現代重、10月から建設機械生産を中止

［はたらけミーナ］現代重工業が昨年から2年間営業赤字を出している建設機械生産調整に乗り出す。 10月から年末まで毎月1週間生産を完全に中止する措置を取る案が有力だ。

30日、現代重工業によると、建設機器事業部は10月19日から1週間休業に入る計画だ。 週間単位休業は10月にとどまらず、11月と12月にもつながるような方策を有力に検討している。

建設機器事業部は掘削機をはじめ、ホイールローダー、バックホーローダー、フォークリフトなどを生産している。 現代重工業建設機器事業は、世界各地で土木建設工事が真っ最中だった2011年までは4619億ウォンの営業利益で現代重工業内営業利益比重が10.8%(連結基準)に達した。 しかし、景気低迷が長期化、昨年334億ウォンの営業損失に転じ、今年上半期にも15億ウォンの赤字を出した。

▲現代重工業がこの前に発売開始した6トン級のショベルHX60/写真提供=現代重工業

グローバル市場でウォン安とともに、新興国の投資不振、現代重工業の競争力の下落なども赤字の原因として挙げられる。 主要製品であるショベルだけでも、昨年の8月には中国で3140台売ったが、今年8月には1624台にとどまり、販売量が1年ぶりに48.3%急減した。 同期間、中国市場規模が43.5%減少したことと比較すれば、現代重工業の不振はより際立っている。

国内市場だけ見ても2011年32.1%だったシェアが昨年25.1%と3年ぶりに7.0%ポイントも下がったのをはじめ、同期間、中国内のシェアも10.2%から4.4%と5.8%ポイントも下落した。

現代重工業の関係者は"海外市場の低迷で、中国や欧州、北米、インド、ブラジルなどに広がっている8社の海外法人の実績が悪化し、連結実績にも影響を及ぼした"と話した。

現代重工業は、米カミンズ社と2012年50対50の割合で出資して設立した建設機械用エンジン専門メーカー現代カミンズエンジンを今月8月に清算したりもした。

建設装備の部分休業に賃金闘争に熱を上げている労組反発はさらに激しくなる見通しだ。

現代重工業によると、該当事業に職員420人あまりが働いている。 協力会社の職員まで含めば計960人余りに上る。 現代重工業は1週間休業期間中には、賃金の70%だけ支給する案が検討されているもようだ。

労組関係者は"月間生産計画日程を会社に知らせてほしいと言っても会社で一切言葉がない"、"工場の稼動の部分中止は給与削減と変わらない労組レベルで対応をしなければならないと思う"と話した。

（翻訳：みそっち）

あのほら、変速ギアの歯に焼入れができてなくてギアボックスの中で粉々になった現代重機ですよ。

Look Further、Think Future!
現代カミンズエンジン有限会社は建設機械装備の世界需要が次第に増えることによって脚光を受けている高速ディーゼルエンジン市場に進出するため、世界1位の重工業メーカーである現代重工業とディーゼルエンジン産業界1位Cummins Inc.の合弁契約を通じて2012年9月に発足しました。
2012年11月、大邱(テグ)テクノポリス産業団地内の工場起工式を皮切りに、生産ライン試験稼動と試作品の生産などを通じて、エンジンの量産に向けた検証を完了し、2014年6月からは本格的に工場ラインを稼動し、エンジンを生産しています。

仕事の能率と作業効率性の極大化のため、最先端IT技術を活用したNGMES、EASE、Andonシステムを導入しただけでなく、人体工学的に設計された最新式の自動化生産ラインを保有しています。
これを活用して高品質の機械式、電子式、発電用高速ディーゼルエンジンを生産して国内供給及び全世界に輸出して21世紀の世界ディーゼルエンジン市場をリードしていく"World Class Diesel Engine Manufacturer"になることです。

それから1年後．．．．．．

［はたらけミーナ］大邱(テグ)テクノポリスに巣を開いた現代カミンズエンジン(有)が工場の稼動1年ぶりに急きょ事業を撤退することにし、その背景に関心が集まっている。

わずか3ヵ月前の6月にも有償増資を通じて640億ウォンを調達するなど、最近まで、計2千億ウォンを超える金を投資したうえ、まだ大邱市との投資誘致契約期間も残っており、これまで受けた賃貸料減免額や各種補助金など数十億ウォンを吐いて払わなければならない状況で清算を決定したためだ。

