遺族に届く'延滞'督促…'指針'も知らん振り
セヲル号の死人にも徴兵検査の連絡が来る国では、死んだ人にも借金の催促が
韓国人が死亡の届出をしないメリットとは?
[ソウルミーナ]家族が世を去って心の余裕がない遺族に対し、金融会社らが亡くなった人の借金督促をしています。三ヶ月間は延滞利子も払わせないという金融当局の指針は無視されています。
この3日、全羅南道海南の船着場から乗用車が海に落ちて50代の女性など3人が死亡しました。
この事故で妻と息子を失ったイム某氏は最近、ある貯蓄銀行から郵便を受けました。
妻が昨年11月、金を借りたのに、返済日である今月15日まで元利金を返していないということです。
妻は返済日の10日あまり前に死亡しており、貯蓄銀行も、金監院を通じて、このような事実を知らされた状態でした。
延滞利子を課すという貯蓄銀行の圧迫に、イム氏は急いで他の場所でお金を借り、妻の借金を返済しなければならなかったものです。
<録音>イム某さん(債務者の遺族/音声変調):"(納入期限で)一日だけでも延滞者に分類をします。 死亡した事実を知っているにもかかわらず、督促状を送ってきました。 それは故人に対する冒涜です。"
金監院はこの2012年から死亡3ヵ月までは延滞利子を賦課しないように、一線の金融会社に指針を下しました。
遺族が死亡者の債権と債務を確認して相続するかどうかを決定する最小限の時間を保障するためです。
しかし、第2金融圏や消費者金融は、金監院から債務者の死亡通知を受けても、何度も無視するのが常です。
<録音>某貯蓄銀行の関係者:"与信管理チームでは毎回(死亡通知を)の照会をするものではありません。 それで死亡事実を知るまでは時間がたくさんかかります。 数日後に我々が知ることができる、このようなのではないんです。"
最低限の配慮も忘れた一部の金融会社の行動に遺族たちが二度泣いています。
(翻訳:みそっち)
負債を放棄するっていうのはこういうことだったんですね。ママが借りてもママが死んじゃえばパパは返さなくてもいいという選択ができるんです。
ママの債務関係一切を放棄するってことですから、ママのへそくりが出てきても手出しできないのでしょうか? これは興味深い判例があるんですよ。債務者が連帯保証を受けていないから債務は帳消し、銀行の口座にあった残高は遺族のもの>>>こんな感じです。そういうわけなので埋めたりする事件はいくらでもあるんですよ。
もうひとつ特徴的なのは”死亡届を出すとそれで完了”ということを心配しているんですね。セヲル号の遺族が死亡届を出すことを拒否しています。これは明確な法律違反ですが、韓国では被害者特権が完備しているので、『うちの子が死んだというお役所の受付が済むまでは子供たちは生きている』ということを主張したいのですね。生きていると主張するわりには遺族の会だったりするんですが”行方不明学生の会”では人数が集まらなかったのだそうです。
どのような場合でも遺族商売というものが成り立つのはどうやら韓国だけの限られた現象みたいです。中国人だとお金を貰えば一件落着するし後から口出しすることも無いそうですが中国に住む朝鮮族とよばれるひとたちは韓国に入国すると急速に韓国化するのだとか。
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次回予告 長編になりそうな予感
韓国にある中国人街を知る
韓国人が観光で行く仁川や釜山の中華街とはちがう、本場の中国人がそのまま住んでいる”中華街”がソウルのあちこちにある
ソウル特別市 永登浦区 大林洞 の中国人街のようす
韓国のあちこちに出来た中国人街では中国語の看板がならび、まるで中国に来たような錯覚さえ感じられるほど中国している。観光で訪れるひとは皆無で、韓国まで働きに来た中国人たちが集まって出来た街らしい。
お金の送金も少額から早くて簡単で便利というのがおすすめの言葉 もちろん違法
歩いているのもほとんどが中国人、ハングルの看板も少しある