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軍用移動販売車⑦

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新世代兵士ら自己管理徹底…"ちり紙・シャンプー飛ぶように売れる"


イメージ 1[国防ミーナ]16日午前11時、京畿道坡州市、陸軍1師団雷岩監視所。体感温度が氷点下15度まで下がった中で黄色い色で塗った3.5tのトラック一台がでこぼこしたセメント舗装の道をがらがらとやってきた。

陸軍第1師団といえばニホンでもファンのいるペク将軍の指揮していた南北国境近くにある歩兵師団のこと。朝鮮戦争の初日に駐屯地をキタ朝鮮軍に占領されて以来第1師団のあった開城市はキタ朝鮮領内にある。

トラックは最前線の兵士たちが生活する監視所の前庭に立った。 さらに、トラックから降りた男性がトラックに向かってリモコンを押すと、まるで映画'トランスフォーマー'に出てくる車両のように'ギィ~'という音を立てて変身し始めた。 トラックの横面と裏面の蓋が開くと内部に設置された30個の仕切りにはラーメンとお菓子、石鹸など生活必需品が満ちていた。


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▲最前方隔奥地の将兵たちに黄金馬車は恋人のように嬉しいな存在だ。 陸軍1師団雷岩、監視所の兵士たちが16日、黄金馬車でおやつを購入した後、楽しんでいる。


最前方鉄柵で勤務する兵士は6ヵ月以上を外部と断絶されたまま生活する。 休暇はもちろん、外出や外泊も容易ではない。 それで、彼らに移動式売店は恋人の手紙を持ってくる郵便配達のような存在だ。 兵士たちは移動式売店を'黄金馬車'と呼ぶ。 忠誠移動クラブが正式名称だが、将兵らは短く'黄馬'ともいう。 車両全体を黄色で塗ったことから取った別称だ。



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▲黄金馬車が最前方の隔奥地部隊に移動している。 (上)陸軍1師団の兵士たちが部隊を訪れた黄金馬車に乗っておやつを選んでいる。


◆黄金馬車のご来場='黄馬'がやってくる日はお祭りだ
同日もトラックが到着すると、夜通し警戒勤務に当たって夢の世界へと陥っていた”夜勤組”将兵たちまで飛び出してきた。 転役をいくら残していないある兵士は"黄金馬車が1時間ほど滞在し、別の部隊に移動するために時間を逃すと数日を待たなければならない"、"熟睡もいいが、おやつと、歯磨き粉を買いに出た"と話した。
ウ・サンジン(46)店長は"孤島のような隔奥地で生活する将兵たちに黄金馬車は外界と連結する息の便りである"、"単に生活必需品を購入すること以上に外部社会との連結通路という意味がある"とした。

黄金馬車の前では階級もなかった。 過去には、先任兵らの機嫌を伺うために、最初から利用できなかったり、先任の購買が終わった後、ちょっと立ち寄る姿だったという。 しかし、最近では、そのような軍紀は消滅したというのが国軍福祉団関係者の説明だ。

イメージ 4同日も、先任兵らより先にラーメンと飲み物を買いに出たキム・スンホ(21)一等兵は"これ知ってますか? 真冬にチェジャンラーメンとプルタク焼きそばを混ぜてからめて食べると辛い四川風の味がします。 体がかっかとほててきんです"とし、前方部隊だけの特別な'レシピ(料理法)'を公開した。

買い物籠にチャムケラーメンと炭酸飲料などを盛り込んだイ・ウォンウ(24)二等兵は"これさえあれば最前方の軍生活も言える"と話した。 昔も今や黄金馬車は前方のオアシスであるわけだ。

購入品目では'チャンバプ'のノウハウがにじみ出た。 キム・チャンヒ上等兵は"もはや、しっかりと越冬準備をしなければならない"、チーズが入ったラーメンとお菓子、羊羹などをいっぱい買った。
キム上等兵は"入隊したばかりの二等兵と一等兵らはまだここで冬を知らないかもしれない。 大雪でも降ったら、一週間でも十日で黄金馬車がここまで来ない"とした。
数日を見れないかも分からないので、'備蓄'が必要だということだ。 量を中心に購買する新米兵士たちに比べてベテランたちは味と好みが重要だった。

キム・ソンウク(20)上等兵は"マンゴープリンは今日初めて見るおやつと一つ買ってみた"、"朝毎に提供される牛乳をおいしく食べるため、チョコ味粉末もちょっと買った"と話した。


