9級公務員、1万人選ぶのに22万集まって倍率21.4対1
40代以上も1万5000人受験…"席増えている今回の政府は機会"
24日に行われるソウル市の9級公採には1514人選ぶのに12万人が志願
公務には無意味な"落とすための試験、問題が次第に山に行く"不満爆発
24日に行われるソウル市の9級公採には1514人選ぶのに12万人が志願
公務には無意味な"落とすための試験、問題が次第に山に行く"不満爆発
[ソウルミーナ]17日午前10時、ソウル市を除いた7の市(市)と9つの道)の9級地方公務員を選ぶ公開採用試験が行われた。 地方公務員1万315人を選ぶ同日の試験に志願書類を提出した志望生の数字は22万501人.で歴代9級地方公務員採用試験の志願者のうち最も多い数字だった。
平均競争率は昨年の18.8対1をはるかに上回る21.4対1を記録した。 来る24日別途に行われるソウル市9級公務員採用試験の場合、1514人を選ぶのに12万4954人が殺到し、平均82.5対1の競争率を記録している。
◇9級行政・技術職公務員、苦情受付と運転係
午前9時20分になると、全国342つの試験会場には、受験者たちが詰めかけた。 9級行政・技術職公務員695人を選ぶ忠清南道には受験生1万1319人が殺到した。 同日午前7時22分ごろ、ソウル龍山(ヨンサン)駅のムグンファ号の線路で50代の男性が飛び降りる事故のために天安に向かう列車が延着し、受験生19人がパトカーに乗って試験場に入室したりもした。 試験会場のいたるところには中年の受験生たちも目に付いた。 今年40代以上の公務員試験の志願者は初めて1万5000人を超えた。
午前9時20分になると、全国342つの試験会場には、受験者たちが詰めかけた。 9級行政・技術職公務員695人を選ぶ忠清南道には受験生1万1319人が殺到した。 同日午前7時22分ごろ、ソウル龍山(ヨンサン)駅のムグンファ号の線路で50代の男性が飛び降りる事故のために天安に向かう列車が延着し、受験生19人がパトカーに乗って試験場に入室したりもした。 試験会場のいたるところには中年の受験生たちも目に付いた。 今年40代以上の公務員試験の志願者は初めて1万5000人を超えた。
※9級公務員試験は18歳以上60歳未満なら誰でも受けることが出来る(一部のぞく)
▲受験者数と倍率の図
文在寅(ムン・ジェイン)政府が消防・警察・社会福祉専従など公務員採用を拡大するという方針を発表して、最近11兆ウォンに上る雇用、補正予算案を国会に提出し、公務員試験に挑戦する彼らが増えている。
2年目9級公務員試験を準備中であるチョ某(28)氏は"政府が公務員の採用を増やすと、合格する可能性も大きくなるのではないか"、"一時、公試を放棄するか悩みましたが、これからはずっと挑戦してみる必要があると思う"と話した。
※韓国で話題になりがちな大卒の初任給がうらやましい大企業の場合、合格率は2.8%とかになっている
◇計5科目客観式100の問題で事実上、合格するかどうか判断
しかし、あまりにもたくさんの志願者が集まるので、弁別力を高めるため、試験問題が難しくなっているという分析が出ている。 17日、試験が終わると、公務員受験者たちが集まったインターネットコミュニティを中心に、'例年に比べて国語・英語・韓国史など、共通科目の難易度が上がった'と受験生たちが不満を打ち明けたりもした。 彼らは"9級公務員試験はこれらの問題100個で、受験生十数万人を落選させなければならない、一部の問題は過度に枝葉"とし、"9級公務員の仕事と無関係な知識を積むために時間を浪費している"と吐露している。
しかし、あまりにもたくさんの志願者が集まるので、弁別力を高めるため、試験問題が難しくなっているという分析が出ている。 17日、試験が終わると、公務員受験者たちが集まったインターネットコミュニティを中心に、'例年に比べて国語・英語・韓国史など、共通科目の難易度が上がった'と受験生たちが不満を打ち明けたりもした。 彼らは"9級公務員試験はこれらの問題100個で、受験生十数万人を落選させなければならない、一部の問題は過度に枝葉"とし、"9級公務員の仕事と無関係な知識を積むために時間を浪費している"と吐露している。
※昇進例:10年目(37歳) 8級22.4%、7級74.9%、6級1.8%、その他の0.9%(9級)
-このような公試…shrimpはシュリムプ?シュリンプ?
