中国政府 'ロッテワールド瀋陽' 工事中止の措置
100階から50階に設計変更で建設許可、でも消防安全問題視し昨年末から工事中断
ロッテのゴルフ場、サード敷地提供を決定してさあ困った
[ソウルミーナ]政府のサード(THAAD・高高度迎撃ミサイル防衛システム)配置の決定と敷地を提供で、ロッテの中国事業に対する懸念が高まっている中で、ロッテが意欲的に推進している'中国版ロッテワールドタウン'造成事業に歯止めがかかった。
ロッテグループは、中国瀋陽で推進中の'ロッテタウンプロジェクト'核心事業であるロッテワールド(テーマパーク)造成工事などに対して、中国当局が昨年12月末に中断措置を下していたと7日明らかにした。
▲ロッテグループは2014年5月瀋陽にロッテタウン事業第1段階でデパート、ヤングプラザ、映画館を開館したのに続いて、昨年マート、今年モールと室内テーマパークであるロッテワールドの順にオープンする計画だったが2018年以降に完成時期を延ばした。
ロッテ・グループの関係者は "ロッテタウン造成工事が事実上中断された状態"だとし、"昨年末、中国当局が実施した消防点検上の事項を問題視した"と話した。
ロッテが瀋陽で推進中の'ロッテタウンプロジェクト'は3兆ウォン相当を投入し、大型ショッピングモール、ホテル、テーマパーク、住居団地などを造成する大型プロジェクトだ。 総敷地16万㎡、建築面積150万平方メートル規模で、中国版 'ロッテワールドタワー'プロジェクトと呼ばれる。 現在までに百貨店や映画館などはオープンして営業していて、テーマパークやマンションなどの工事は2018年の完工を目標で行われてきた。
100階⇒50階で建設を許可、んでもやっぱりダメ
昨年末、瀋陽当局は2年間続いてきたロッテタウン内 '超高層ビル' の建設について100階規模から半分水準に高度を大幅に引き下げて許可を出したことがある。 サードの局面にも許可を出したもので、中国政府が実利を取ったという評価を受けたが、安全上の理由を問題視して事実上、工事の足を引っ張ってみたわけだ。
ロッテは1994年中国市場への参入以来、10兆ウォンが超える金額を中国に投資してきた。 ロッテ製菓、ロッテ百貨店、ロッテマートなど22つの系列会社が進出して120余りの事業場、2万6000人余りの役員や従業員を置いている。
中国当局はサード配置問題が水面に浮上した昨年11月末からロッテグループ系列社の現地法人に対する全方位的な税務調査を進めてきたが、デパートやマートなど、全事業場に対しても抜き打ち消防、衛生点検を続けてきて '圧迫' をかけている。 ロッテタウン瀋陽の工事中断 'カード'も象徴的な意味でロッテに圧迫を加えたものと解釈される。
ロッテグループは政府のサード配置の決定だけでなく、グループのサード敷地を提供問題まで重なって '二重苦'を経験している。
この3日には、ロッテスカイヒル城主CC(ソンジュ・ゴルフ場)の保有会社であるロッテ商事が理事会を開き、城主ゴルフ場をサードの敷地として提供して、京畿道南楊州(ナムヤンジュ)の敷地を反対給付に受ける取引の妥当性を検討したが、結論を下せなかった。
ロッテは表面的に取引の妥当性について検討していると明らかにしているが、サード敷地を提供の際、中国事業に及ぼす影響などの分析を綿密にしているものと解釈される。 敷地の提供と関連 '書類上の契約' が締結されれば、中国政府の実質的な制裁が本格化するという懸念からだ。
ロッテグループの関係者は"工事中止指示があったのは事実だが、もともと冬季には一定期間工事が中断されるためにまだ実質的な被害はない"、"中国政府がサード敷地を提供の決定などを控えて象徴的意味で圧迫を加えるものとみられる"と話した。 彼はさらに、"サード敷地を提供契約が締結されれば、中国の攻勢が本格化しないだろうか 懸念される"と話した。
(翻訳/みそっち)
'ロッテワールド瀋陽'は昨年暮れに高さ半分で建設許可が出たと喜んでいたんですがそれから工事が進んでいなかったという続報です。
高さ半分でしたが建設許可でしたからね、ロッテも不思議がっていたのですが、テーマパークのほうでもけちつけられたわけですね。なにしろロッテといえばTHAAD設置のゴルフ場を提供した主犯企業ですから中国の方ではいくつもの部署がそれぞれに嫌がらせをするんです。 えらいこっちゃ