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地下鉄に ”肥満専用席” を、”肥満嫌悪コンテンツも規制すべき” 韓国男子の肥満率は急上昇
配信日時:2018年3月7日(水)
[ソウルミーナ]6日、韓国日報は、地下鉄座席で窮屈な思いをしている韓国人男性の悩みを紹介した。
韓国では高度肥満の人たちは少数者とは認められない。当然これらを向けた政策作りはエンジンもかけることができなかった。 もしそのような政策的な動きが出れば一部から '過度な配慮' という不便な視線に送る。
当事者たちは "今ではたいしたことがなくても、些細な部分一つずつだけでも手を貸してほしい" と切実に訴える。 彼らが慎重に提案する '些細な変化' とはどのようなものだろうか。
体質量指数(BMI)基準高度肥満に属しているキムソンヨン(53)氏は "肥満人たちの日常に選択権を少しでも広げてほしい" と訴えた。 まず、狭い地下鉄やバスの座席のうち一つ二つ座席だけでもこれらのための空間を出してくれればどうかというのが、キム氏の希望だ。
実際1974年、1号線が初めて開通した当時、成人男性の平均身長は166.1センチから2015年172.2センチで、お尻の周りは90.2センチで95.1センチへと変化した反面、地下鉄電車内の座席の広さは、いくつかの新規車両を除けば、1人当たり435㎜から450㎜で15㎜がやっと増えた後、この規格が適用されている。
キム氏は "妊婦や老人専用座席のようなことを望んでいるわけではない"、"肥満人のためにいつも空けておく必要はないが、長距離移動の時には座席がない時でも利用できる座席があったら良かろう" と提案した。
収支が合わず、肥満人たちのための大きなサイズの服を製作しようとする人たちが多くないのも事実。彼は "政府が肥満人が経験している困難を配慮して大きなサイズの服や靴などを製作する創業者などに一部でも資金を支援しているのはどうか" と慎重に語った。
TVプログラムやオンライン・コンテンツ規制強化に対する声は切実だった。 肥満人を卑下素材にするなどで否定的認識を強固化するコンテンツが放映されたり、嫌悪を刺激する無分別な単語の使用などには一定部分制裁が必要だというものだ。 高度肥満のキムヒョンジ(23)氏は "TVのギャグ番組では依然として肥満人を戯画化素材としているようだ"、"肥満人を扱う時は否定的認識を与えないように素材や表現の使用で慎重に接近できるようにする規制の程度は導入してみる価値ではないか" と主張した。
実際、フランスでは、モデルの痩せ細った体型と彼らの姿を描いたコンテンツが非正常的な身体イメージを正しいものとアピールし、モデル当事者たちの健康を害するとして、女性基準34サイズ(韓国で44またはXSサイズ)未満モデルを舞台に立たせる企画会社に罰金を課している。 スペインでもBMI 18.5を下回っいるモデルは舞台に立たないようにしている、イスラエルはBMI 18.5未満モデルの広告出演を禁止する。
肥満人を向けた認識改善に向けた政府レベルの努力も必要だと話す。 特に最近、肥満関連政府スローガンが'肥満は疾病'というように否定的に流れることを警戒してほしいというのはこれらの声だ。 高度肥満のチョンムンソク(41)氏は "肥満人たちの健康を憂慮することと肥満の自体を問題視することとは全く違う話"と強調した。
19歳以上の成人男性の肥満率は42.3%
昨年19歳以上の成人の肥満率は34.8%から2015年の33.2%より高くなった。 肥満は体重(キロ)を身長(m)の二乗で割った値である体質量指数が25以上の場合で、2007年のこの割合は31.7%だった。 性別では昨年基準の男性の場合、42.3%に移転しての39.7%より2.6%ポイント高くなって初めて40%台を突破した。 男性の場合、年齢層別の肥満率は40代が49%で最も高く、次いで30代(45.4%)、50・60代(39.7%)、70歳以上(30.3%)の順だった。 女性は肥満率が26.4%で2007年の26.3%とほぼ似て変動がほとんどなかった。
(ソウル/みそっち)
太目さんには割増し料金っていう声もあるんですよね。まるで自分が『基準型体型的韓国人』だと思い込んでいるひとが多いのです。