忠清南道で全国初の人権条例廃止…
人権条例廃止再議案可決…深い懸念の忠南道、最高裁判所提訴を検討
韓国党議員全員賛成 あのプロテスタント(ウリスト教)も廃止に賛成
[ソウルミーナ]去る3日、韓国の忠清南道(チュンチョンナムド)で、全国初めて人権条例が廃止された。 これに政界と市民・人権団体が反発しているうえ、国家人権委員会も廃止を防ぐため国際協力を要求した状態なので、影響が予想される。
去る2月2日、忠清南道議会で「忠清道民の人権の保護と促進に関する条例」(忠南人権条例)廃止案が議員37名中25人の賛成で可決された。これにより、過去2013年に制定され、2014年に「忠南道民人権宣言」を率いて2015年の改正を経て、今日に至った忠南人権条例は、廃止されるに至った。
忠南人権条例廃止案を発議し可決を主導したこれらの自由韓国党議員だ。2012年に忠清南道人権条例制定を主導したこれらの相違はなく、セヌリ党議員だったので、自分たちが作ったものを、自分たちが処分した格好だ。
※韓国にはムン大統領のチョン民主党とパク大統領の頃のセヌリ党(今は自由韓国党)のふたつが与野党を形成してる
彼ら忠南人権条例の廃止を主張している理由はただ一つだ。忠南人権条例案が同性愛を助長するからだということだ。忠南道民の人権宣言の中で、「忠南道民は...性的指向、性別アイデンティティ...など、どんな理由でも差別されない権利がある」という差別禁止条項が同性愛者も含まれている表現だから、最終的に同性愛者に対する差別の禁止は、同性愛を認めて同性愛を助長する結果をもたらすので、この条項をなくすためには、人権宣言を履行するために必要な忠南人権条例自体を廃止すべきだと主張しているものである。
これは同性愛者は差別されて当然だという話のようだ。
忠南道議会は3日、第303回臨時会第1回本会議を開き、道が再議・議決された案件について再び審査する手続きを要求した ”忠清南道道民の人権保護および増進に関する条例廃止条例案” を可決した。
再議案処理に必要な在籍議員過半数出席と出席議員3分の2が賛成のための定足数(23人)を超えており、可決されたわけだ。
これには自由韓国党議員全員を含む26人が賛成し、民主党議員たちは、採決に参加しなかった。参加した議員は韓国党24人、民主党8人、正しい未来の党1人、無所属1人など34人だ。同日、再議案可決を受け、忠清南道は5日以内に公布、施行しなければならない。
これと関連して韓国の同性愛団体や同性愛支持団体は最高裁判所に提訴する方策を検討している。
人権条例が廃止されれば、人権関連教育や相談、実態調査をして人権センターを運営する根拠もなくなり、人権行政遂行に困難が予想される。
イ・ジョング道自治行政局長は"人権条例をなくすというのは、地方自治体に人権保障の責務を付与した憲法と関連法律を違反するということ"だとし、"地方自治法第7兆3項によって、20日以内に最高裁判所に提訴できるようになっているだけに、さまざまな対応策を議論する"と話した。
人権条例を制定し、施行中の全国16市・道のうち、忠清南道で初めて人権条例が廃止されながら、他の地域でも条例廃止の動きが拡散する兆しを見せている。
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忠清南道(チュンチョンナムド)キリスト教教会協議会・大田、忠南(チュンナム)、牧会者正義平和協議会所属の牧師が忠清南道人権条例を守らなければならないと明らかにした。 地域の保守派キリスト教勢力が主導して人権条例廃止を引き出したのと反対の立場だ。 両団体の会員たちは2月19日、忠清南道庁のプレスセンターで記者会見を開き、安熙正(アン・ヒジョン)知事が忠清南道議会に人権条例案廃止条例案'再議'を要求しなければならないとした。
これらは人権条例が同性愛を助長して拡散するという一部の保守キリスト教の主張に同意しなかった。 むしろ人権条例が弱者や少数者らが、差別や偏見から脱し、堂々と自分の権利を享受しながら生きていけるように助けるとした。 牧師らは"人権は神様があなたの形状通り著受けたすべての人間に与えられた権利だ。 (中略)われわれにはこうした人間としての権利を法と制度を通じて保障し、誰でも差別なく享受できるように努力しなければならない責任がある"と明らかにした。
(ソウル/みそっち)
どーでもいい内容ですね、国論が真っ二つになるなんていうのは見ていても気持ちいいじゃないですか。無差別暴力闘争につながることを期待します。 (アレ?)