24時間CCTV、指紋認識入退室、リアルタイム文字監視…'監獄'
韓国ではこどもを監視付きで勉強させる”読書室”が大繁盛らしい
[ソウルミーナ]旧正月の連休期間、ソウル木洞に住んでいる中学生イさん(15)は休みが終わったら通っていた読書室を決める過程で母親とひとしきり言い争いを行った。 職場を通っている母が入退室時に両親に文字メッセージを送ってくれる指紋認識機がついた読書室にすることを勧誘してからだ。
イさんが"過度な干渉"と反対の立場を曲げず、秋夕の雰囲気は一瞬冷ややかになった。
週末に"読書室に行ってくる"とした後、親に内緒で友達らと違う所に遊びに行く'さぼり'はもう昔の思い出を取り扱った映画の中で出そうなことになった。
わずか10年前までも読書室にいってくると言えば親の監視網を避けることができたが、最近では指紋認識機を通じて読書室に出入りした時間がリアルタイムで親に転送されるからだ。
最近の読書室には、指紋認識機だけでなく、生徒一人一人の勉強時間を自動的に測定するシステムも設置されている。 名門大学進学率が高く、7~8学区と呼ばれる大峙洞(テチドン)・木洞(モクドン)などには週・月単位で勉強時間を集計して'実績王'を選抜する読書室が数え切れない。学生別に両親には子供の勉強量をチェックできるように月刊レポートの形式の統計を電子メールで送っている。
ある学生は"休みの時には少なくとも10時間以上座を守ってこそ、実績が上位圏に挙げられる"と話した。 閲覧室内部にはページをめくる学生を四方から観察する閉鎖回路(CC)TVが稼動される。 読書室の高級化で1人の閲覧室が登場してから個々人の勉強の画面をクローズアップすることができるところも出た。 まだ勉強中の子供姿を携帯電話で見せてくれるところはないが、技術水準に照らしてみると、その気さえあれば不可能なこともない。
両親が子供の塾の受講スケジュールが盛り込まれた時間表を読書室に提出すれば、講義がその時間に呼び出して自習を促す'管理型読書室'も登場した。 予定された時間に生徒が来ないと、親にさっそく電話して一部始終を聞くやり方だという。 また、インターネット講義に対する需要が増え、読書室の中にパソコンを使うことができる空間が他にいて、お茶を飲んでご飯まで食べられるカフェができたところも多い。 最近読書室は広告チラシなどを通じて"一度入室すれば、一ヵ所で学習で休憩まですべて可能するために能率が極大化される"と広報している。
読書室が情報技術(IT)に会って、一段階進化し、'○○読書室''○○勉強部屋'など伝統的名称は時代遅れになって久しい。 '○○LAB(ラップ)''○○LOUNGE(ラウンジ)''○○LIBRARY(ライブラリ)など外国語を付け加えて衣替えした。 施設が良いところは月利用料が20万~30万ウォンに達するが、これさえも満席の場合が多々あり、登録待機者が相次いでいる。
最近は塾と読書室がひとつに連携して運営される形態も人気を集めている。 国・英・数科目を網羅して教えるための予備校の授業の場合、学生たちに、国語授業を先に聞いてもらうようにして次の授業開始前の間に同じビルにある読書室で自習をさせる。 自習が終わると英語と数学授業を順に聞かせる形で運営される。
木洞(ヤンチョング・モクドン)の入試塾講師のキム某さん(33)は"読書室入口に大学生アルバイト生が守っているために定められた時間には席を守るしかない"と話した。
学生たちの立場では刑務所でもないのに、'プライバシー侵害'という不満の声が出ている。 だとしてもと"君がやましくなければ、何の関係か"という親の戒めの前に、とくに言い訳もできない。
経済権がない立場で親の手に引かれて読書室に登録するために選択権もない実情だ。 国家試験を準備しながら中・高等学生たちと同じ読書室に通うコ某氏(30)は"この頃はここに通っている学生たちを見ながら'読書室は解放区'というのが昔の言葉を実感する"と話した。
事情がこうだから、いざこざの末に両親が監視の強度が少ない公共図書館を折衷案として出す場合もある。 中学校2・3年生の子どもを置いているユン某氏(47)は"30年前には読書室に行くと嘘をついたあと、友達と遊んでいたことも思い出したりして、非人間的な読書室に代わって、区立図書館に送っている"と話した。
(翻訳:みそっち)
やっぱりニホンが義務教育なんてものを持ち込んだことで恨みに思っているのでしょうね
こちらも個室営業でしょ