長広舌の'立つ'は舌か。説か?…ということをよく当たると良い公務員ですか
長広舌の'立つ'は舌か。説か?…ということをよく当たると良い公務員ですか
同日、地方公務員筆記試験を受けたキム某(27)さんは"長広舌(長廣舌)の正月という漢字が舌(舌説)か、大きな取引(お話説)か問う国語の問題を見て当惑した"、"これを当てれば、立派な公務員になれるのか疑問に思う"とした。
最近、青年失業率が10%に迫り、民間企業の雇用の持続性に対する不安感が高まり、9級公務員に就職準備生が集まっている。 毎年、公務員試験の受験者が増えて、競争がし烈になる。 今年上半期に行われたり、行われる予定の9級公務員試験(国家職・地方職・ソウル市公開採用、社会福祉専門職など)の志願者数(重複支援を含む)は61万人、昨年修能試験の志願者(60万5900人余り)より多い。 しかし、公務員受験生たちは、試験問題が過度に枝葉とし、不満を示している。 公務員に必要な資質を備えた人を選ぶのではなく、公務員と無関係な知識で受験者絶対多数を引き下げようとしているという指摘だ。
※お受験対策準備生は韓国では失業者にカウントされない、10年目の就職浪人生も失業者にカウントされない、30年目に就職をあきらめれば、生涯を失業者にカウントされないまま過ごすことが出来る
◇公務員の資質より枝葉的知識を考えて
人事革新処によると、国家職・地方職9級公務員の初任年俸は基本給や手当てなどを考慮すれば、2500万~2600万ウォン水準で、韓国経営者総協会が昨年調査した4年制大卒の新入社員の初任給(平均4350万ウォン)に比べれば少ないが、300人未満の中小企業の期間制の初任給(2223万ウォン)よりは多い。 ここに育児休職・年金などを考慮すれば、9級公務員の長所はさらに大きくなる。
弁別力の向上と枝葉的知識聞いて…9級公務員は苦情など実務担当
9級公務員試験は共通科目の国語・英語・韓国史と選択科目2個など、計5科目の選択肢から選ぶ方式客観式問題100問を100分以内に解く方式で行われる。 鷺梁津(ノリャンジン)塾家の関係者は"試験弁別力を確保して点数差が出ることにするには、学生たちもなじみ難かった語彙・指紋・資料を使用するしかない構造"とした。
光州広域市で試験を受けたパク某(27)さんは"韓国史で初めて見る史料(史料)が提示されて動揺した受験生が多かった"とした。 有名韓国史講師チョンハンギル氏は自分のホームページに'今回の試験は詳細な内容を暗記しなければ打つのが大変な高難易度の問題がいくつか出題された'、'(受験者たちが)初めて見る資料が出た5番問題が最も難しかった'と評価した。
◇"業務と関係した勉強で無為に歳月"
受験生たちの不満は根本的に'公務員試験のための勉強が実務に全く役に立たない'ということから出ている。 ソウル九老区考試院で3年間公務員試験を準備中のチェ某(28)氏は"英語の単語shrimp(エビ)の外来語の表記法が'シュリンプ'ではなく'シュリムプ'という既出問題を覚えることが9級公務員の仕事をするのに何の役に立つのかどうか"、"たまには'私がこのような勉強をするのに、数年を浪費するのが合うのか疑問がかかる"とした。
9級公務員は書記・地方書記(8級)の下のすべての公務員を通称する言葉だ。 一般職公務員の最も末端で、苦情業務などの実務を担当する場合がほとんどである。 難しい漢字語や固有語、歴史的人物の著書目録などの短編的な知識を覚えなくても業務を遂行するには何の支障もない。
"知識の暗記の実力で採用することよりも公職適格性評価など導入すべき"
