〝韓国は中国の一部〟っていう主張は1880年代に形成された
[金容九(キム・ヨング)翰林(ハンリム)大学翰林科学院長]
法典にも"朝鮮内政・外交は自主" '朝鮮策略'も'中国に入ってこいと'いう意味
ロシアと国境紛争発生した後"属藩を属国作ろう"建議が出てきた
法典にも"朝鮮内政・外交は自主" '朝鮮策略'も'中国に入ってこいと'いう意味
ロシアと国境紛争発生した後"属藩を属国作ろう"建議が出てきた
国際関係史研究の碩学者、金容九(キム・ヨング)(80)翰林(ハンリム)大学翰林科学院長は、習主席の発言は個人的な考えではなく、歴史的に作られた中国的考え方を現わしたものだと話した。
中国は前近代に東アジアの朝貢冊封秩序が宗主国と従属国の支配隷属の関係だったと主張する。 しかしキム院長は "中国と周辺国らの事大秩序は明と清の法規を集めておいた會典に詳細に規定されている"、"チベット・モンゴルのような內藩は、中国が管理を派遣して直接統治したが、朝鮮・ベトナムなど外藩の内治や外交は自主に任せた"と説明した。
このような原則に変化が生じたのは1870年代後半、清とロシアの間で国境紛争が発生してからだった。 1880年ロシアと交渉を成功させたジュン・キテク（曾紀澤)は国境を明確にして、中国周辺の不確実な地域を再編することを皇帝に建議した。 事大秩序の'屬邦'を近代万国公法の'屬國'にしようというものだった。
当時、清の駐日公使だった何如璋（かじょしょう）は対朝鮮政策を盛り込んだ'三策'で朝鮮を中国の郡県とするのが上策、政治を管掌する監國大臣を派遣することが中策と主張した。 清の朝廷はこの建議を受け入れ、1881年対朝鮮政策を李鴻章として場に任せた。
1880年日本に修信使に行った金弘集が、清国外交官黄遵憲に受けて高宗に捧げた'朝鮮策略'も彼の上司である何如璋と同じ考えから出た。
朝鮮がロシアの脅威に対処するには'親中国・結日本・聯米' しなければならないと主張するこの本は、一般には朝鮮を向けた外交戦略助言で紹介された。 しかし、キム院長は"朝鮮策略は'親中国'に重点が置かれていて、結局'中国に入ってこいと'という話"だとし、"高宗の命によりこの本を返して読んで大臣たちは中国の意図を看破して、危険性を指摘した"と話した。 （してないしてない）
朝鮮を属国にしようとする中国の政策は甲申政変鎮圧を主導した袁世凱を1885年監国大臣に派遣し、実行に移された。 袁世凱は、朝鮮の高位管理を勝手に更新し、清国の商人が朝鮮の経済を掌握するようにして高宗廃位を推進するなど1894年の日清戦争勃発直前、中国に逃走するまで絶対的な権力を行使した。
この中国の朝鮮属国化推進は、日清戦争で敗北し、中断された。 しかし、中国はこの時形成された對韓觀を捨てなかった。 中国が2003年から10年の予定で推進した'新史'はまだ刊行されていない。 キム院長は"韓国だけでなく、ロシアなど周辺国家の反発と非難を懸念して内容を調整しているのだろう"と話した。
中国は10年前から北京大と清華大学がお金をつけて英ケンブリッジ大が発行する英文英文)国際関係の学術誌(Chinese Journal of International Relations)を通じて、自分たちの主張を大々的に宣伝している。 金容九(キム・ヨング)院長は"私たちも韓中関係史の正確な実態を盛り込んだ英文の学術誌と英語の著述を発刊して韓国の立場を国際社会と学界に広く知らせなければならない"と話した。
（翻訳/みそっち）
1880年の袁世凱から属国扱いが始まったというわけですね。しかし彼を受け入れる体制であったわけで、あれやこれやをつなぎ合わせるとこのような解釈が可能であるということでしょうか。
まぁ朝鮮は驚くべきことに1636年の丙子胡乱からずっと敗戦国扱いでしたからね、貢物を中国に送るという習慣が無くなったのはニホン総監府が出来るまで続いたのです。
しかも、ニホンの台頭をこころよく思わないのもいて、中朝国境あたりで馬賊になったりしていたというわけですから２百数十年のあいだにはすっかり身に付いた被害者意識ってものが現在の韓国人に受け継がれているというのは間違いじゃないでしょう。
ちなみに坂本竜馬も読んだという〝万国公法〟が朝鮮に紹介されたのは1877年にニホン公使が紹介したということのようで、それじゃぁあんまりだという解釈から、それ以前に万国公法を知ってたニダという主張も近年になって出てきたりしていますが、現在でも国際常識に欠けている韓国がそれをどれだけ理解したのかはすでに良く知られている通りです。
中国からみれば属国だったというのは正しいのでしょうか？
都合のいいとことだけ先進国っと