「鶏卵日付表記に反対」養鶏農家 食薬処正門割る
養鶏農家1千500人、食薬処の前で 鶏卵産卵日表記 ”反対集会” 卵投げ
古くなった卵をどうする気か? 回収したものがまた出荷できなければ
[ママミーナ]大韓養鶏協会所属などの養鶏農家1千500人(警察推算)は13日午後2時から清州市五松邑にある食薬処の前で「産卵日付表記反対集会」を開いた。
この日の集会が終わる頃には午後4時10分頃、いくつかの養鶏農家は約30mの長さの食薬処鉄製ゲートを引き倒した。
卵産卵日を表記することに反対し、食品医薬品安全処の前で集会していた養鶏農家が正門を壊し進入して警察と2時間ほど対立した。
▲韓国では30個が1パックとなっている(バラ売りもある)
▲道路で割れた卵、韓国ではもちろん生食禁止指定の生卵
集会の参加者たちは、卵を食薬処の建物に向かって投げ食薬処長との面談を要求したが相手にされなかった。
現地の警察機動隊4個中隊400人余りは、食薬処内部に進入しようとする集会の参加者を防いたが、一部の農民は、警察と衝突したりした。
「卵に日付を付ければ回収した卵を再び市場に出すことが出来ない」とし「養鶏農家の生計を脅かす食薬処の独断を防ぐために出てきた」と述べた。
2時間ほど警察と対峙していた集会の参加者たちはこの日午後6時頃ようやく解散した。
警察関係者は「集会申告場所を離れ、公共機関に進入することは集示法(集会およびデモに関する法律)違反行為」と「現在までに集会に大きく怪我をした人はいないと把握される」と述べた。
(ソウル/みそっち)
もったいない、と言えばなるほどと思いますが、気にしない(キニシナイ)となれば韓国では事情が違ってきます。
食品の再提供でおなじみである20世紀の韓国型文化の根源には、「そこに居る誰もが同じ物を食べなければならない」という強迫観念のようなものがあります。あっちのテーブルで残されたものがこっちのテーブルにやってくることもしばしばです。
間違い探し風、テーブルの上を観察してみよう
”おかず” と呼ばれるこのサービスに、ソウルっ子は箸を付けませんが、牛丼の紅ショウガのような取り放題OKや、はな〇うどんのネギ天かすご自由にどうぞ、となると目の色を変えて自分のどんぶりにてんこ盛りにすることに生きがいすら感じているようです。
最近では20代あたりの若い世代でも、こうした行為が広く行われるようになってきました、これは学校給食や兵隊食の均一な盛り付け(お代わり禁止・取り放題なし)への反動ともみられます。
食事習慣がこんなにも違う
では、なぜ、韓国人は食べ残しを他人に提供するのでしょうか。これは朝鮮時代の食事文化の影響が大きいようです。個人用の食器が無かった朝鮮時代では、大きな食器に山盛りにして、それを家族で群がって食べていました。不公平感を無くすためによく混ぜることも行われていました。いわゆる ”汁かけ飯” を家族全員分作ってみんなで食べてきたという文化ですね
▲米食文化圏で韓国だけがちょっと違う
犬食いと揶揄すれば乞食食いと返ってくる韓国独特の食事習慣ですが、これはすべてのごはんとおかずをひとつの大茶碗に盛ってそれを家長から順に食べるという風習からきたものです。お茶碗が家族に一つだけだから持ち上げることが無いわけです。
中国やベトナムはもちろんニホンではひとりにひとつの食器というのが当たり前でしたが儒教文化の深く残る朝鮮、韓国ではこうした文化が現在も受け継がれています。
※朝鮮時代の遺物には茶わんや箸などの出土例がほとんど無い。一人ずつの個人用食器が無かった時代のことを韓国人は思い出したくないほどひどく嫌っています。
▲良い子のみんなはマネしないでね
こうして、韓国人の多くは給食式の食事(ほとんどが自己負担ゼロ)を学校や職場で1日1回以上欠かさず食べていることになります。しかしそのクオリティについては今さら説明も要らないようなひどい内容となっていて、”韓国給食” ”フードボウル” などで検索するとそのありさまを見ることが出来ます。
▲1970年代になると数名分の弁当を強制的に混ぜるという格差解消策が検討された、"班食(バンチョク)" と呼ばれる乱暴な風習では大型の金属製容器に弁当をあけてそれを混ぜることからはじまる。(振り弁の原型の誕生だ)