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幽霊書店が原因? それなに?

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業界2位大型書籍卸売業 'ソンイン書籍' なぜ崩壊したのか

①中小型書店の危機②本読んでいない大韓民国③低迷の沼が長引く兆し
本が売れないばかりじゃなかった、韓国型市場原理と書籍定価制もね


イメージ 1[週刊ミーナ]業界2位大型書籍の卸売業者であるソンイン書籍が去る2日、不渡りを出した。 2014年図書定価制施行後、初の中・大型流通チャンネルが崩れたという象徴的意味とともに、中小型および1人の出版社など取引業者だけでも2000社に達し、連続的被害も憂慮される。

3日、出版業界によると、ソンイン書籍は80億ウォン規模の手形を防げず、不渡りを出した。 全体手形規模が300億ウォン台であるうえ、銀行の負債も50億ウォンとされ、再生の可能性は大きくないというのが衆論だ。 ソンイン書籍は前日、韓国出版営業人協議会サイトに "最悪の状況は免れてみようと百方努力したが、やむを得ず事業を諦めなければならない状況に至った"、"整理は与えられた手続きで行われる予定であり、その過程で求められる事項について積極的に臨む" と明らかにした。 ソンイン書籍は1959年ソンイン書林に出発して60年近い歴史を持っている。

出版業界は"ソンイン書籍じゃなくても、どの会社でもつぶれる可能性が大きかった"、という気流が支配的だ。 出版市場の構造的・環境的な不確実性が増大し、中小型が生存しにくい状況を迎えているという説明だ。

国内の読書人口は、量的にも質的にも悪化の状態だ。 韓国出版研究所の昨年の調査によると、2015年に1冊以上の一般図書(教科書・参考書・受験書・雑誌・漫画を除いた紙の本)の年平均の読書率は成人65.3%、学生94.9%で2013年に比較して成人は6.1%ポイント、学生は1.1%ポイント減少した。 ジャン・ウンス編集文化実験室代表は "韓国は毎週本1、2冊を読む習慣的読者が25.1%で、経済協力開発機構(OECD)国家(平均40.1%)のうち最も少なく、1年に1,2冊を読む間欠的読者は49.3%でOECD国家(平均36.4%)のうち、最も多い"、"どうして本を読む人は多くても本を地道に読む人は珍しいということを示す指標"と話した。

さらに、大型オン・オフライン書店で取引が集中して、市場シェアが拡大し、中小型書店が持続的に廃業する構造的不安定さも出版市場に大きな影響を及ぼしている。 ソンイン書籍と同じ大型の問屋も中小型書店が消えている状況で、生存を維持する容易ではない。
さらには図書定価制施行後、登場した '幽霊書店'も地域の配達市場を撹乱し、中小書店の経営を圧迫する原因となっている。 ガソリンスタンド、レストラン、金物店など書店と全く関係ない業種で地域内の公共・学校図書館用図書納品市場に参入する現象が増えているためだ。 これは図書定価制に従い納入図書の価格割引率が10%以内で統一され、入札方式が最安値から抽選制に代わった上、書店業登録さえすれば、個人事業者も図書納品ができることに起因する。
出版社の集まりである韓国出版人会議は同日、緊急会議を開き、出版社の被害を最小化するための対策作りに乗り出した。 尹浩(ユン・チョルホ)出版人会議会長は "被害出版社各社が債権団を構成して書籍供給代金を回収できる方策などを話し合っている"と話した。


(翻訳:2ちゃん番長)




というわけでしてね、韓国の起業家というのはチキン屋やコーヒーショップばかりじゃないのです。本の小売店登録、これは届出制なので、思い立ったその日にお役所に行って登記まですれば完了です。あとは ”取次店” に注文するための口座があれば完璧です。 ※韓国では取次店とは言わない、卸売業者がその役目をする

韓国では本が定価制になったのが2004年、あんまり守られなかったので法を強化したら学校図書などの納本も定価制に適用されることになって、見積書がどこも一緒になっちゃった。小中高等学校学校などの図書館では毎年一定量の新刊を入れますから、そこに入札すると、価格の違いがないので入札が抽選制でだれでも落札するチャンスがあるわけです。
しかも利益は一定にありますから、”安全で美味しい” という魅力があったのです。