これは親会社である現代重工業が7四半期連続赤字に苦しみ、主力事業を除いた事業分野及び系列会社の縮小など強力な構造調整に乗り出したためと、分析されている。 特に最近、中国の不動産・建設景気の減速で現代(ヒョンデ)重工業をはじめ、国内掘削機メーカーが現地市場で直接的な打撃を受けたことも原因として挙げられる。

現代カミンズエンジンは2012年9月、現代重工業と米国の建設装備用エンジン専門企業であるカミンズが50対50の割合で合弁出資して作った建設機械用エンジン専門企業だ。 現代(ヒョンデ)重工業とカミンズはこの6月まで計2千90億ウォンを投資した。 現代カミンズエンジンでは掘削機などの建設機械に入るエンジンを作り、現代重工業に納品してきた。

会社発足前まで、雰囲気は良かった。 親企業の現代重工業は2010年中国だけで1万8千567台の掘削機を販売した。 中国建設景気が好況を向かえ、建設装備の販売も増えたのだ。 建設装備用エンジンの需要も増えていた状態だった。

しかし、2012年以降、中国の不動産や建設景気が冷え込み、建設装備の販売も急減した。 昨年の現代(ヒョンデ)重工業の中国現地掘削機の販売量はわずか3千743台に過ぎなかった。 4年ぶりに販売量が5分の1水準に下がったのだ。 昨年6月から本格的に建設装備用エンジン生産に入った現代カミンズエンジンは、当然、序盤から打撃を受けるしかなかった。

現代カミンズエンジンは工場の稼動以来、稼働率が20~30%台にとどまった。 状況がこうだから、昨年の営業損失172億ウォンと純損失185億ウォンを記録した。 今年上半期にも46億ウォンの営業損失と909億ウォンの純損失を負った。 会社設立後、累積営業損失は350億ウォン、純損失は1千100億ウォンに達した。

財界のある関係者は"親企業である現代重工業が去る7月末の人事を通じて役員を大量に入れ替えた。 世代交代に力点を置いたとするが、事実上の経営実績の不振による問責人事という見方が多い"、"現代カミンズエンジンの清算もこのような流れと無関係ではない。 損切りレベルで、会社の損害が大きくなる前に清算を決定したものとみられる"と話した。

大邱市は今回の現代カミンズエンジンの事業撤退決定が厳しい外国人投資企業および域外の企業誘致に火の粉が飛ばないか憂慮している。 まずは現代カミンズエンジンの清算が地域に及ぼす影響を把握する一方、被害を最小化することに力を入れている。

現代カミンズエンジンは、現代重工業の系列会社であると同時に外国人投資企業に分類される。 この中でも3千万ドル以上の投資を受けたために大規模な投資企業に該当し、賃貸料減免と投資補助金、雇用補助金、教育訓練補助金など各種特典を受けた。

大邱市は韓国土地住宅公社(LH)から大邱(テグ)テクノポリス内7万8千平方メートルを195億ウォンで購入し、現代カミンズエンジンと2017年まで無償賃貸契約を結んだ。 この8月末基準、これまで現代カミンズエンジンが減免された敷地の賃貸料は合計19億3千万ウォンと推算される。 また、投資補助金12億ウォンと雇用補助金3億6千900万ウォン、教育訓練補助金1億100万ウォンなど計16億7千万ウォンの支援を受けた。

大邱市は関係者は"投資誘致契約上事業開始日から5年以内に正当な事由なしに会社の不渡りまたは清算で契約を解約する場合、賃貸料減免額や各種補助金を返還するようになっている"、"現代カミンズエンジンから当該金額をすべて還収措置する一方、敷地に他の外国人投資企業または大企業系列会社を誘致することに力を注ぐ計画"と明らかにした。

（翻訳：みそっち）

というようなことだったのです、自社製の評判の悪いエンジンをアメリカ資本の名前を借りてきてどうにかしようとしたのですが、アメリカのカミンズエンジン社は現代重工がふつうに全部作っている会社だと思っていたんですよね。ところが重工とは名ばかりで”組み立てて売る”会社だということをあとになって知ったのですよ。

アメリカ人の考えるモノづくりと韓国人の考えるmonoづくりが違っていたんです。

アメリカからやってきたカミンズ社の現地責任者は「約束が違う」として去年のうちに帰国していました、生産開始からわずか３ヶ月ですからね、よく我慢したと思いますよ。

そういうわけで先月の合弁精算にはアメリカ側関係者が誰もいないということになったのです。韓国側の事情による廃業ですからね。いえいえ。組み立てるだけの工場でしたからどうなったのか知りませんよ。　エンジンはどうするのか？　ですか？

これまでどおり買ってきて組み立てるから心配ないですよ。仕事もそんなにないし