イメージ 5民間人の出入りが禁止された前方ではちり紙も特別扱いだ。
過去には、全ての生活必需品を軍が補給したが、最近はお金で支給して好みの物品を買うようにしている。
そのため、黄金馬車が切れれば、ちり紙も買うことができない。
ウ店長は"朝ごとにトイレットペーパー100個程度を載せているが部隊4~5ヵ所(150人前後)を回ってみると、品不足が起こりがち"と"仕方なくひとり当たりのちり紙を2個までの販売にしている"と話した。


◆4.5tの最新式のコンビニ
陸軍は1979年、いわゆる′軍用トラック'と呼ばれるK-511トラック(2.5t)11台を改造して移動式売店を運営し始めた。 車体全体を黄色で塗ったのが黄金馬車の始まりだ。 現在では3.5tの商用トラックを改造して45機を運用しているが、色はそのままだ。 黄金馬車の命脈を維持するためだ。
黄金馬車が訪れる場所は隔奥地であるため、道路事情がよくない。 それで大きな車両を投入することができない。

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3年間もこの地域部隊を転々としているウ店長は2013年に初めて黄金馬車を駆って坡州(パジュ)・鳳棲山の高地にある部隊を訪れた日を忘れられないという。 本人も7年間陸軍で副士官生活をして軍曹で除隊したが、そのように難所に部隊がいるという事実に驚いたからだ。 特に同日、狭い急傾斜の道を登るとき'、間違うこともある'という気がするほどだったという。 ウ店長は"石高道・泥のような険しい道の運行が多く、車両を4輪駆動に改造し、前輪は衝撃緩衝装置を別途につけた"と紹介した。
同日、運航した黄金の馬車は昨年の生産された車両だった。 高さ3mに長さと幅がそれぞれ6.3m、2.4mで小さいコンビニエンスストアのような大きさだ。 黄金馬車には食品類はもちろん、内服、防寒手袋にシャンプーやローション、洗剤など500余りの品が備えられている。 ビール味飲料も2種類や販売されている。 もちろん、ノンアルコールのだ。

ウ店長は"4.5坪ぐらいの空間にないものを除いて全てある、萬物相"と話した。 軍は、昨年から黄金馬車を最新式に改造している。 車両の中に閉鎖回路TV(CCTV)はもちろん、エアコンやヒーターを設置した。 片側には冷凍食品・アイスクリームなどを保管するための冷凍庫もある。

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おやつの購入方法は給料が入ってきたデビットカード(愛国カード)使用がほとんどである。 カードで計算したため、ハプニングも起こっている。 同日、ある兵士は靴墨と運動用の手袋、ラーメンに入れて食べるチーズ、ハム、お菓子を買い物籠一杯に盛り込んだ後、カードを差し出した。 しかし、カード残額が不足した。 当惑した兵士は急いで家でくれた非常用'社製カード'を取り出して計算した。
ウ店長は"将兵給料日が毎月10日だが、同日、以降に何日間は黄金馬車が来たら食料品をすっかり掃いていく"、"月末や月初めには残高不足でカウンターまで持ってきたことをもう一つ一つ持っておく場合もある"と話した。

ウ店長の1日移動距離は少なくとも100キロだ。 ウ店長の新しい愛馬の2014年式3.5tトラックのマイレージは1年4ヵ月の間に三万キロを超えた。 黄金馬車はスーパーが設置されていなかった大隊級以上の部隊、隔奥地、海岸警戒部隊を対象に運営する。 野外で訓練作戦または行事の際に原・副隊長が要請すれば、支援している。
ウ店長は"黄金馬車は基本的に店長と移動マート販売兵が2人1組で動いている"、
"隔奥地なら1週間に平均2回訪問している"と話した。 一ヵ月間の売上はおよそ5000万ウォン前後だ。 売上は、国軍福祉団で集め、将兵福祉の用途に使われるようになる。


(翻訳:みそっち)




軍用移動販売車ですよ、運転手さんは最近では民間人となっています。これはつけ払いが出来ないのですね。韓国軍ではお給料日が月1回ですが、その金額はよく知られているように10~15万ウォン程度ですから、かなり緊縮財政のおとーさんたちよりもお小遣いが少ないのです。
しかしながら実家から仕送りを受け取っている兵隊さんも非常に多いのでお菓子三昧な生活をしている部隊もあるようです。


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移動販売車は海軍にもあるけどこれは海洋警察の移動販売車



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軍用移動販売車って売ってるお値段は安くないですよ






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