裁判所所長代行のひとも3月13日まで

［ソウルミーナ］憲法裁判所が2月中に大統領弾劾審判事件の結論を下すことが事実上不可能になりました。証人を追加で採択し、今月末にも弁論の日程が決まりました。

結論は早くても来月初めに出るものと考えられています。

憲法裁判所は今日11回目の弁論で大統領側が申請した証人17人のうち8人を採択しました。 14日にアン･ボングン元大統領府秘書官などを、16日にはチョン･ドンチュン前Kスポーツ財団理事長などを証人に採択しました。

また、20日には健康上の理由で今日出席したキム･ギチュン元秘書室長を、22日にはチェ･スンシル氏とアン･ジョンボム前首席を再び招くことにしました。

しかし、イ･ジェヨン三星電子副会長とチェ･テウォンSKグループ会長など9人は、証人採択しないことにしました。

コ･ヨンテ氏が9日、証人として出席しない場合に備え、コ氏を捜査した検事2人も代替の証人に申請したが、受け入れませんでした。

来る22日まで弁論の日程が決まり、今月末、判決は事実上不可能になりました。

弁論が全て完了し終わると、裁判官たちが意見を交わした評議を経て最終票決する評決をすることになって以後、決定書作成をしなければなりません。

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の弾劾審判の時もこの過程に2週間がかかっているだけに、物理的に憲法裁の判決は来月に持ち越されるしかないようになりました。

国会訴追委側は証人をたくさんとってくれたと強い不満を表しました。

[クォン･ソンドン/国会弾劾訴追委員長 ]
"(憲法裁が)8人の証人を採択したのは過度に被請求人の意思を反映したものです。"

一方、大統領側は半分以上の証人が採択されなかったとし、追加の証人申請の余地を残しました。

[イ･ジュンファン/大統領側の弁護人]
"100年に一度出るか出ないかの事件であるうえ、二ヵ月ほどで決定することに私どもはかなり不適切だと思います。"

大統領側はまた、最終弁論期日が決まれば、大統領の憲法裁に出席しするかどうかを決定すると明らかにして大統領の出席可能性も示唆しました。

（ソウル/みそっち）

こちらは、時間引き伸ばし作戦実行のハナシですが。憲法裁判所所長がこのあいだ退官して後任が決まらないので残った裁判官でやることにして、代行のひとがいるんですが、こちらも3月13日までしか任期が無いんですね。それまでに弾劾が決定されないと憲法裁判所の裁判官を新しいのにしないとなりません。その任命権は大統領代行のひとがやるんです。そこまで引き伸ばしておいて手心の加わった裁判官を任命しちゃうと弾劾がチャラになるという読みなのです。そうなるとこれだけ騒いじゃった大統領候補各氏のほうも引っ込みがつかないですね。それでロウソク集会の標的が憲法裁判所に変わっていたんです。

ロウソク集会の標的が大統領府から憲法裁判所に変わったのはそういう理由だったのです。これだけ騒いじゃったけどノムたんの時みたいに大統領に返り咲きってことがありそうだっていうことでした。