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今朝の25トントレーラー暴走の事情

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今朝のトップ記事➋
韓国の車両持ち込み制度に泣いた運転者

57歳のキム氏 分割払いをして買った1億4千万ウォンの25トントレーラー
車の分割金月237万ウォンを含むと車両維持費は 月1000万ウォンにのぼる


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[ソウルミーナ]警察に逮捕されたキムさんは "20年余りトレーラーの運転手をしたが、残るものがない" と犯行の動機を供述した。 権利金まで渡して借り受けた営業用ナンバーの返還を求められたことを不服として訴訟を起したが、仕事が無くなり自暴自棄になったものだ。

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現在、警察は "持ち込み車両" の構造的問題が今回の事件の発端だと見ている。
持ち込み車制度は、ドライバーの個人貨物車を貨物会社の名義で登録して働くことをいう。 オーナーが、貨物車の仕事をするためには'黄色'営業用車両ナンバープレートが必要だが、このようなナンバープレートを貨物会社が持っているからだ。


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キム氏は去る2014年、ある貨物車会社に1500万ウォンを差し出し、営業用ナンバープレートを買い入れた。 これに加えて貨物車会社のナンバープレートを借りてつけて営業する見返りに、毎月 '持ち込み料'  という名目の金を払わなければならなかった。 キム氏の持ち込み料は月額38万5千ウォンだった。


しかしキムさんの意思とは関係なく、持ち込み会社は4度も変わっており、とうとう昨年、変わった会社は、キム氏との受託契約が満了したとし、ナンバープレートを返上しろと要求した。 反発したキム氏は持ち込み料を払わず、結局、訴訟にまでつながった。


結局、この9月から仕事をきちんと受けられなくなったキム氏は、車の分割金月237万ウォンを含む月1000万ウォンにのぼる車両維持費が手に負え難い境地まで追い込まれたわけだ。 

検挙当時の血中アルコール濃度は0.06%で出て飲酒運転容疑での身柄確保は出来ず任意で取調べを受けている。



持ち込み車主ら"辞めたくてもやめられない"

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キムさんのような持ち込み車主らの不満は事実、一朝一夕話ではない。 基本的に法は持ち込み車主を特殊雇用労働者に分類する。 会社の所属にはなっているが、個人営業をする中途半端な身分という言葉だ。 
完全な身分がないため、労働基準法や4大保険のような労働者の基本権の適用を受けにくい死角地帯に置かれている。
持ち込み車主らの困難は、これだけではない。 一部メーカーは持ち込み車主らが仕事を受け取る見返りに10%相当の斡旋料を受け取っていくことまでしている。 それなら仕事をしなければイイのではないかという話もできるが、配送をしないと、その仕事を代わりにするようになった外部配送運転手を向けて '用借料' と呼ばれるお金を払わなければならない場合もある。

しかも貨物用ナンバープレートを売買するごとに、権利金の形のお金を数千万ウォンずつやり取りする場合も多いというのが持ち込み車主らの説明だ。 
ある持ち込み車主は "持ち込み車主の仕事を辞めたくてもまとまったお金が入った権利金のためにも仕事をやめることが厳しいのが現実" と話した。


この7月に裁判所が "持ち込み車主の場合でも元請から業務指示を受けたら、勤労者性を認めてくれなければならない" という判決を下したが、依然として持ち込み車主らの境界はぼやけている。

実際に昨年、国家人権委員会は、貨物会社に持ち込み車主らの労働3冊と年次休暇などを保障しろと勧告したが、会社は、これを受け入れないと明らかにした。 当時、業者らが入った名分は "持ち込み車主は私たちの職員ではない" ということだ。


(ソウル/みそっち)



何度も繰り返しますが、韓国の運転手稼業は車両持ち込みなんですよ。大型トレーラーから乗り合いバスに園児送迎バス。タクシーももちろん車両持込みです。※船もね

そうなれば車両の維持管理や買い替えなどの費用がすっかり運転手の負担になるので会社側が楽なんですね。 そういうわけですから社名の入った行灯つけたタクシーでも、そういう条件で営業ナンバーを借り受けているので、黄色いタクシーに見えてもそれは個人所有の法人タクシーであるということになるのです。

タクシー運転手は営業ナンバーをつけて運転するかわりにタクシー会社の言うことも聞かなければなりません。3年ごとに指定するディーラーで新車に買い換えろとか、毎週洗車しろとかありますよ。 
※毎週洗車しろというのが不満でタクシー会社運転手がストしたことがある。


もちろんお揃いの黄色いタクシーで営業していれば給油(LPガス車も多い)は指定スタンドで掛売りのミニ割引きだって適用されますから運転者側にもメリットがあるんです。

そいじゃぁ、なんでタクシー会社をみんなで始めないのか?、完全個人経営の個人タクシーは無いのか??、というと個人タクシーはあります。運転歴20年以上無事故無違反とかの条件がありますよね。

しかし法人タクシーの会社は新規参入が事実上不可能のようです。これは昼間のタクシーが道にあふれているから、これ以上は許可しないというソウル市などの基本方針です。
※酔っ払いの多くなる時間帯になると、あれほど走っていたタクシーがすっかり帰宅しちゃうのは。運転者が個人事業主だか。ら売り上げの利益が減っても酔っ払いと係わり合いになることのほうが精神的にも身体的にもダメージが大きいと判断するから。

そもそもタクシーに限らず営業ナンバーっていうのは国が与えるご褒美だったんですね。 あの即席特例適用者の "国家有功者"なんていうのに与えるご褒美なわけで、
対象者が希望すればタクシーの営業許可を与えていたのです。 国が勿体ぶって与える営業許可ですから一般人にはおいそれと与えませんよね。 

そういうわけで、個人タクシーの条件が優良運転者が無事故無違反20年以上なんていう条件も近年になってかなり緩和されてようやく出来上がったものなのです。

そんな個人タクシーの営業許可って売り買いしちゃうんですよ。買うったって営業許可の名義変更は出来ませんから名義はそのままで、それでもお金を受け取れば貸し出す人だっています。
そうすると営業許可を持っているたけでそれを貸し出せば毎月お金が入ってくる。 そんな社会構造が韓国にはあるのです。 そんな資格の貸し借りは工事現場の建築設計施工監理などでいつでもお目にかかれます。

地下街などの出店許可も貸し借りしてますよね。どうしても地下街で営業したい人は、すでに店をやっている人に高い権利金(非公式だけどね)を払ってそこで営業を始めます。
しかしその時の権利金は次の誰か借り手が現れてくれないと自分の手には戻ってこないと言うことで 伝貰(チョンセ)とも違う韓国独特な商習慣がそこにあるわけです。
※この内容が某有名サイトで取り上げられます。



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500MBってどうよ

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