小銭の両替 おことわりします なんかへん?韓国の銀行
これからはコインレス社会だというけど、銭になじみがない国だったからなぁ
銀行の ”コイン戦争”・・・小銭交換拒否した支店長同士で高声
[ソウルミーナ]最近、ソウルのある商店街密集地域の都市銀行店舗間に対立が浮上した。 一日に銀行営業店一つ当たり十数億ウォンが取引される地域だが、葛藤の発端は'コイン'だった。
最近、銀行が厳しい営業店の構造調整を断行し、この地域の銀行店舗も7つから4つに減少した。 すると、小銭交換しようとする商人たちを4店舗だけでは全部消化できず 集まった小銭交換顧客たちのために窓口がマヒされるほどだった。
この状況にA銀行の店舗は指定日に小銭交換業務を行うことにした。 以降、この店舗の職員は小銭交換顧客に "今日は小銭交換業務をしないため他の銀行を訪問して"と勧めた。 結局、小銭交換業務を全くしないことにした銀行店舗まで出た。 さらには支店長同士で互いに抗議する事態まで起こった。
この地域のある銀行員は "指定日にだけコインを収納しても'苦情入れたい'、無条件にしてほしいという客も多い"、"指定日は、午前中のみコインの交換をしたりもする"と話した。
都市銀行は今 'コイン戦争' 中だ。 銀行各社が、コスト削減のために営業店を大幅に減らし、顧客サービスのためにした小銭交換業務も悩みの種になった。 一部商業地域は殺到する小銭交換顧客と営業に支障を来たしたりもする。 一緒に2000年代序盤、各銀行が導入したセルフ小銭交換機も寿命を全うして消え、'コイン戦争'がさらに過熱されている。
◆銀行の店舗10ヵ所のうち硬貨収納はたった2ヵ所…5万ウォン交換に10分所要
20日、記者がソウル鍾路区と東大門区の主要商業地区銀行の店舗を回りながら小銭交換の有無を確認した。 ほとんどが銀行店舗は特定日に小銭交換業務をしたり、預金通帳があってこそ、小銭を交換してくれた。 同じ銀行でも店舗ごとに小銭交換業務方針が違った。
B銀行の大型店舗は特定曜日午前中だけコイン交換業務をしたが、店舗規模が小さい所は小銭交換業務をしないとした。 一銀行は規模と関係なく、窓口で小銭交換業務をしていなかった。 この銀行の職員は、周辺の別の銀行店鋪を行くと、小銭交換ができると案内した。 同日、国民・新韓・韓国・KEB一つなど4大都市銀行店舗10ヵ所を訪問したが、小銭交換を受ける所はたった2つだった。
金融公企業である企業銀行と農協銀行などはすべての窓口で小銭を交換してくれると言った。 ソウル鍾路区(チョンノグ)の農協銀行の職員は、ただ、"地域の商人達に窓口業務が多い月末にはコイン交換を自制してほしいと要請する"と話した。
銀行はこれまで、顧客サービスのために、小銭交換を無料でしてくれた。 小銭交換は金額によって違いがあるが、窓口を利用する一般入出金業務より3~4倍の時間がかかる。 普通100ウォン玉10万ウォンを交換すれば10分以上所要されるという。 銀行店舗の立場で、忌避対象1号業務だ。
小銭交換の形も変わってきている。 小口の取り引きが多かった過去には主に紙幣を小銭に交換したが、最近は集まったコインを持ってきて紙幣に変えていく。
都市銀行の関係者は "コインを札に交換する時は反対の場合より時間が数倍はもっとかかる"、"窓口でコイン交換だけする顧客が訪問すれば、店舗の立場では大きな損害"と話した。
◆営業店消えて、セルフ・小銭交換機も退出…、手数料の主張まで
'コイン戦争'の最も大きな原因は、営業店の減少だ。 昨年末基準の国民・新韓・韓国・KEB一つ・農協など5大銀行の全国営業店は計4919ヵ所になり、1年間で177ヵ所の営業店が消えた。 減った店舗数も2015年(58社)比3倍近く増えた。 これらの銀行は今年も営業店300個あまりを整理する計画だ。 それだけ小銭を交換する銀行も減ることになったのだ。 特に商店街密集地域の場合、店舗1~2ヵ所だけ消えても近くの店舗の業務が船で増える。
