手を当てて写真を撮影したという。

現地でも話題になった女性銅像▶

 

ナイキの社員によると、京畿道議会のA議員とB議員が野外にある女性の銅像前で写真を撮りながら、手を銅像の乳房や局部の部分にあてていた。ある議員は手で銅像の乳首をなで、また別の議員は手を銅像の両脚の間に入れてさするなどの行為を行ったという。
当時現場を目撃したナイキの社員は同僚に対して送った電子メールに、「韓国からの訪問団は“荒唐無稽”そのものだった」「訪問団の半数は10代の子供のように振舞っていた」と書いた。

 

このメールの内容について報告を受けたナイキの担当者カレン氏は「京畿道議会議員訪問団から関連する話を聞いて非常に不快な思いをした。ナイキは今後京畿道議会からの訪問を歓迎することはないだろう」との電子メールを、当時の訪問に同行していた韓国人の通訳に3月7日に送付した。

　訪問団はその後3月28日に二人の議員名義で、「文化的な差異や意思疎通の問題で不適切な行為があったなら、これは絶対に本意ではなかった」という内容の電子メールをナイキに送付した。
この問題についてA議員は「記念写真を撮影したのは事実だが、特定の部位をさわるなど問題となるような行動はなかった」と主張した。B議員も「銅像にもたれて撮影しただけで、手でさわったことはなかった」と述べた。二人の議員はさらに、「文化の違いだとは思うが、ナイキ社が問題として取り上げたので、謝罪の意を伝えた」と説明した。