”貸付業者顔負け”…通信費・電気料金・健康保険料の滞納加算金利
健康保険料の延滞金利が素晴らしい水準で加算されていく韓国型社会
[NEWSミーナ]通信費、電気料金、健康保険料など、日常生活に必須的に支出する生活料金の滞納加算金利が過度に高く、一部は、消費者金融の金利を顔負けな水準と調査された。
特に、健康保険の場合、最高月9%に達している延滞金を受けている。 これを年金利で換算する場合、年間108%に上る。 韓国の消費者金融会社の最高金利(27.9%)よりおよそ10倍も高い287.1%に達する水準だ。
しかし、主に一般庶民らが、ターゲットとなる生活料金の延滞利子とは異なり、企業に適用される法人税の延滞利子は、これとは全く異なるようだ。
法人税の場合、申告日や納付期限の次の日から未納である1日ごとに0.03%に該当する加算税が追加される。 これを月金利で換算すると、0.9%、年金利で見ると、10.95%だ。
力のある企業には寛容だが、お金なく、背景のない一般庶民には過酷なのが延滞利子の実情だと言っても過言ではないわけだ。 ために合理的な再調整が必要だという指摘が多い。
20日、金融圏によると、SKT・KT・LG Uプラスなど移動通信社三社の延滞料金について2%の加算金を受けている。 加算金は移動通信会社がすべて同じ水準だ。
移動通信会社の関係者は"1ヵ月の料金を延滞した場合3ヵ月に1ヵ月分、通信料金について2%の滞納加算金が追加される"、"これは1万ウォンに200ウォン水準"と説明した。
韓国、法定最高金利で1万ウォンを借りると、利子だけで月233ウォンを払うことになる。 通信料金と33ウォンの差だ。
しかしこれは法定最高金利の年27.9%を適用したケースだ。 法定最高金利を月金利で見ると、2.325%だ。 電話の料金滞納加算金利と0.33%pの差に過ぎない。
延滞利子は、電気料金が通信料金より少し低い水準だ。 韓国電力は、未納のされた電気料金について、月1.5%の延滞料率を最大2ヵ月(1ヵ月1.5%、2ヵ月目から3.0%)間の適用している。 韓電は実際の延滞日数に該当する延滞料を計算して賦課する。
モバイル小口決済の延滞利子の場合、状況はもっとひどい。
ダナルやモビリアンス(Mobilians)などが代行するモバイル小口決済の延滞利子は月3~5%で通信料金の延滞加算金金利より高い。 これを年で換算する場合、最高60%水準だ。
小口決済会社の関係者は"最初の延滞金について、月4%の加算金が請求した後、もう1%が加わり、5%になる"、"二回にわたって延滞金を受けてからは、債券を他の会社に売却する"と話した。
延滞利子の断然最高峰は健康保険料だ。 他の追随を許さないほどだ。 最高で月9%の加算金利が付くためだ。
まず健康保険料を出せなければ、3%の延滞利息が適用される。 次の月も延滞された場合1%pずつ追加される。 延滞から最初の月は3%、第二の月には4%、三ヵ月目5%に増加するやり方だ。
保健福祉部の関係者は"1%ずつ加わって、最高9%が適用される"、"7カ月後からは毎月9%の加算金がつく構造"と説明した。
これらの延滞利息が過度に高いということも問題だが、もっと大きな問題は、所得水準や生活状況を全く考慮せず、貸金業者と匹敵、あるいはそれ以上の水準で無差別に賦課されるという点だ。
貸付金業者は利用者の信用等級が8・9・10等級格付けの低い消費者に27.9%の金利を適用している。 信用度が良ければ金利をさらに引き下げてくれる。 しかし、延滞の加算金利に、このようなものがあるはずがない。
また、一括賦課に劣らず企業に適用されている延滞法人税とも大きな差を見せているという点も簡単に納得しがたいくだりだ。
これに対しての延滞利子を賦課する該当機関の関係者は"延滞利子は年間金利で見られる問題ではなく短期的に見なければならない"、"払わなければならないお金を適時に納付できなかったことに対して一種のペナルティー"と主張した。
(翻訳:みそっち)
ちょうどね、朝鮮末期の庶民の生活っていうのが借金まみれだったわけですよ。当時の記録では40%(年利か月利はっきりしない)というのが最低水準でしたから、借りたお金を次の日に返しても40%増しになるという仕組みだったわけです。
朝鮮時代というのは貨幣社会ではありませんでしたから多分労働による対価で支払いが行われていたようです。 つまり奴隷労働ですね。
その一方で農村部では、例えば”田植え”の種もみですが、これは毎年借りなきゃならない仕組みになっていて、大げさに言うと一握りの種もみから1俵のコメがとれるとすると1俵の半分が種もみを貸したひとの取り分ということになるんですね。
残ったコメから年貢(年貢はコメとは限らないけど)も出さなきゃなりません。そうなると朝鮮のお百姓の口にコメが入るなんてことは無いわけです。ですから小鳥の餌とか箒の実みたいなものを主食にしていたというのが事実なんですね。
よそ様の田畑で小作料を払って種もみも借りて収穫したら半分持っていかれてさらに年租も持ってかれちゃうわけですから誰もまじめに農業なんかやらないわけですよ。
そんな時代が500年も続くと新田開墾水路開削なんてことは誰も考えもしないのですね。そのままニホン統治の時代になっても借金体質は変わりませんから、お金を稼いで返済するなんてことは韓国朝鮮の常識からみるとなかなか馴染めないことなのでしょう。 とは言っても近代社会では借りたら返すというのが常識ですから、娘を妓生に売ったりするということはニホンの統治時代を通じて現在になってもずっと行われてきたことなのです。
韓国には傳貰(チョンセ)っていう部屋の借り方があるじゃないですか。金利が良かった時代には家主に”まとまったお金”を預けて毎月の支払いが無いっていうアレです。
部屋から出ていくときにはお金が減らずに戻ってくるというアレですね。
その”まとまったお金”っていうのって最初はどうやって用意するのでしょうね。ええじつはチョンセのお金っていうのを銀行に借りるわけですよ。お金が戻ってくるという用途に使われるのですから銀行も審査を甘くして貸してくれるんですね。
ちなみに借りたひとにしてみれば家主に預けてもやがて返ってくるお金ということですから家主に貯金するようなものです。(利息が家主の取り分だからね)
そうなると、毎月の支払いが無いわけですから。”家賃”を払っているというのとはちょっと違いますね。 このチョンセという制度がニホンに伝えられた時に、”家賃ではない=持ち家?”なんていう誤解まで生まれたことがありました。
ニホンでは家賃を払ってないとなれば『持ち家?』ってことになりますからね。
チョンセでは数年ごとに契約更改があります。そのまま住むと増額しなきゃなりません。『じゃぁ引越しするからお金を戻して』なんて言うと家主さんが困りますよね。
家主さんだってどっかにお金を使っちゃっていたりするかもしれないのです。だから手加減して急に言い出したりしないという庶民感覚があるようです。
そのへんと、延滞金のつく借金を同じ感覚で考えちゃうのが”韓国型思考”なのかもしれません。
たとえば”携帯端末”ですがこれは韓国でもニホンと同じように本体価格を長期分割の通話料込みで支払うプランが普通です。これが実はイイ商売ですからね。一括払いで買い取りなんてことは誰も喜ばないのでしょう。使用者のほうも”3年契約で毎月コレコレ”という計算をするようです。3年目のスマホなんて残存価値があるのかなんてことは考えないようにしているんですね。それでも使用者のほうはそれでいいと思ってるのですからイイんじゃないでしょうか。