その人気のアトラクションには5人だけしか
月尾島の遊園地でまた事故 安全検査通過したばかりの乗り物から '墜落'…
自動センサー故障してブレーキ作動しないなんて…5人負傷で病院送り
うんうん
[暮らしのミーナ]仁川月尾島の遊園地で一週間も経たないうちにまた、事故が起きました。 今回は垂直に動く乗り物が墜落して5人が怪我をしました。 知ってみると、この乗り物には二日前に安全検査を通過したものでした。
危険な高さにこだわった乗り物がそのまま地上に落ちます。
衝撃を受けた搭乗客は腰をつかまえて苦痛にします。
昨日(29日)午後、月尾島のある遊園地で墜落した垂直に動かす遊び器具です。
7m高さで一旦止めなければならなかったが、自動センサーが故障してブレーキが作動しませんでした。
事故で20代の男性4人と女性1人が怪我をし、病院治療を受けました。
[イ某氏/乗り物の墜落事故被害者:機構は墜落しながら、何かちょっと砕ける音がして…]
この遊び施設は、二日前に、韓国機械電気電子試験研究院(KTC)の安全検査を通過したばかりでした。
[遊園地の関係者:上から落ちたのではなく、降り終わるので離れて) 昨日、一昨日、KTCで前日安全点検を受けました。]
月尾島内の他のテーマパークでは先週末にも回転ブランコが傾く事故が起きました。
やはり昨年にも同じような場所で安全検査を通過した遊び道具でした。
[警察関係者:(前回の事故は)関係者を立件して送致しました。 検察の決定で、国立科学捜査院でKTCという機械点検するところで(今回の事故について)監査を受けるでしょう。]
ここでの事故は継続して繰り返されています。昨年11月には、別の回転遊具の軸が分離され、20代の男女2人が3m下に落ちケガしました。
相次ぐ事故に利用客の不安感が大きくなり、徹底した安全点検と設備の再整備の声が高まっています。
警察は施設管理者を調査する一方、アトラクションの安全性検査が適切であったかも点検する予定です。
(ソウル/みそっち)
韓国の遊園地事情 マジそれ?
月尾島にある遊園地が現場だというと、「ふぅ~~ん島全体が遊園地だな」「何て云う遊園地?」と勘違いするひとがいますが、そこには入場料というものがありません。
なぜかというと月尾島の遊園地エリアにはいくつもの経営母体の違う遊具が隣り合ってならんでいるからです。
お得な共通券もありますが、人気のメリーゴーランドだけやっている会社があったり、大人気の大観覧車がまた別の会社の経営だったりします。そいうわけで超人気のバイキングも、またいくつもの別の会社が運営しています。
今回の「高いところからひゅ~ストン」と先週の「ぐるんぐるんズザザ」も別の経営母体となっています。
まぁ韓国流のアウトソーシングというか、自営業が盛んな国ですからね。
※隣り合った大観覧車とメリーゴーランドが別の会社でも誰も困らないでしょ。
※※遊園地エリアにある売店もすべて個人経営の屋台ってこと
そういうわけで、大資本が必要な、富士急のあんなのとかそんなのとか、信用できる現地法人のある浦安のアレやソレとか、USJのこんなのとか、そーいうものは韓国には一切ありません。オリジナルが無いし世界初なんていうものは絶対にありません。
(韓国初上陸なんていうのは割とある)。
浦安やUSJのようなキャラものが無いので韓国では、半世紀前の遊園地のカラー写真(サクラカラーのエンボスプリントみたいな)そんな微かな記憶にしか無いような遊具が今も現役で動いています。(ドウイウノダ)
ふつうに横断歩道のある道路の脇に簡単な柵で囲った巨大遊具がいくつも並んでいるには圧巻です
歩き食いのできる物が豊富に売っているいくつもある粉モノ店はすべてが個人経営で、すべてが歩道上に機能的(無造作に)に並んでいて、派手な電飾とべたつく足元が異国気分ってものを醸し出しているのもちょっとエキゾチックですよ。
※食中毒が発生してもどの店が原因だったのかが分からないシステムになっている。
▲あのとしまえんで大人気でしたが、今では月尾島で余生を送ってみたり
歴代のバイキングがそのまま続けて乗れるのも月尾島の魅力です。となりあったバイキングは経営母体が別で、横断歩道のように見えるのはクルマの通る道路となっています。 (道路上からの360°ビューは こちら)
そいうわけで、ニホンではすでに絶滅したような遊具が韓国では大人気です。実はレトロな遊園地というのが触れ込みなんですね。
▲ニホンでは三相の200Vでしたから、韓国に運べばそのまま使えるということで産業機械と同じで大人気なんですね。
キャラが ”韓国してる”
何かこう、「それ違うよな」と言う印象を感じるものがそこにはあります。韓国人の撮る写真には決して登場しませんが、韓国に住んでいるとそーいうものだと刷り込まれるわけです。 ※1,000ウォンのこういうのは歩道に置いてある
何かこう、「それ違うよな」と言う印象を感じるものがそこにはあります。韓国人の撮る写真には決して登場しませんが、韓国に住んでいるとそーいうものだと刷り込まれるわけです。 ※もちろんこれも個人経営のひとがやってる
大資本の入っていない月尾島テーマパーク群には韓国にありがちな ”中小企業保護” みたいな発想があるんでしょうね。結果的には質の低い乗り物が何の統一感もなく並んでいたり隣同士に似たようなものがあったりして、それが韓国人特有の ”並んで待てない”、”やっぱりあっちにする” という心理を上手くフォローしているようにも見えます。 これらの乗り物は4,500~6,000ウォン程度となっていて手軽に命のかかったスリルを体験できます。
韓国人旅行者にもUSJとか浦安が人気だと言われますが、「入場するだけで金を取るのか」「飲食店がすべて同じサービスだから高い」という感想を持つのが彼らです。
韓国ではタクシーに乗ってチケット売り場の前まで行けるという雰囲気ですよ。