これが2014年の改正でさらに骨抜きになっちゃったというのが今回のおハナシ。


◇ ◇ ◇

韓国の幽霊書店制度

韓国では本の納品をガソリンスタンド・金物店がやるんだ

[図書定価制導入後…公共機関の図書購買の入札の際'幽霊書店'乱立]
本代10%以上の割引できず、利潤大きく、個人事業者たちの副業として活用
大型書店に手数料もらって権利渡して…実際、街中の本屋入札30%、わずか


イメージ 2[別冊ミーナ増刊号]蔚山のある高等の学校は10月に校内図書館に本を納品する会社を選定しようと書店を相手に公開入札をした。 ところが、蔚山(ウルサン)書店協同組合が調査した結果、入札に参加した11ヵ所のうち、本物の書店は一ヵ所もなかった。 すべて金物店やガソリンスタンドといった本業(本業)が他にあって、事業者申告に '書店' を副業(副業)に入れた'幽霊書店'だった。

幽霊書店は入札の受注だけしたら本の納品を大型書店に転売する
"幽霊書店は、納入権利を大型書店で売って10%程度、手数料を受け取る"、"地域にある実際の書店のうち、公共機関の落札を受けて本を供給する場合は30%程度に過ぎない"とした。
街中の本屋を生かすため、2014年11月に改正された '図書定価制' がむしろ'幽霊書店'を量産するとんでもない結果を生んでいる。 過去には公共図書館や学校が最安値オークション方式に業者を選定した。 しかし、図書定価制の施行以後、本の割引率が最大10%になったため、競売入札が意味のないものになった。 入札に参加する全てのメーカーが、同じく10%割引を掲げているためだ。 このため、公正性を期するため、入札方式が抽選制に変わり、普段から書店営業をしていない幽霊書店が続々と入札に参加した本物の書店を追い出すようになったのだ。

光州広域市光山区で書店を運営するイ某(56)氏は"町に書店とは、うちの店一つだけなのに、本納品入札の際に見ると、聞いたこともないような書店が、一斉に飛び出してくる"、"抽選に選ばれるロトや他ならなくなった"とした。

中小企業適合業種に分類された公共機関の図書購入の公開入札には大型書店がない地域中小書店だけが参加することができる。 しかし、本とは関係ない個人事業をしながらも '書籍業' を追加で登録すれば、入札参加が可能である。
光州書店組合連合会によると、6月まで光州広域市の学校図書館や公共図書館などに納品した会社153ヵ所のうち幽霊書店が111ヵ所(72%)だった。
"以前の最低価競売入札の際には、ブローカーが落札を受けることに成功しても残るお金が多くなければ、本代が固定されたが、利潤がもっと多くなると、むしろ幽霊書店が活動できる余地が多くなった"とした。


幽霊書店に韓国型対応、書店認証制?
一部の地域では幽霊書店を防ぐため、書店に登録されたところが実際に本を売ってからを自治体が直接確認する'書店認証制'を導入している。 慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)市は昨年11月から '昌原地域の書店認証制' を実施して47の書店を認証した。 慶尚北道浦項市も去る7月からこのような制度を導入した。 しかし、大半が自治体は根拠になる法を制定しにくいという理由で書店認証制の導入を躊躇している。 ある自治体の関係者は "地方議員が幽霊書店と癒着関係にある場合が多く、書店認証制立法を推進するのが難しい状況"とした。

全国書店街で不満の声が高まっているが、主務省庁である文化体育観光部は対策を出していない。 文化体育観光部傘下の韓国出版文化産業振興院パクヨンドク出版の基盤造成、本部長は "施行3年目の2017年に政策の成果を見て問題点を補完する予定であり、まだモニタリングをしている"と話した。


(翻訳:みそっち)



国分寺書店のオババにでてくるような書店っていうのも韓国には存在していた時期があったのかもしれません、んでも ”集約農業” にも似た合理化のような影響で大型小売店舗ばかりが残る社会構造になったわけです。そっちに流れたら加速して止まらないのが韓国型社会ですよ 大型店ばかりの社会で旧来型の卸問屋はやっていけるわけはなかったのです。

ニホンだとハードカバーの単行本が出て、ペーパーバックの文庫本があとから販売されて本が読み継がれていくわけですが、韓国にはハードカバーの新刊の、そのあとが無いのです。ですから韓国の本は売り上げも話題になったその時だけ、あとは探してもどこにもないわけですよ。

88ウォン世代って社会現象にもなった本があったでしょ、あれもよく売れたそうですが、まもなく廃刊になっていました。 
このへんは過去カキコで読んで来いっ "88万ウォン世代 "、今さらどうなっている




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