6日目の全面統制 開通予定も会社発表を淡々と繰り返すだけに
国内最大の海底トンネルの言葉も消えて〝運営会社が〟
仁川市も関係ない立場 国土交通省は開通優先で監督命令だって
[ソウルミーナ]水没した仁川北港トンネルは復旧作業6日目にも水が引かず作業が難航しているらしい。
これに対し仁川市の立場は〝運営会社の作業を見守るしかない、指導責任はあるが復旧作業の進捗状況については発表を受けるだけである〟とし〝首都圏第2外郭循環高速道路、仁川〜金浦区間(インチョン金浦高速道路)内北港トンネルの運営会社仁川、金浦高速道路(株)の内部事情までは知らない〟との立場だ
▲トンネル内の冠水で完全水没した地下の電気室はまだ満水らしい
北港トンネルは23日の豪雨で雨水と土砂が流入され、双方向の車両通行が全面統制された。
運営会社仁川、金浦高速道路(株)は、機器と人員を多数投入し復旧作業を行っているが、再開通時期は今日明日延ばされてきた。
会社側は当初、回復時期を一昨日(26日)で明らかにしたが、今日の午後3時に変更したあと、午後7時現在までの制御状態のままです。
▲今日午後の散水車による排水作業の様子 土砂色の水が見える
より大きな問題は、再開通をしても、正確な原因さえ把握していない状態なので、再発の可能性を排除することはできない状況です。
国土交通省は、最近の関係者を現場に派遣して原因究明と再発防止対策準備を注文する監督命令を下しました。
[インタビュー - 国土交通部関係者] "まずは回復が優先だね。監督命令を公文書に施行した状態です。そのような部分を含めて、原因究明手順を進めることです。現在では明確に記載されているのはないよ。」
開通してわずか4カ月で施設の抜け穴をそのまま表わした仁川、金浦高速道路。
週末には再びの梅雨前線の接近で総力戦が行われています。
(ソウル/みそっち)
トンネルは〝仁川、金浦高速道路(株)〟という企業の経営なんですね。 まぁ私物ですから、現代自動車の蔚山工場水没のときには蔚山市でもなんの言及もありませんでした。
今回のは道路ですから国土交通部(一部翻訳サイトでは国土交通省)が〝早く開通しろ〟と目を吊り上げているんです。
開通や現状復旧が最優先で原因究明なんてものは忘れたころに見立たないように済ませる、あるいは無かったことにするというのが国とか民族習慣とか国民次元での方針なんですよ。 とにかく復旧が人命よりも先なんですね。
2010年の羅老号というロケットでは2度続いた発射失敗で、載せる人工衛星が無くなったわけです。一応お金の掛かった人工衛星を2つ(科學技術衛星2號A・B)用意していたんですがダメになっちゃったんですね。 人工衛星って飛んで回ってから名前をつけるんですが韓国では飛ばす前に名前が地上で付けられて失敗すると欠番になる仕組みです。
まっとうな人工衛星も最初からつくると時間もお金もかかるし、ロシアの気が変らないタイミングで3つ目を発射させるとなると人工衛星本体の製造が間に合わないわけですよ。
そこで、あり合わせの観測機器なんかありませんから、ただ返事が返ってくる程度のものを載せたようなんです。 お金が掛かってませんからPHS衛星なんて言われてましたよ。
そんな発射の失敗にも果敢に発射をせかしていたのが韓国のお役所である教育科学技術部でした。
ひところ話題になった、あの揺れる李舜臣大橋の道路は国道じゃないんですね。それで郡と道がじたばたしてましたが、現在のところ調べてみると大型車通行止めの観光道路として運営しているようです。
クルマの通る道路ですが国土交通部は〝国道への格上げ〟については全面的に反対してるんですね。 似たような橋は国道になってるんですけどアレだけは特別なのかな