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月探査・韓国型発射体事業は無期限延期の危機

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無視される'宇宙開発'…予算削減に月探査無期限の延期か?

月探査・韓国型発射体事業、無期限延期の危機
月探査2段階、2020年から'2030年以内'に10年の延期?

うんうん http://news1.kr/articles/?3160656 ほらね


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[朝からミーナ]'韓国型発射体' の月探査船を打ち上げる月探査2段階計画が当初2020年から無期限延期される危機だ。

 '血税2兆ウォン' が投入される大型宇宙開発プロジェクトである韓国型発射体の開発事業遅延による連続調整というのが1次的理由だが、すでに2年見送られた月探査1段階とは違って、2段階も10年延期される可能性が高く、科学技術界では'政治的な影響力'が作用したのではないかという不満の声が出ている。 百年の大計を担う科学技術政策が政権によって左右されるわけだ。


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来る12月、科学技術情報通信部は国家宇宙委員会を開き、'第3次宇宙開発振興基本計画'を審議・確定する予定だ。 

この8月に宇宙委員会が月探査1段階事業開発期間を2018年から2020年に2年延長すると明らかにしたので、3次基本計画審議過程では第2段階事業期間をどのように設定するのかが関心事だ。 月探査開発計画によって韓国型発射体開発の日程も変わりかねないからだ。


海外発射体利用の第1段階月軌道船計画は白紙?

当初政府は、月探査機1段階開発で550kg級試験用月軌道船を開発して海外の発射体に発射まで成功して月探査の核心技術を確保するというものだった。 しかし、宇宙委員会は今年8月に2018年12月に予定されていた1段階事業終了時点を2020年12月に延期した。 

また、75トン級エンジンが搭載された韓国型ロケット試験発射は2017年12月から2018年10月に延期された。 これによって2019年12月に予定されていた75トン級エンジン4つを結ぶ300トン級1回目の本発射と2020年6月に予定されていた300トン級の衛星搭載2回目の本発射も延期されている状況だ。


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来る12月に開かれる宇宙委員会で韓国型発射体開発の日程は確定されないものと見られる。 韓国型ロケットの開発日程が無期限延期(白紙化)される可能性も排除できない状況だ。 こうなると、韓国型発射体に搭載する月探査2段階事業の日程も当初計画の2020年から大きく延期されるしかない。 '3次基本計画' の樹立に先立って、40回にわたる会議と公聴会の結果、月探査2段階事業を'2030年以内'に決めようという意見が支配的だった。 これに対して科技情通部はまだ確定された内容がないと線を引いている。 


一部では政権が交代され、月探査国策事業が '関心の外' で順位を下げて動力を失っていると懸念している。 直ちに、来年の予算から削減されている状況だ。 最近、国会の予算特別決算委員会予算案調整小委員会は、与党が来年の韓国型発射体予算削減を主張する状況だ。

匿名を要求した航空宇宙工学科のある教授は "韓国の研究開発(R&D)事業は、政権の志向点によって、投資と支援の形態が変わる場合が多い"、"これは科学に対する理解が不足するためであり、巨大研究開発事業であればあるほど長期間の持続的な投資と支援なしには成果を得にくい特性がある" と話した。 

政府出資研究所の関係者は "単に航空宇宙分野だけでなく、政権によって、3~5年ずつ投資されて捨てられる研究分野も多い"、"このような国内科学技術政策では国家科学技術界の長期的な発展を期待し難い" と皮肉った。


(ソウル/みそっち)



 
これわねぇ、研究予算、開発予算っていうのが関係者の生活費まですべてを含んでいるじゃないですか、「贅沢したいからもっとお金をくれ」っていう要求が通るわけないので開発が遅れるしかないのです。


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たとえば地上燃焼運転中の75t級ロケットですが、あれは絶対に空中に浮かぶことができないと知られています。
まぁ現在では地上に固定されているわけですから飛んでっちゃうことが絶対に無いってことが間違って伝えられているんですが、じつは配管であるとか外部電源であるとか、そのへんが空を飛ぶロケットに収まるように考えられていないんですね。
ロケットの断面は丸でしょ。誰が考えても○がいいですよね、ところが地上試験中の75t級ロケットエンジンの地上形態の断面は四角形なんですよ。とてもロケットの形になりえないんですね。しかも地上試験運転をするための外部施設(たぶん燃料タンクとか配管や本体の支持材)が完全に重量超過なんですね。これで絶対に浮かび上がらないことが確定してます。最初から設計を完全にやり直さないと実用に耐えないんです。地上燃焼展示用ってことなんです。 

