斬首部隊用浸透ヘリ事業、事実上霧散
1970年代の北浸透部隊 あの時も劇的な南北和解ムードの到来により作戦が中断
斬首部隊を1000人規模でつくったが装備も無く韓米合同演習にも参加できず
［国防ミーナ］有事の際、北朝鮮指導部を除去するため、特殊任務旅団(斬首部隊)を平壌(ピョンヤン)など北朝鮮後方に浸透させる特殊作戦用ヘリコプター事業が事実上霧散したことが明らかになった。
この4月27日、南北首脳が、板門店(パンムンジョム)宣言で軍事的緊張状態を緩和して戦争の危険を解消することで合意したことによる措置だという観測が流れている。
特殊作戦用ヘリコプターだけでなく、韓国軍の主要兵器導入事業全般が縮小される可能性まで提起されている。
4日、複数の政府消息筋によると、合同参謀本部は最近10台前後の規模の特殊作戦用ヘリコプターの導入事業を全面的に再検討することに決定した。 ある消息筋は "合同参謀が戦力所要提起の段階で事実上放棄したものと知っている"、"最近南北関係改善ムードのため、予算を確保できる動力を失ったためだ" と話した。
海外に売っていないという米MH-47Gに目をつける
特殊作戦用ヘリコプターは一般ヘリに地形追跡レーダー、精密航法装備などを取り付け、昼夜間ㆍ全天候飛行が可能だ。 また、空中給油を受けて遠い距離を飛行でき、機体を防弾装備で保護して生存性も高い。
※もちろん韓国軍に空中給油の能力は全くない
また、別の消息筋は "もともと合同参謀は、米軍特殊部隊が使用しているMH-47を米国から購買しようとしていた" と話した。 MH-47は真夜中暴雨の中でも山岳のような地形を飛行できるヘリコプターである。 最新型のMH-47Gは一台当たりの価格が1500億ウォン前後だ。 （米軍は2006年から運用中）
MH-47は、米国が海外に販売したことがない。 米軍でも特殊作戦司令部(SOCOM)所属の第160特殊戦航空連隊(SOAR)だけが運用している。 消息筋は "韓国軍が在韓米軍を通じて説得した結果、兵器輸出統制部署である国務省がMH-47の販売を肯定的に検討するという回答を聞いた状態だった" と話した。 しかし、合同参謀の立場の変化にMH-47導入は無かった話になるものとみられる。
侵入手段の不足で、全く役に立たない特任旅団
特任旅団は昨年12月1日に創設された。 陸軍特殊戦司令部の従来の部隊に人員と装備を補強して1000人規模でスタートした。 軍当局は、北朝鮮を刺激するとの創設式を静かに行い、マスコミに公開することもなかった。
特任旅団の任務は有事の際、北朝鮮の指揮部を除去したり、(首切り作戦)、大量破壊兵器(WMD)を破壊することだ。 北朝鮮のような独裁国家で指揮部が死亡または重傷を負う場合、戦争を持続できないダロというのが、首切り作戦の論理だ。
軍当局は今年325億ウォンをかけて特殊作戦用機関短銃、高速榴弾機関銃、自爆型無人機、偵察用無人機と透視レーダー、遮音(遮音)ヘッドホンや生体認識機や防弾ヘルメットなどの兵器と装備を補強している。 しかし、特殊作戦用ヘリなど、侵入手段が不足する。 空軍の輸送機のC-130 4台を浸透用に改良しているが、十分ではない。
※Ｃ-130の夜間浸透用地上レーダー装備計画は白紙化されており昼間しか作戦出来ない、しかも機体の引き渡しは来年以降になる
▲韓国の特殊部隊は「瓦割り」などを披露する演芸班と知られている
特任旅団は武器や機器の大半が実戦配備されていないという理由で先月の、韓米連合軍事練習にも参加しなかった。
ペ ヤング韓国国防安保フォーラムの首席研究委員は"現在特任旅団の兵器ㆍ装備のレベルを見ると全然特殊戦ができない状態"と評価した。
ヒョウのような軍隊作ろうという国防改革2.0危機
特任旅団は、軍当局が北朝鮮の核ㆍミサイルに対抗して構築している3軸体系の核心戦力だ。 3軸システムは、北朝鮮のWMDを先制打撃するキル・チェーン(Kill Chain)、北朝鮮ミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛(KAMD)、北朝鮮指導部を攻撃する大量報復(KMPR)を意味する。 特任旅団はKMPR用だ。
国防部は3軸システムをはじめ、各種の先端兵器を買入れるため、中期計画(2019~2023年)の予算を230兆~250兆ウォンとなった。 今年の国防費の増加率を7.8%まで引き上げる計画だった。
政府関係者は"北朝鮮の非核化が実現すれば、3軸システムのために導入する武器事業の見直しが避けられない"、"全般的な構造調整があるだろう"と話した。 このために"'シャープで恐ろしいヒョウ'のような軍隊を作るという国防改革2.0は11日に大統領に報告もする前に失敗した" という話が国防部内外から聞こえてくる。 軍規模を減らしてスリムになり、先端兵器が少なくてあまり怖くないようになったという意味だ。
（ソウル/みそっち）
戦争をやるひとは、高価な武器がやってくるとうれしい反面、壊したらしかられるということでそれまで無かった兵器に対して喜んでばかりじゃないようです。
そうこうするうちに劇的な状況の変化とかが出てきて、お役御免になったりすると映画シルミドみたいなことになるんですね。
◇ ◇ ◇
映画ではバスジャックして仁川からソウルまでやってきて そうそう、途中で銃撃戦もありました。結局止まったところは漢江の手前でした。
お写真でどーぞ
画面中央道路右側のナナメ向きの白いのがバス ここから青瓦台の大統領府までは、漢江の橋を渡っておよそ10km、当時は漢江に架かる橋がこの先の漢江大橋くらいしか無かったかもしれないね
YUHAN CORPORATION とあるのは 柳韓洋行の意味。SCHERING USA というのはアメリカの製薬会社。ということで韓国の柳韓洋行という製薬会社のビル 現在は同じ場所に大きなビルが建っています。（名前だけ柳韓ビルだけど貸ビルみたい）
関連過去カキコ：お墓の草刈り作戦ってのがあった
関連過去カキコはここ シルミド事件
うわぁ～～ん