専門家たちの間でも'公務員試験出題方式を公職者の資質・素養を積みに役立つように改善しなければならない'は声が出ている。 イ・チャンギ大田(テジョン)大学行政学科教授は"コンシセンらの知識の暗記中心の勉強の負担を減らしながら力量中心評価をするために9級公務員試験に公職適格性評価(PSAT)を導入したり、筆記試験の配点を減らし、面接の比重を高める案を検討しなければならない"とした。
(翻訳/みそっち)
まあお受験でしてね、当日のうちに問題の分析まで出てくるわけです。公務員試験専門の塾にとってはそーいうネタに喰いついて『今年の問題の傾向はどーたら』とひと悶着するのが一般的となっています。
お受験本番のその日でも翌年受験組や重複受験組などが朝から講義室にワラワラとやってくるというのは一種の風物詩とも言えるようです。
韓国では公務員の塾はお受験の過熱とともに大発展してきたんですよ。そうなるとまず手始めの塾の宣伝文句には〝現役合格率№1〟みたいのが出てきたそうです。 ちなみに韓国の大卒にはご存じのような就職率の関係から現役生というのがほとんどいませんのであまり関係なさそうですが、〝何かの現役〟が合格したのだろう、というようなハングル表記にありがちなどうにも受け取れる表現ということで問題になることも無く現在でもこの言い回しは使われています。
塾側の受講生募集がそういうわけですから、お勉強の内容というのも10年1日みたいなことが繰り返されていて、お受験に失敗してどこかほかの就職なんていうのも毎年20%程度だそうですから、お受験を繰り返すのがどれだけ多いのか分かるかと思います。
※全受講生が塾(お受験業界)に支払う金額(関連費用も含む)を、全9級公務員試験合格者が給与として全額回収するのにかかる日数は、昇給を含めない場合何と132年の年収分がお受験業界に流れ込んでいるという分析がある(9級公務員採用者は採用後30年程度で定年となる)
公務員お受験対策専門塾っていうのはいくつかの系統が統廃合しながら、現在ではおおよそ3つのグループに分けられていると分析されます。そうなると国語・英語・韓国史と選択科目2個(ほかに専門科目もある)の各分野ごとに住み分けのような状態になってくるので、いくつかのお受験対策塾を掛け持ちしてる受験生なんていうのが割と多かったりするんですね。
そんな中でも『今でしょ』みたいな名物講師みたいのがいるわけです。 名物講師の称号を持つ彼らは相応な報酬を受けたりしながら毎年繰り返される公務員試験のお受験騒動をイイ金づる程度の天職として認識をしているわけですね。
そんな名物講師には毎年のように繰り返される受講生の人気投票のような採点制度があったり、予想問題的中率から急に人気が高まったりするという仕組みがあって、受講生離れが進めばそのまま教壇から去るというのもほほえましいものです。
ではお受験漬けの9級公務員志願者のおつむの具合はどうなっているでしょうか。
〝9級公務員は書記・地方書記(8級)の下のすべての公務員を通称する言葉だ。 一般職公務員の最も末端で、苦情業務などの実務を担当する場合がほとんどである。 難しい漢字語や固有語、歴史的人物の著書目録などの短編的な知識を覚えなくても業務を遂行するには何の支障もない。〟
という程度の能力が要求される9級公務員試験ってことなので、相当におつむの出来がよろしい方ばかりが採用される狭き門ということは無くて、おつむの出来のイイのは公務員上級試験や司法試験なんかのほうに行くわけですから、漢字(中国語ではない)を第1外国語として学んだようなのが9級試験に殺到するんですね。そんな彼らがどの程度の出来なのかというあたりについては説明の必要も無いかと思います。
結果的にどんなのが9級公務員になるのかというと、お役所の窓口でボーっとしているようなのを毎年採用することに大騒ぎしているわけで、お役所にかかってくる電話の応対という特殊技能すら身につけていないようなのが毎年補充されるという社会構造になっているようです。