でもロケットエンジンを束ねて実用化するんだろ>>> ええ束ねても重量超過は変わりませんからね。
束ねればイイダロ、よそでもやってるダロ>>そこがバカなんですよ。あれは完全に地上燃焼映像放映用モデルなんです。


◇ ◇ 

もういちどハナシを整理すると

韓国型発射体の75tロケット実射が来年ですよね、これは2段で構成されて2段目には7tロケットが載るんだそうです。まぁ飛び上がることだけが目的ですからどーでもイイんですが、この試験発射にはいくつか問題があって、ロケット本体が本番用よりも小さいですから燃料容器となる本体も別誂えで作るわけです。 
※この液体酸素タンクが韓国の技術では作ったことが無いプロジェクトで、外部企業に作らせたら重量超過で中身の漏れるしろものができた

さらに韓国の発射基地の発射台はロシア風ですからね。 本体を寝かせて狭い道を運んでその先で立てて発射するわけです。あの羅老号のときを思い出してください。
そこで問題なのが、発射台のアームなんですね。 たった1回だけの試験発射のためにあの斜めに持ち上がっていくアームを作らなきゃならないようです。
これがまさに使い捨て状態で予算化もまだですし、韓国国内で作った経験はありません。(報道ではmade in chinaでした

そんな試験発射体  もう来年なんだけどね
試験用韓国型発射体  2018年10月予定 
全長  26.1 m  直径  2.6 m  重量  53 t 段数  2段
 
もちろんこの試験用韓国型発射体には一切のお荷物搭載能力はありません、それどころか大気圏の外に出るのもあやしいという評判ですよ。 
※およそ100秒程度飛んで1段2段の分離と各種データを収集するだけ
 

そのあとようやく75tロケットを4つ束ねて飛ばすのが3段式になるのです これって大きさが違いすぎますよ。 発射台のアームは完全に別設計だし、道路も広げなきゃなりませんが、まだ手付かずなんですよ  しかも予算が何だかまだ何も決まって無いみたいですよ。
 
韓国型発射体  2020年頃開発完了予定
全長  47.5 m 直径  3.3 m(1段)、2.9 m(2段)、2.6 m(3段) 重量  200 t 段数  3段
(羅老号 全長  33 m 直径  2.9 m)


ここが重要

この4つ束ねた韓国型ロケットは1.5t級低軌道人工衛星打ち上げの用途で開発されているみたいで、月探査とは別ものです。※商業用のつもり
 
4つ束ねても月探査本番打ち上げとは完全に別なのです。 その月探査も試験月軌道船のほうは実物製作が全く進んでいないところにきて、それを打ち上げてくれる海外の打ち上げ業者が入札に誰も応じてくれないのですね。 
そして試験軌道船のリアクションホイールといえば姿勢制御の要ですが、それを英語で提案書の要求(2017年7月末)をしてるってことは丸投げ満々じゃないですか。

そういうわけで、国内向けホルホル記事には昨年暮れにNASAと協力に調印ってことですが、それはアンテナの受信について便宜を図ってもらえるというだけですし、NASAと韓国型発射体には全く技術供与も無いし、試験用月軌道船についてもアメリカの某地方大学のカメラを積むということをNASAが募集と仲介しただけで、NASAとは関係ないのです。
 
韓国型発射体の試験発射は来年10月
これは韓国製の75tロケットが飛んで空中分離するまでの発射実験ですよ

そのあとすぐの試験用月軌道船打ち上げは来年12月です。
こちらは、どこかの国のロケットで韓国製の月軌道船(550kg級)を月軌道まで運んでもらう計画です。全世界でそういうビジネスをどこも請け負っていません。名乗り出た国や企業はひとつもありません。

この二つもまったく別のハナシですからきちんと分けて思い出すようにしましょう。

※注意:韓国の2018年12月に計画している試験用月軌道船は月までまっすぐ飛んでいくわけじゃなくて地球の衛星軌道に打ち上げた後に軌道高度を上げながら高度38万㎞にある月のあたりまで漂ってから月の微小重力の孫衛星になるものです。



イメージ 2

月ロケットにはコロッケだな




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