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食中毒になりすます韓国人

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毎週'食中毒'…半年間の食紀行楽しんだブラックコンシューマー

それでも私はうそをついていない

イメージ 1[ニュースミーナ]ソーシャルコマース顧客センターの相談員だったA(22・女)氏は、顧客が不満を強く提起すれば、すでに使用した製品も簡単に払い戻してくれということが分かるようになった。
 
A氏は、一緒に勤務したボーイフレンドとこの点を利用してグルメショッピングに乗り出した。 彼らは2014年11月、自分が働いていたソーシャル・コマースでお寿司バイキング利用券を購買して使った後、顧客センターに電話した。

"ここの食べ物を食べて食中毒にかかったが、払い戻してください。"

ソーシャルコマース側は翌日A氏の利用券決済をキャンセルしてくれた。 彼らはその時から一週間に一度の割合で高いご飯を食べて食中毒を主張した。 シーフードビュッフェ、牛肉、ピザ・パスタ、三枚肉、しゃぶしゃぶ、バック・リブ、豚足、コムタン…嘘の食中毒は、27回も続いた。  ※韓国ではこれらは高いご飯です

今年3月にもこれらはソーシャル・コマース券で夕食を解決したり、コールセンターに電話した。 ところが今回は違った。 ソーシャルコマース側が、"6ヵ月間、毎回食中毒を理由に払い戻しを受けた"と、不審に思ったのだ。

ソーシャルコマース側は、2人が訪れた企業を直接調査し、結局、嘘がばれた。 その日の夕飯で食べた'新林洞(クァンアクグ・シンリムドン)のそば2人セット'は最後の無料食事になった。

検察はA氏と彼氏を詐欺の疑いで罰金50万ウォンで略式起訴した。 A氏は犯行を否認し、正式裁判を請求した。 しかし、犯行事実を知った母に叱られた後、食中毒は嘘だったと認めた。
ソウル中央地裁刑事23単独ホチョンリョン判事はA氏に罰金50万ウォンを宣告猶予したと15日明らかにした。 ホ判事は"ソーシャルコマース側と合意になり、母が法廷に出て、'娘教育をよくさせたい'とした点などを酌量した"と話した。


(翻訳:みそっち)



相談員・カウンセラー、苦情係ともいいますが韓国では大量にいる職業です。ほとんどの企業では苦情受付電話の番号が大きく書かれていて、そのつながる先はというと一見してコールセンターのようにも見える電話機が大量に並んだ苦情処理センターとなっています。韓国型クレームは、その場だけで発火している”瞬発着火型”と、何度も何度も執拗にかけてくる”粘着タイプ”があります。それぞれにあわせた対応ということで相談員にも技量が必要とされ解決件数(先送り件数)に応じて報酬が増える場合もあります。しかし大抵の苦情処理係は短期のアルバイトであり、熟練した対応と的確な商品知識といった専門分野とは全く無関係の”受話器係”として採用されている場合が多いようです。
これと同じような電話のクレームが多いのが警察や区役所のようなところになります。こちらでは職員が対応することになりますが、専門の職員を配置しているわけでもなくうっかりでんわにでてしまうと小一時間なんていうのに付き合わされるなどの弊害が発生していて公務の妨げになっていると噂されることもあるようです。

こうした電話の場合多くは相手方の連絡先を聞くと黙ってしまう場合が多いらしく、
”韓国型匿名社会”での韓国人思考というものを見ることができます。その一方で名前を名乗り補償を求めるという御仁も多く、法的対応で望むとすれば待ってましたとばかりに饒舌になるようなのもいるそうです。そうした場合通話が録音されていることを告げるとこれまた途端におとなしくなるという性質があったりします。ただし相手先の同意のない録音は法に反する場合もあるという判例があったりするのでこちら側の対応にも注意が必要です。




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