鍾路区の広場(クァンジャン)市場で粉食店を運営する金章洙(キム・ジャンス)(48)氏は"過去には銀行の職員たちが市場を回りながら、紙幣を小銭に交換してくれたりしたが、最近には積もったコインを一週間に一度銀行に行って紙幣に交換する"、"この地域も銀行が3~4個がなくなり、不便な点が多い"とした。
都市銀行がセルフ小銭交換機を大幅に減らしたのも原因だ。 セルフ小銭交換機は顧客が直接硬貨を入れた後、紙幣と交換できる機械だ。 都市銀行のうち、国民銀行が最も多くのセルフ・小銭交換機を保有しているが、昨年、機械を大幅に減らした。
国民銀行のセルフ・小銭交換機は2015年末641台だったが、昨年287台まで減少した。 国民銀行営業店が1100ヵ所あまりという点を考慮すると、営業店2社のうち1つずつあったセルフ小銭交換機が半分以上減ったのだ。 たいてい寿命を尽くしたり、銀行店舗が消え、ともに廃棄された。 一部店舗はセルフ小銭交換機の維持・保守費用が負担、機械を撤去したりもする。
ソウル東大門区のある国民銀行営業店の職員は "コイン交換機が設置された国民銀行営業店は、客らがあまりにも殺到して営業店が混雑振りを見せたりもする"、"機械が故障したり、エラーが発生すれば、顧客が職員を呼び出すために苦情事項が多い"と話した。
一部の銀行の間では小銭交換業務にも手数料を賦課しなければならないという主張も出ている。 すでに先進国では小銭交換をする時手数料を賦課している。 海外銀行からセルフ小銭交換機を利用する時も手数料を差し引いた金額を支給する。 ただし、国内感情上、銀行の手数料に対する拒否感が大きく、実現可能性は低いとみられる。
都市銀行の関係者は"銀行の窓口業務が無料という認識から変えていかなければコイン交換に手数料を賦課することは不可能なこと"と話した。
(翻訳/みそっち)
韓国ではひところ前に銀行ATMの手数料が高いと言って国民運動になったことがありました。なにしろ銀行の収入源は集めた金を貸して利息をふんだくることなわけですが、韓国人にはそれが理解されないのです。
まぁ借りた金に利息が付くのは当然でしょう。そこまでは理解が行くみたいです。問題なのはその先なんですよ。『借りた金を返したのだから受け取った利息を返せ』っとくるわけです。 あれ?なんで?? そう思うのも無理は無いですが韓国ではそれが当たり前なのです。利息で借りた金が増えることが理解されないんですよ。だから場末の庶民金融などでは100万ウォンを貸し出すと利息分を差し引いた70万ウォンを渡すという方式が好まれます。借金の証文には100万ウォンって書いてあるからそれでいいんだそうです。
『借りた金を返したのだから受け取った利息を返せ』というのは韓国独自の賃貸借契約にありがちな傳貰(チョンセ)というのと関連があるのです。敷金のようにお金を預けておくとお約束の期間住むところの家賃不要で住めるというアレです。お金を預ければそれを家主が運用して増やすから家賃はチャラで、引っ越すときや契約更改するときにまたお金をやり取りするというんですね。
そんな話は長くなっちゃうのでやめましょう。
まず利用者側からはATMの手数料を払うのが悔しいというのがあって、銀行側には小銭の両替をやるのがバカらしいという考えがあるってことです。
んでもほら、韓国では小銭っていうのは溶かして延べ棒にしてみたり従業員に嫌がらせ次元でお給料をコインで渡すのに使ったりしてるじゃないですか。 そーいう国なんです
Cって書いてあるでしょ