昨年、管理団体に指定された大韓水泳連盟

［ソウルミーナ］最近会った水泳界関係者は、大韓水泳連盟事務局と電話がつながらないと怒りを表わした。 同関係者は "今年の水泳大会が開かれるのか聞けるところがない。 どうしてこんな状況になったのか" とため息をついた。

昨年3月、執行部の不正と経営悪化で管理団体に指定された大韓水泳連盟が1年が過ぎても放置されたままだ。 連盟は9日、連盟ホームページに事務局、有線電話のつながりが不可能だという緊急お知らせ文を掲載した。 経費すらなく、電話料金を払えず、電話が切れてしまったのだ。 連盟電話は14日になってもダメだった。

昨年、管理団体に指定された際、大韓体育会が連盟に対する管理、監督をしたが、状況はさほど変わっていない。 管理団体の指定後、連盟執行部の代わりをして全般的な運営に乗り出した大韓体育会1期管理委員会はすることもなく1年という時間を浪費した。 最近、外部の人物2人と大韓体育会5つの本部長に2期管理委員会を立ち上げたが、最も至急なエリート-生活体育統合、大韓水泳連盟会長選挙などに関する議論はしなかったという。

管理団体から解除されるためには、新会長の選任による執行部の正常化が必須条件である。 水泳連盟とともに管理団体に指定された大韓野球ソフトボール協会(旧大韓野球協会)は昨年11月キム･ウンヨン元韓化(ハンファ)監督を初代統合会長に選出し、執行部を新たに構成し、1月になりようやく管理団体から解除された。

ある水泳界の元老は "いくつかの企業が水泳連盟会長社になろうとする関心を示しているにもかかわらず、連盟と体育会のどこからでも積極的に意思の確認をする動きがなくて心配"と話した。

連盟の業務が事実上マヒし、国内の水泳大会開催の議論もなかなか進まない。 7月にある、ハンガリーの世界水泳選手権大会に出場する国家代表選抜戦も5月中旬にはじまるとだけで大枠が決まっただけで、具体的な日程は何も決まったことがない。

連盟事務局の行政機能と権限を移譲された大韓体育会種目育成部の遅い事業承認、決裁処理を指摘する声も出ている。

 
連盟の正常化に向けては連盟事務局も案を講じなければならない。 しかし、核心執行部が解体されて残っている実務職員らは給料もまともに受けていない状況だ。 事実上の執行部の役割をしている管理委員会がもっと動かなければならない。 しかもイ･キフン現大韓体育会長は、大韓水泳連盟会長出身だ。 連盟の空転についてイ会長の責任もないとは言えない。 管理委員会、大韓体育会も連盟の正常化に向け、より積極的に努力しなければならない。

（翻訳/みそっち）

韓国ではニホン統治時代の近代的社会システムが否定されて大韓帝国以前の社会に戻ってしまったのですね。ニホンでよく言われる”お役所仕事”というのがありますが韓国では韓国型のお役所対立があるんですよ。

特に水泳連盟などはリレー競技に出場する選手にも事欠く有様で肝心のパク･テファンなどは昨年のリオ五輪で途中帰国ということでしたから、スター選手のいない競技連盟などは役員の不正でもあれば補助金が切られて管理団体なんてことになるのです。（パク･テファンが受け取るはずだった報奨金も水泳連盟が横取りした）

そこにきて韓国型利権構造もあるわけで、韓進海運を大韓航空が助けなかったようにシッポ切りの切れたものを繋ぐことなど無いのです。

まぁ水泳連盟のゴタゴタは連盟会長の席の奪い合いだったわけですが、いくつかの派閥が中傷合戦を繰り広げると国からのお金が出なくなり急速に魅力を失ったということでしょう。　リオから4年後にどこかで夏のオリンピックがあるわけですよ、その中には水泳競技もあるでしょうね。ところがパク･テファンのあとがいない韓国では水泳連盟など旬を過ぎているのでいつになっても解決しないってことです。

んでもね、なり手はどこからでもやってきますからね。