兵隊の外出が止まった、周辺商店は売り上げ減に大反発
陸軍、全部隊の兵士外泊・外出17日まで統制中
8日、陸軍によると、前方地域を含めて全部隊所属の兵士たちの外泊と外出が来たる17日まで統制される。
関係者は"昨日対北朝鮮拡声器放送再開が決定され、すぐに軍事態勢を強化しなければならない状況になった"、"ひとまず、十日ほどの期間の将兵たちの外出・外泊が統制される"と伝えた。将兵の休暇の請求権はそのまま使用することができる。
陸軍はこれと共に中隊長級以上の指揮官の休暇も暫定的に中止させた。
陸軍のこの決定は4回目の核実験に対する韓国側の対応措置である対北朝鮮拡声器放送が8日全面再開され、局地挑発など北朝鮮軍の軍事挑発の可能性が高くなったためだ。
先立って、軍はこの8月、京畿道漣川西部戦線で北朝鮮軍砲撃事件が発生すると、将兵らの外出と外泊を統制した。また、このにも6月、メールスの拡散防止のためにも発生地域の軍部隊の外出と外泊を禁止した。
（翻訳：みそっち）
ええとですね、韓国の兵役は最近だと21ヶ月ですよね、これは二等兵とかの下っ端のハナシです、あのお給料が1万五千円の人たちですね。
彼らは毎週日曜日でも外出ができるわけではなくて兵舎のある部隊の敷地から外に出かけられるのは休暇の時だけになります、休暇も外出も無くなっちゃったわけですが元からあんまり外出がないので影響はほとんど無さそうですね。
外出が無いですから面会もできないと思います。ついでに言うと兵隊にも守秘義務があるのでどこの部隊にいるのかもホントは言っちゃいけないハズです。
それとは別に永久服務とよばれる下士官や将校がいます。彼らの勤務する部隊の中に住んでいるわけじゃないので普段なら彼らは部隊の外から電車バス自家用車などを利用して通勤してきます。休暇で自宅に帰っていて連絡があれば部隊復帰するというのが軍人ですよね、これに遅れると脱走兵みたいにされちゃうこともありますね。
今回のはこのあいだの核実験とｷﾀ朝鮮への放送再開で本当の実弾が飛んでくるかも知れないので兵隊を全部部隊の中に待機させておくという状態なわけです。
そうなると交代でお休み時間はありますが、即時待機組とか二次待機組とかに編成され平時の訓練はすべて中止されます。食事当番は一日4回の勤務になるし部隊内での寝起きする人数が急に増えるので部隊内の売店の商品も品薄になりますよ。
ここで困るのが毎週入ってくる新兵さんですよね。韓国軍では毎週新しい兵隊がやってきます。いきなり最前線の鉄条網のすぐそばの部隊勤務というケースもあります。
※とは言っても最前線勤務は交代制なので同じ部隊から4週間ごとに総入れ替えで交代がありますよ
そうなるとのんびりと兵隊生活に馴染んでから実施部隊に配置されるという順番がちょっとずれてきますよ。普段のような訓練（走ったり這い回ったり）が無いわけですから新兵さんには楽チンなんでしょうけど部隊の中には自宅に帰るはずの下士官なんかが夜になってもゾロゾロ残っている状態なのでたぶん気疲れしちゃいますね。
こんな状態がおわると外出してない兵隊が大勢たまってくるので、平時の倍くらいの外出許可で兵隊が街にあふれ出します。部隊内の人数が少なくなっちゃいますが、部隊内に残る兵隊は大忙しになったりします。
この外出外泊の自粛程度では兵隊に実弾が配られるまでにはまだ間があります。兵隊の父兄が騒ぐことの多い韓国軍ですから休暇が再開されればそれがまた大きなニュースになって知られることになるでしょう。