"ご本人ですか。"…分別できない住民登録証の写真
"うん…申し訳ありませんが、これはご本人ですか。"
"うん…申し訳ありませんが、これはご本人ですか。"
[ソウルミーナ]この2月ソウル狎鴎亭洞(アプクジョンドン)のある居酒屋。女性客が渡した住民登録証を手に握ったこの店の従業員の男性(26)さんはしばらく悩みに陥った。 濃い二重まぶたが印象的な女性客だったが、住民登録証の写真には、二重まぶたではなく、あごのラインも別のあどけない顔だったからだ。
イ氏が住民登録証をうけ、ギョっとすると、客は、直ちに"パスポートを見せてやる"、かばんの中をさぐった。 当時を思い浮かべたイ氏は"お互いに慌てた"、"とても子供っぽく見えなければ、住民登録証は生年月日の部分のみ目を通している水準"と話した。
住民登録証の本人識別機能が事実上無用の長物になったという指摘が出ている。 特別な更新規定がないため、初めて作っている時に書いた写真そのままか、普遍化された整形手術以前の写真の場合が少なくなく、青少年などが身分を欺くことに悪用しているということだ。
6日、酒類・タバコなどを販売する高級クラブやコンビニエンスストア業界によると、相当数の業者らは住民登録証で本人を識別することが容易ではないと指摘した。
ソウル鍾路区(チョンノグ)のコンビニにアルバイトとして勤務するキム某(24)氏は"タバコや酒類を売る際、住民登録証は、形式上確認するだけ"とし、"成人であるかどうかは、住民登録証がなくお客さんの雰囲気と顔を見て判断する"と話した。 江南のある居酒屋で勤務するイ某(26)氏は"住民登録証の写真が実物と同じようなことがどれほどいるか"、"女性客はシルエットだけ似ていればだまされる"と伝えた。
このために店主が被害を受ける場合もたびたび出る。 昨年12月西大門(ソデムン)区庁は、未成年者の高校生に焼酎など酒類を販売したA(72・女)氏に対し、営業停止2ヵ月の行政処分を下した。 彼らがAさんの孫の先輩だとし、堂々と出した住民登録証の写真と実物を几帳面に対照しなかったのが禍根だった。 A氏は通報を受けて出動した警察に青少年保護法違反の疑いで立件された。 業界関係者は"遊興業の特性上、本人が正しいと言い張ったり、一行が多数を占める場合、いちいち本人かどうかを取り上げるのは難しい"と話した。
こうした点を狙ってオンラインを中心に住民登録証の取引も横行している。 10代の青少年がよく訪れる、あるインターネットカフェで住民登録証は1枚あたり1万∼3万ウォン台で取り引きされている。 身分証を売り買いしたり、虚偽で再発給する場合、最高3年以下の懲役刑や1000万ウォン以下の罰金刑を受けるが、酒やタバコを買うためにこれを購買しようとする青少年が少なくない。 高校生の李某(16)君は"酒場へ通っている友達を見れば成人である兄や先輩から受け取った住民登録証一つくらいは持っている"と話した。
専門家らは、関連当局が事案の深刻性から認識しなければならないと指摘した。 建国(コングク)大学のイ・ウンヒョク教授(警察学)は"多くの青少年が成人の身分証を求めて酒・タバコ購入などの飛行に使っている"、"住民登録証だけで本人を確認するには限界があるしかない"と指摘した。 さらに、"費用問題などで容易ではないが、運転免許証のように住民登録証も最小限の更新期間を設けた案を考えなければならない"と助言した。
(翻訳:みそっち)
ふぅ~~ん、住民登録証ですか、高校生が酒タバコを買うために提示する必要があるんですね。住民登録証の携行の義務は17歳からで酒タバコは19歳からですからその間だけ需要があるというんですね。
ちなみに韓国では犯罪者保護の立場から、未成年者に酒タバコを売ると売った方だけが罰せられることになっているのでこのへんは割とむずかしそうですね。
住民登録証は市役所などではなくで住民センターが窓口になっています。(だいたい隣にあるけどね)全ての指の指紋を取ったりして窓口が混雑することもあるそうです。っというわけで、すべての韓国人の大人はこれを持っているわけですが、ニホンではそういうのを聞いたことがありません。するとニホンに旅行にやってきた韓国人は”住民登録証”を持たないニホンは文化が遅れている>>>こんなことさえ言い出すようです。まぁそれはあの国の人の考え方というやつですからほっときましょうか。
それにしても、整形手術はがんばるのに、発行手数料の安い住民登録証のほうまでは気が回らないというのもなんとなく韓国式のような気がしませんか。