済州空港の遅延運行率からみる韓国社会
年間26,000便の遅延も国内航空会社国内便のみの統計なのか?
強風、済州(チェジュ)空港の航空機の運航に支障・・合わせて135便の遅延
ふふっ
[空のミーナ]19日、済州国際空港上空に強風・ウインドシア(乱気流)警報が下された中、これによって、航空機の運航に支障が生じている。
韓国空港公社や濟州地域本部によると、同日午前7時55分、済州(チェジュ)で出発し、金浦(キムポ)に行く予定だったアシアナOZ8904便の運行が遅延されるなど、午後9時基準で航空機計135便(出発102便・到着33便)が遅延運航している。
幸い、欠航する航空機は無く、滞留客は発生しなかった。
現在、済州(チェジュ)空港には、午前から激しい風が吹き、強風警報が下されている。 同日午後4時30分からは空港の滑走路着陸方向にウインドシア特報も発効された。
一時、済州空港上空には風の速度が19.8m/sに達する強い風が吹きもした。 ウインドシアや強風特報は同日午後11時、20日午後3時にそれぞれ解除されるものと予測された。
(ソウル/みそっち)
済州空港 2017.4~2018.4 遅延状況
空港名 運航(回数) 気象 機材の接続 整備 旅客処理 複合原因 その他 計
済州 174,660 643 24,487 278 25 0 705 26,138
済州空港 2017.4~2018.4 欠航状況
空港名 運航(回数) 気象 機材の接続 整備 旅客処理 複合原因 その他 計
済州 174,660 668 240 66 110 0 0 1,084
韓国の定時運行率操作がすごい
韓国国土交通省は、独自の規定に基づいて、国内線は30分、国際線は1時間を超えたときに「遅延」で把握するが、世界的には「遅延」の基準を、国内線は15分、国際線は30分を超えるとき遅延としている
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風が吹くと飛行機がとびません。飛行機が遅れたり欠航したりします。そんな数字が出てくれば観光客が寄り付きませんよね。
こういうのはローカル記事では強風+運休を記事にしますが、全国紙ではランキングの下の方なのでスクロールした先の次のページに記事があったりするのです。
つまり済州空港遅延率の記事は ”済州日報” とかでしか見られないのです。
ここにに手が込んでくると、タイトルだけ太字になって「済州空港、年間26,000便...」なんてことになって、「なんか26,000便ってスゴイんじゃね」というほうに誘導したりするというハングル記事になるのです。(ホントは遅延が26,000便)
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ゴールポストとか枡やスケールであるとか角度まで操作するのが韓国人ですが、あらゆる統計が信用できないことは国民の中でもたまに話題になる程度で、識字層ですら心地よい数字をあてがわれて満足しているのがほとんどであると知られています。
都合の悪い数字は無かったことにするというのは、朝鮮時代の人口統計で奴婢の人数が勘定されてこなかった長い歴史があり、朝鮮末期に朝鮮を紹介した欧米人の紀行文にもそういう人がいること書かれず避けられてきたのを受け入れてきた長い歴史があるのです。
つまり、合計が100じゃなくてもイイし、一部の標本のなかの比率を全体の内訳であるように知らせるということが本能として受け入れられているのです。
韓国の人口は多い方がイイ、就労者数も多いほうがイイ
失業給付を受け取っているのは多い方が福祉制度が充実しているように見えるのでイイんだけど、失業者数は少ない方が景気のイイ国に見えるので少なくする。少ない人数で失業給付を割れば一人当たりの受け取っている額が先進国並みに見える。なんてことを専門に操作しているのが韓国の統計庁です。
人口が多いほうがランキング的にイイので、死亡届を出していない人を統計から削除しないのですね。そうなると19世紀生まれの韓国人なんていうのが全国に100人じゃ済まないくらいいることになってみたりします。そういう数字が韓国で記事にならないのは国民がひと目見て「ウソじゃん」と判るからです。
韓国政府って最高齢者発表しない理由
そういうわけで何と韓国では最高齢者なんていうのを発表しません。でもOECDが ”平均寿命” なんていうのを出す統計には130歳なんていうのを混ぜて資料に提出していますから、その資料を受け取った ”OECDランキング事業部” では韓国も長寿大国なんてことになっていたりします。
[中央日報]2011.04.15
本紙は韓国最高齢老人を探し試みた。 まず行政安全部に問い合わせた。この2月末基準で住民登録上の100歳以上老人は2862人であり、最高齢は132歳(1879年生)さん2人だった。 本当なら、安重根(アン・ジュングン)義士、詩人海・韓龍雲(ハン・ヨンウン)と同い年だ。 しかし、慶尚南道のパクさんは実際に97歳、京畿道軍浦のチョン某氏は92歳だった。 2人は "戸籍が誤ったが、直さないでただ生きた"と話した。
続いて老人長期療養保険を担当する健康保険公団に問い合わせた。 ここには京畿道安養市の123歳のおばあさんが最高齢だった。 しかし、イさんは、10年余り前から認知症を患っており、本人の年齢を確認すること難しかった。 健保公団のチェ・ウォンヨン部長は "安養(アンヤン)おばあさんが110歳を越したようですが、実際の年齢は家族もしらない" と伝えた。
業を煮やしながら老人業務の主務省庁である保健福祉部に最後の希望をかけた。 幸い、基礎老齢年金対象者の年齢を確認した資料があった。 管轄の住民センターを通じて確認したという。 しかし、119~132歳の18人が実際の年と違っていた。 京畿道金浦の118歳、パク某氏が最高齢だった。 住民センターが確認したというから、 '世界記録を変えることもできる' として期待した。 金浦(キムポ)おばあさんの自宅に電話をかけた。
"おばあさんは最近も歩いて教会を通っています。 老眼鏡を使って聖書を好んで読んでいらっしゃいます。 痛いところもなくて、関節も問題がありません。 "
外曾孫(41)は驚くべき話を続けた。 "110歳を過ぎたようだが齢を数えるのを忘れてしまいました。"
おばあさんは忠清南道(チュンチョンナムド)、温陽の娘のところに旅行を行ってなかった。 すぐに尋ねてくれとせがんだ。 しかし、娘は "戸籍が間違って98歳です" と話した。 こういうわけで最高齢老人を捜すことは失敗した。
行安部住民のイ・ジョンミン事務官は "以前には適時に戸籍申告をせず、村の里長などが代わりに申告する過程でトラブルが多かった"と話した。
2003年福祉部は最高齢の老人を発表したが、非難を受けた。 初めて発表した仁川市江華の114歳(当時)さんは何ヶ月前に死亡した事実が明るみになり、改めて発表した京畿道富川の114歳の女性は実際の年が95歳で明らかになった。 その後政府は最高齢の老人を調査していない。
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”区役所が町内の老人に餅を配りますよ” こんなときに町内会の役員が張り切って、自分ちのおっかさんまで名簿に名前を載せます。ところが餅は ”生活脆弱階層” を対象にします。なんてことになると、今度はあまりにも貧しいのはみっともないし、貧しい人が住んでいては町内のイメージが下がると考えるので町会長が「ウチの町内に生活脆弱層は居ない」なんて大きな声を出すのです。
区役所の担当者は餅を配る業務の評価が配った餅の数ですから多い方がイイけど、町会長は「ウチの町内に生活脆弱層は居ない」と平行線になるのです。
とは言っても、タダで貰える物がある時にはその都度都合よく基準が変わるという柔軟性もあるのが韓国社会です。
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