今年初め米国の結氷テストで不合格…輸出はおろか、軍納品も中断
"不適合判定を受けたが、冬があまり寒くない乾燥した韓半島で運用することには問題がないだろう" ”冬がない東南アジアや中東などに販売すればよい"
国会国防委員会所属のセヌリ党のイ･チョルギュ議員が最近提出受けた防衛事業庁の資料によると、スリオンは昨年10月~今年3月、米国ミシガン州で”機体結氷テスト”を受けた。 映像5度~氷点下30度の低温多湿な環境でスリオンの飛行安全性を確認する試験だった。 その結果、スリオンはエンジン空気取入口などに許容値を超過(100g以上)した氷が生じる着氷(着氷)問題が発見された。
エンジンメーカーであるGEによると、このような氷がエンジンに吸い込まれればエンジン翼が破損してエンジンが十分に作動しない。 冬の湿った環境でスリオンの機動能力が不合格判定を受けたのだ。 このために国防部と防衛事業庁は最近、スリオン製作会社である韓国航空宇宙産業(KAI)に納入中止指示を下した。
状況がこうなったのもKAI側は、"今回の結氷試験は零下数十度の低温と氷がよくできる非常に湿った環境で行われた"、"不適合判定を受けたが、冬があまり寒くない乾燥した韓半島で運用することには問題がないだろう"と話した。
航空気象庁の関係者は"韓国では霧が多い初冬(11~12月)と春先(2~3月)に高度600~900mでヘリコプター着氷現象が起きる"、"ヘリ運用部隊を訪問して着氷関連の相談をしている"と話した。 陸軍本部も着氷を懸念し、スリオン使用教範に'着氷が起こると速やかに当該地域を離脱せよ'という内容を入れたことが確認された。
▲陸軍本部で発刊したスリオンヘリ操典教範には気温が低く、着氷(着氷)状況になる場合'迅速に着氷地域を離脱しなければならない'と規定している。
問題解決まではすでに戦力化したスリオン50台あまりの冬季作戦に制約が避けられない。 軍内外では昨年12月、陸軍航空学校で教育中だったスリオンが不時着したものも着氷現象と関連があるだろうという言葉が出ている。
スリオンの結氷・着氷問題を短時日に解決できないというのも大きな問題だ。 防衛事業庁資料によると、今回の結氷試験で指摘された問題を解決するためには、部品7件を改善しなければならない。 このうち空気取入口など3つは、設計から新たにしなければならない。 改善作業を完了することに2年ぐらいかかるというのが防衛事業庁の判断だ。
スリオンは開発に1兆3000億ウォンが入った。 2013年5月の戦力化記念式のときは朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が試乗までした。 最近まで1兆ウォンを投じて50台あまりを量産した。 軍は2023年まで5兆ウォンを追加投入し、200台あまりを追加生産する計画であり、300台あまりの輸出も期待していた。しかし、米国側の'結氷試験不合格'しばらくは追加の量産はもちろん、輸出も厳しくなったという分析だ。
これに対してKAI側は"結氷試験は輸出拡大のための選択事項だった。 冬がない東南アジアや中東などに販売すればよい"という主張を展開しているという。 しかし、イチョルギュ議員は"結氷試験は、ヘリコプターの戦力化のための必須事項"とし、"2012年6月'結氷試験は追って受ける'いう但し書きをつけて条件付きで'戦闘用適合'判定を受けたこと"とした。
2012年の'戦闘用適合'判定もまた考えなければならないのではないかという指摘も出ている。 スリオンが問題を起こしたのは今回が初めてではない。 この5月には一部機体に装着された振動吸収部材で亀裂が発生して風防ガラスにもひびが入った。
（翻訳：みそっち）
そりゃぁまあユーロコプターだかエアバスヘリコプターあたりとギジュチュ協力して国産化したというんですから”韓国品質”ってことなんですね。
機体の開発っていうのはできてからでてくる問題を解決しながら完成形になっていくんですよ。ところが韓国ではそれができませんからね、問題が起きればそれは誰某の責任、ということで責任回避をすることに注力するわけです。
部品の国産化というのも相応のお金を受け取っておいてから国産化はムリな部品だったということで全員が納得しちゃうのです。つまり国産化なんていうのは掛け声だけで、動力伝達装置と呼ばれる部分は輸入品を買ってきて組み立てるしかないってことなのね。そりゃ安上がりにできますからね。
っていうのが既視感なんですが、ほら潜水艦がそうだったでしょ。それでも韓国では国産名品ということで喜んでいるのです。
韓国民には喜びと満足感を、ニホンのネトウヨには笑い送ってくれるのですね