前科なら世界最高水準の韓国国会 議員失職ってどのくらいいるの?
第20代国会11人目の議員職喪失...すでに10人余りが金バッジ返却
[ソウルミーナ]13日、政界によると、20代国会で裁判所の判決によって議員職を失った議員は計11人(自ら辞退1人を含む)と集計された。
議員職を失った議員を政党別にみると、自由韓国党(前身のセヌリ党を含む)所属が7人で最も多い。
不逮捕特権がある韓国の国会は任期が4年の一院制で、議員定数は300人だが、11人程度の議員失職はまだ序の口だ。17代18人、18代21人、19代の22人と比較すると比較的少ない数値だ。しかし、最高裁の判決を待っている議員が多いので、数字はさらに増えるものと見られる。
選挙違反も深刻な状況だ、韓国の公職選挙法は、当選者が罰金100万ウォン以上、会計責任者・選挙事務長・配偶者・直系尊卑属が罰金300万ウォン以上の刑を受けると当選を無効とする。
(ソウル/みそっち)
議員在職中は不逮捕特権があるので何をやらかしても本人が居座る意思を崩さなければ議員辞職は無い。そのため議員資格をはく奪するには選挙違反で当選したことを示せば良いことになる。すなわち報復的に議員失職をさせるためには3年も前の選挙での不正が明らかにされてこそ議員辞職となるわけだ。
しかも、韓国では大統領任期が5年であることもあって4年が任期の国会議員の選出と大統領の選出には時間的なズレが生じる。これが野党議員の大量当選無効や現職大統領の弾劾といったことが頻繁に起こる理由である。
政権野党となったら古い不正が暴かれて議員は失職する、政権が飽きられて対立政党が議会を掌握すると大統領は弾劾。という連鎖が繰り返されているわけだ。
そういう国ですからね、